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ルーレットの控除率(ハウスエッジ)と配当(ハウスオッズ)を徹底解説!

ルーレットの控除率(ハウスエッジ)と配当(ハウスオッズ)を徹底解説!

ルーレットは他のギャンブルと比較して、還元率が高く控除率(ハウスエッジ)が低いゲームといわれています。

しかし還元率や控除率の意味・計算方法については、理解していない人が多いのではないでしょうか?

ルーレットにはいくつかの種類があり、勝率を上げるためにはこれらを正しく理解しておくことが必要です。

この記事では還元率や控除率の基本から計算方法、ルーレットの種類ごとの控除率などを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

リン
リン

難しい計算はしたくないし苦手です。

大丈夫です!リンにも理解できるようにわかりやすく説明していきますね。

セレナ
セレナ

ルーレットの控除率(ハウスエッジ)とは胴元(カジノ)の利益のこと

控除率

ルーレットの控除率(ハウスエッジ)とは、胴元(カジノ)の利益のことです。

カジノでは、プレイヤーが支払った賭け金の中から胴元(カジノ)が一定の割合を受け取り、残りのお金がプレイヤーに払い戻されます。

つまり、控除率はプレイヤーが賭け金に対して損をする割合なので、控除率が低いゲームほど勝ちやすいといえるのです。

また、プレイヤーに支払われるお金の割合を還元率といい、還元率が高いほど勝ちやすいゲームといえます。

ルーレットの控除率の計算方法

ルーレットの控除率(ハウスエッジ)は、以下の計算式で算出できます。

ルーレットの控除率(ハウスエッジ)の計算式

控除率(%) = 100 - ((配当倍率 × カバー数 ÷ 全スポット数)× 100 )

この計算式を元にルーレットの控除率も計算してみましょう。

まず、赤・黒賭けからです。

赤・黒賭けは配当が2倍、どちらに賭けても37スポット中18個の数字をカバーするので、以下のようになります。

▼赤・黒賭けの場合

100 - ((2 × 18 ÷ 37)× 100 ) = 約2.7%

したがって控除率は2.7%になります。

次にストレートアップベットを見てみましょう。

ストレートアップベットは配当が36倍、37スポット中1個の数字をカバーするので、以下のようになります。

▼ストレートアップベットの計算式

100 - ((2 × 18 ÷ 37)× 100 ) = 約2.7%

こちらも控除率は2.7%です。

他の賭け方についても同様で、ルーレットではすべての賭け方で控除率が2.7%に統一されています。

賭け方によって控除率が変わることはないので、安心して遊べますね。

還元率(ペイアウト率)は賭け金に対して返ってくる割合

還元率(ペイアウト率)とは、プレイヤーが賭けた金額に対して返って来る割合のことです。

上で解説したように、ルーレットでは賭け金から控除率を差し引いた金額がプレイヤーへ還元されます。

ルーレットの控除率は2.7%なので、還元率は97.3%ということになります。

期待値は賭け金に対して戻ってくる見込み金額

期待値とは、賭け金に対して戻ってくる見込み金額のことをいいます。

ギャンブルの期待値は「稼げる金額 x 勝つ確率」で算出できます。

また結果が複数ある場合は、「稼げる金額 x 勝つ確率」をそれぞれ足して計算します。

たとえばコインを投げて表裏のどちらかを予想し、外れた方が当たった方に100ドル払うとしましょう。

何らかのインチキをしなければ、コインの表と裏の出る確率は50%です。

この場合、勝ったら100ドルをもらえるので自分の資金は200ドルになります。

したがって、「200ドル x 50% = 100」

つまり、このギャンブルの期待値は100ドルとなります。

控除率が0%もしくは還元率が100%を超えるカジノゲームはない

カジノゲームは、他のギャンブルより還元率が高く設定されていますが、控除率が0%で還元率が100%を超えるものはありません。

控除率が0%ということはオンラインカジノの取り分が0%ということですから、それでは運営が成り立ちませんよね。

したがって、オンラインカジノならサーバーやセキュリティ、ライブスタジオなどの維持費、スロットやビデオゲームの導入費用、従業員への給料などを支払うために一定の控除率を設けています。

また控除率と還元率を足すと必ず100%になるので、控除率が差し引かれるということは還元率が100%を超えることはありません。

短期的には還元率が100%を超えることはありますが、長期的には還元率と控除率はカジノ側の設定した数値に収束していきます。

ルーレットを例にすると、100ゲーム程度ならプレイヤーの還元率が100%を超えることはありますが、数十万、数百万回と試行回数を重ねていくと、還元率は97.3%に限りなく近づきます。

これを「大数の法則」といい、オンラインカジノが安定した経営を続けていける理由の1つです。

ルーレットの種類別の控除率(ハウスエッジ)

続いて、ルーレットの種類別の控除率(ハウスエッジ)を見ていきましょう。

ルーレットは、大きく分けるとヨーロピアンルーレット・アメリカンルーレット・フレンチルーレットの3種類があるのでそれぞれ順番に解説します。

ヨーロピアンルーレットの控除率は2.7%

賭け方カバー数控除率
ストレートアップベット1点2.7%
スプリットベット2点
ストリートベット3点
コーナーベット4点
フォーナンバーベット4点
ダブルストリートベット(ラインベット)6点
ダズンベット12点
コラム(カラム)ベット12点
赤・黒賭け18点
奇数・偶数賭け18点
ハイ・ロー賭け18点

ヨーロピアンルーレットは、「0」と「1~36」の全37スポットで構成されており、すべての賭け方で控除率は2.7%になります。

したがって、ヨーロピアンルーレットにおいては「ストレートアップベットの方が控除率が低くて勝ちやすい」「赤・黒賭けは控除率が高く勝ちにくい」など、賭け方による有利・不利はありません。

アメリカンルーレットの控除率は5.3%

賭け方カバー数控除率
ストレートアップベット1点5.3%
スプリットベット2点
ストリートベット3点
コーナーベット4点
ダブルストリートベット(ラインベット)6点
ダズンベット12点
コラム(カラム)ベット12点
赤・黒賭け18点
奇数・偶数賭け18点
ハイ・ロー賭け18点
ファイブナンバーベット5点7.89%

アメリカンルーレットは「0」「00」「1~36」の全38スポットで構成されており、ファイブナンバーベットの控除率のみ7.89%で、他の賭け方は5.3%です。

ヨーロピアンルーレットに「00」を1つ追加するだけで控除率が倍以上に上がっており、プレイヤーに不利な設定となっています。

ファイブナンバーベットはアメリカンルーレット特有の賭け方ですが、こちらは控除率がさらに高くなっており、使わない方が無難です。

アメリカンルーレットはリアルカジノで主流となっていますが、実店舗型のカジノは経費がかかるため、控除率の高いアメリカンルーレットを採用していると考えられます。

フレンチルーレットは特殊ルールにより控除率が1.35%になることも

アンプリゾンとラパルタージュ

フレンチルーレットは、ヨーロピアンルーレットと同じ全37スポットで構成されていますが、イーブンベット(2倍配当の賭け方)に対して「アンプリゾン」「ラバタージュ」という特殊ルールを採用しています。

アンプリゾンとは、イーブンベット(赤黒、奇数偶数、ハイロー)に賭けて「0」が出た場合、賭け金の半分が没収されますが、次のゲームで勝つと残り半分に対する2倍配当が早い戻されます。

つまり、±0になるチャンスがあるということです。

ラパタージュは、イーブンベット(赤黒、奇数偶数、ハイロー)に賭けて「0」が出た場合、賭け金の半分が没収されて、残りの半分が払い戻されます。

こちらの方がシンプルなので、オンラインカジノでは基本的にラパタージュを採用していることが多いです。

この2つの特殊ルールによって、フレンチルーレットでは2倍配当の賭け方の控除率がヨーロピアンルーレットよりも低くなり、アンプリゾンについては1.35%に下がります。

したがって、2倍配当に賭けることが多い人はフレンチルーレットを選ぶといいでしょう。

その他の賭け方の控除率については、ヨーロピアンルーレットと同じ2.7%です。

リン
リン

控除率ってルーレットの種類によって結構な開きがあるんですね。

オンラインカジノで遊ぶなら、理由がない限りヨーロピアンルーレットがおすすめです!

セレナ
セレナ

ルーレットの配当(ハウスオッズ)とは

ルーレットの配当

ルーレットの配当(ハウスオッズ)とは、的中時に賭け金に対して払い戻される倍率のことです。

たとえば、1ドルを2倍配当に賭けて的中すると、1 x 2 = 2ドルが払い戻されます。

バカラやブラックジャックは2倍配当が基本になっていますが、ルーレットでは、賭け方によって2~36倍まで様々な配当が用意されており、「手堅く2倍に賭ける」「36倍の高配当を目指す」などプレイヤーによって配当を選べる点がメリットです。

ルーレットの配当は実際の確率よりも低く設定されている

ルーレットの配当は、実際の配当よりも低く設定されています。

これは、あらかじめ胴元(カジノ)が控除率を差し引いていることが理由です。

ヨーロピアンルーレットの配当

賭け方配当倍率確率上の配当倍率
ストレートアップベット36倍37倍
スプリットベット18倍18.5倍
ストリートベット12倍12.33倍
コーナーベット9倍9.25倍
フォーナンバーベット9倍9.25倍
ダブルストリートベット(ラインベット)6倍6.17倍
ダズンベット3倍3.08倍
コラム(カラム)ベット3倍3.08倍
赤・黒賭け2倍2.06倍
奇数・偶数賭け2倍2.06倍
ハイ・ロー賭け2倍2.06倍

ヨーロピアンルーレットの配当倍率と確率上の配当倍率を比較しました。

ストレートアップを例にすると、ヨーロピアンルーレットは「0」と「1~36」の全37スポットで構成されているので、確率上の配当倍率は37倍ですが、実際の配当倍率は36倍です。

スプリットベットを見ると、確率上の配当倍率は18.5倍ですが、実際の配当倍率は18倍になっています。

このように「1~36」の数字に「0」を加えることで、カジノ側が控除率(ハウスエッジ)を取っているのです。

アメリカンルーレットの配当

賭け方配当倍率確率上の配当倍率
ストレートアップベット36倍38倍
スプリットベット18倍19倍
ストリートベット12倍12.67倍
コーナーベット9倍9.5倍
ファイブナンバーベット7倍7.6倍
ダブルストリートベット(ラインベット)6倍6.33倍
ダズンベット3倍3.17倍
コラム(カラム)ベット3倍3.17倍
赤・黒賭け2倍2.11倍
奇数・偶数賭け2倍2.11倍
ハイ・ロー賭け2倍2.11倍

上記は、アメリカンルーレットの配当倍率と確率上の配当倍率です。

アメリカンルーレットは「0」「00」の2つがあるので、さらに控除率の差が広がっています。

ヨーロピアンルーレットでは37→36倍だった倍率の差が、アメリカンルーレットでは38→36倍となっており、プレイヤーにとっては不利であることが分かりますね。

その他の賭け方についても同様です。

オンラインカジノと公営ギャンブルの控除率(ハウスエッジ)を比較

上記は、オンラインカジノと国内の公営ギャンブルの控除率(ハウスエッジ)を比較したものです。

この表を見ると、公営ギャンブルの控除率がオンラインカジノよりも圧倒的に高く、胴元に有利になっていることが一目瞭然ですね。

競馬や競輪などは25%もの控除率を取られますし、宝くじに至っては売上金の半分以上を胴元(国)が取っています。

これほど控除率が高いと、継続して勝つことはほぼ不可能です。

一方、オンラインカジノの控除率を見るとバカラルーレットブラックジャックともに1~3%程度で、勝ちやすいギャンブルであることが分かります。

また、オンラインカジノ業界は競争が激しいため、入金ボーナスやキャッシュバック、リベートボーナス、賞金付きトーナメントなど魅力的なイベントを各社競って開催しているので、それらを利用することによってさらに控除率を下げることが可能です。

ギャンブルで稼ぎたいなら、公営ギャンブルには手を出さずオンラインカジノを選ぶべき、といえますね。

オンラインカジノで遊ぶならヨーロピアンタイプのルーレットがおすすめ

オンラインカジノで遊ぶなら、還元率の高いヨーロピアンルーレットを選ぶようにしましょう。

ここでは、オンラインカジノでプレイできるおすすめのヨーロピアンルーレットを紹介します。

ジャパニーズルーレット(Japanese Roulette)

ルーレット

ジャパニーズルーレットは、通常のヨーロピアンルーレットと同じルール・配当ですが、日本人ディーラーがゲームを進行する点が特徴です。

ルーレットはシンプルなゲームなので、ディーラーが外国人でも特に不具合はありませんが、英語が苦手な方や初心者の方にとっては日本人ディーラーの方が安心して遊べますよね。

そんな方には、こちらのジャパニーズルーレットがおすすめです。

画面にはライブチャットも設置されており、日本語で話しかけると愛想よく返事してくれるので、リラックスした気分でルーレットを楽しめます。

ライトニングルーレット(Lightning Roulette)

ライトニングルーレットは、ライブカジノ業界最大手のプロバイダであるEvolution Gaming社からリリースされているギャンブル性の高いルーレットです。

ライトニングルーレットではベット時間が終了すると、ライトニングラウンドという演出がスタートし、画面中央に1~5個の数字(ライトニングナンバー)と最大500倍のマルチプライヤー配当の抽選が行われます。

そして、ライトニングナンバーがストレートアップベットで的中すると、表示されている倍率が適用されるという仕組みです。

ライトニングナンバーはストレートアップベットのみに適用され、その他の賭け方や配当については通常のヨーロピアンルーレットと同じなので、赤・黒賭けやコラムベットなどで軍資金を稼いで、チャンスと思った時にストレートアップベットで勝負するといった遊び方もできます。

通常のルーレットには500倍の配当を狙える賭け方はないので、ルーレットで一攫千金を目指したい方はぜひライトニングルーレットをお試しください。

スピードルーレット(Speed Roulette)

スピードルーレットはその名の通り、ベット時間が短くスピーディーにゲームが展開する点が特徴です。

通常のライブルーレットはベット時間が15~20秒ですが、スピードルーレットは5秒程度なのでビデオルーレットと同じ感覚でサクサクとゲームが進行し、短時間で多くのゲーム数をプレイできます。

ただし、複数の数字やエリアにベットする場合には間に合わない可能性があるので、初心者の方はノーマルなルーレットで慣れてからスピードルーレットをプレイするといいでしょう。

基本的なルールや配当については、一般的なヨーロピアンルーレットと同じです。

まとめ

今回はルーレットの控除率(ハウスエッジ)をテーマに、ルーレットの種類ごとの還元率・控除率や計算方法などを解説してきました。

ルーレットは公営ギャンブルより圧倒的に控除率が低く、プレイヤーに有利な設定になっているのがお分かりいただけたかと思います。

また、オンラインカジノには様々なタイプのルーレットがありますが、基本的にはヨーロピアンルーレットかフレンチルーレットがおすすめです。

当サイトでは、ルーレットの様々な必勝法についても詳しく解説していますので、本格的にルーレットで稼ぎたいという方はぜひご一読ください。

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