かつてのパチスロ界を熱狂の渦に巻き込んだ5号機。その歴史とともに数々の名機が生まれ、伝説となった機種も少なくありません。
本記事では、そんな5号機の中でも特に興奮とロマンを追い求めた「ハイスペック機」に焦点を当て、懐かしの名機の数々を振り返りながら、機械割ランキング形式でご紹介いたします。
このランキングを読むことで、過去のハイスペック機種の魅力を再発見し、パチスロの楽しさや奥深さを再確認できるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
5号機の機械割ランキングを紹介するにあたって
パチスロ5号機の魅力といえば、その機械割によってもたらされる高い勝率と多彩な演出です。
本記事では、パチスロ初心者でも理解しやすいように「機械割」とは何かを詳しく解説し、5号機の機械割が高い機種トップ10をランキング形式で紹介します。
パチスロにとって機械割は非常に重要な指標です。高い機械割を持つ機種は勝率が高く、大量出玉の獲得にも期待できます。
機械割の知識を深めることで、勝ちやすい機種が見えてきます。機種選びや立ち回りに役立てられるため、パチスロをより一層楽しめるようになるでしょう。
パチスロの機械割とは？
機械割とはプレイヤーが投入した金額に対して、理論的にどれぐらいの割合で払い戻しが行われるかを示す数値のことです。
例えば機械割110%の機種に10万円投資した場合、理論上の期待値として11万円が払い戻される計算になります。
簡単に言えば『機械割の数値が高ければ高いほど、プレイヤーにとって有利』であることを意味します。
もちろんこれはあくまで理論上の数値であり、実際にはボーナス確率などの影響で、必ずしもその通りにはなりません。勝つこともあれば負けることもあります。
それでも機械割が高ければ、勝つ確率はぐっと上がります。そのため機械割はパチスロで勝つための重要な指標のひとつといえるでしょう。
機械割で分けるスペック分類
パチスロ機は、その機械割の高さによって「ロースペック」「ミドルスペック」「ハイスペック」の3つに分類されます。
| ロースペック | 最高設定でも105%前後と、比較的安定した出玉性能が特徴。 遊びやすさを重視した機種が多く、初心者にもおすすめと言えるでしょう。 |
|---|---|
| ミドルスペック | 最高設定で110%前後と、ロースペックよりも高い出玉性能を備えています。 波の荒い機種も存在し、ある程度の資金力とヒキが求められます。 |
| ハイスペック | 最も高い出玉性能を誇り、最高設定はなんと115%を超える破格の機械割で、爆発的な勝利も夢ではないでしょう。 その爆発力から、一時代を築いたといっても過言ではありません。 ただしハマると一瞬で大敗する危険性もあり、ハイリスク・ハイリターンな側面を持ち合わせています。 |
上記のように、機械割の高さによって機種のスペックを判断することが可能です。どのタイプの機種を打つかは、プレイヤーがパチスロを打つ目的や好みによります。
安定のロースペックか、バランス型のミドルスペックか、波乱のハイスペックか。
長時間まったりと遊びたいのか、リスクを抑えながらもドキドキ感を楽しみたいのか、ドカン！と一撃大量出玉を狙いたいのか。
自分自身のプレイスタイルや軍資金に応じて選んでみると良いでしょう。
5号機で初めて登場したハイスペック機種
5号機の時代において、最初に登場したハイスペック機種は、2006年にサミーから発売された「ボンバーマンビクトリー」です。
人気テレビゲーム「ボンバーマン」とのタイアップ機で、純増約300枚のBIGと、純増約48枚のREGの2種類のボーナスを搭載。ボーナス後は必ずRTに突入する仕様でした。
RTパンク役のチェリー成立を告知する機能を搭載しており、ボム役のチェリーを避けて目押しすることでRTのパンクを回避し、RTを継続させることができました。
そのため、俗に言う「リプパンはずし」という言葉を生んだ機種として認識されています。
それまでの5号機は、出玉規制の影響で機械割が低い機種がほとんどでした。しかし「ボンバーマンビクトリー」は、5号機初となる115%超えの機械割をひっさげて登場。
当時のプレイヤーたちに驚きと興奮を与え、5号機の歴史に新たな風を吹き込みましたが、打ち方が複雑だったため大ヒットには至りませんでした。
しかし「ボンバーマンビクトリー」が、後に続くリプパンはずし機の先駆けとなり、その後の5号機市場の発展に貢献したのは間違いありません。
5号機で初めて登場した機械割119%超えのモンスターマシン
2007年に登場した「リングにかけろ」は、5号機時代に初めて機械割119%超えを実現した、まさにモンスターマシンと呼ぶにふさわしい機種です。
ボーナス後には必ず100Gor200GのRTに突入する仕様で、RTはゲーム数消化とボーナス成立、そして青チェリーの入賞で終了します。
本機はリプパンはずしが可能で、RT中にパンク役の青チェリーが成立するとチャンスナビが発生。左リールに黒BARチェリーを狙うことで簡単にリプパンはずしができました。
RTの純増は約0.3枚/Gと微増でしたが、RTとボーナスのループによる大量出玉に期待が持てる、夢のある機種でした。
「リングにかけろ」の登場は、パチスロの新たな可能性を切り開き、多くのプレイヤーに夢を与えました。高い機械割とエキサイティングな演出が相まって、非常に高い人気を博した名機だと言えます。
5号機の機械割ランキングTOP10
スロット黄金期と謳われることも多い5号機時代。数々の名機が生まれ、万枚突破の夢を追い求めた日々が懐かしい方も多いのではないでしょうか？
そんな熱い時代を彩った5号機パチスロの中から、設定6の機械割ランキングTOP10を大発表！ 当時の興奮が蘇る、懐かしのハイスペック機種たちを振り返りましょう！
10位 緑ドン VIVA!情熱南米編（119.5%）
記念すべきランキング第10位にランクインしたのは、2010年に登場した「緑ドン VIVA!情熱南米編」。最強ART機として名を馳せた「緑ドン」シリーズの第2弾です。
本機最大の魅力は、純増約1.5枚のART「アマゾンゲーム」と、ゲーム数上乗せが1G連する強力な上乗せ特化型ART「X-RUSH」！
一度突入すれば、画面いっぱいに広がる大量ゲーム数の波に、誰もが興奮の渦に巻き込まれました。
南米を舞台にした陽気なサウンドとド派手な演出の数々は、今も多くのスロッターの記憶に鮮明に残っています。設定6の機械割は119.5%と、爆発力も折り紙付き！
9位 バジリスク～甲賀忍法帖～Ⅱ（119.5%）
第9位は、2012年に登場した「バジリスク～甲賀忍法帖～Ⅱ」がランクイン！ 人気アニメとのタイアップ機第2弾として、多くのファンから注目を集めた機種です。
「バジリスク～甲賀忍法帖～Ⅱ」の魅力は、なんと言っても純増約2.7枚という圧倒的な出玉スピードを誇るART！ 設定6の機械割は119.5％で、一度ARTに突入すれば、瞬く間にドル箱の山を築くことも夢ではありませんでした。
「追想の刻」や「争忍の刻」といった、原作の世界観を見事に再現した演出の数々も魅力のひとつ。高純増ARTの爽快感と、手に汗握るバトル演出の虜になった方も多いのではないでしょうか。
8位 リングにかけろ（119.6%）
第8位の「リングにかけろ」は、人気マンガとのタイアップ機として2007年に登場しました。
すべてのボーナス後にRT「ブーメランRUSH」に突入し、RTは純増約0.3枚と微増ながらも、100Gまたは200Gのロング継続する仕様で、RTとボーナスのリープで自力連チャンを狙える仕様が魅力です。
さらにRTパンク役の青チェリーを回避することでリプパンはずしが可能で、5号機で初めて登場した機械割119%超えの機種として歴史に名を刻みました。
7位 銀河英雄伝説（119.6%）
第7位は「銀河英雄伝説」です。ベストセラーSF小説をアニメ化した「銀河英雄伝説」とのタイアップ機として2009年に登場しました。
純増約2.0枚のART「銀河ラッシュ」をメインに出玉を増やす仕様で、設定6の機械割は119.6%。
ART開始時には赤7揃いが揃いまくる爽快感が魅力の「ギャラクシーセブンラッシュ」で初期ゲーム数を決定するなど、爽快な演出が多くのスロッターの脳汁を溢れさせました。
6位 ミリオンゴッド-神々の凱旋-（119.7%）
2015年に登場した「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」は、6位にランクイン！5号機パチスロ時代に新たな神話を創造しました。
純増約3.0枚、1セット100GのAT「GOD GAME」を搭載し、1/8192で成立するGOD揃いの超強力な爆裂トリガー「PREMIUM GOD GAME」は、まさに神の領域！
新機能「G-STOP」や「SPECIAL GOD GAME」などを搭載。設定6の機械割は119.7%を叩き出し、GODシリーズの名に恥じない神台でした。
5位 ポパイブリッド（119.9%）
TOP5に食い込んできたのは、2010年に登場した「ポパイブリッド」です。ノーマルタイプとART機の特徴を併せ持つハイブリッド機として注目されました。
ボーナス確率は設定1でも約1/199と遊びやすく、ARTはボーナス中の2択正解など、突入しやすいのにロング継続しやすい仕様で、純増約1.0枚で1セット最低20G継続します。
複数セットに加えゲーム数の上乗せも狙える仕様で、設定6の機械割は119.9%。ART機でありながらノーマルタイプの様な安定感も兼ね備えた名機として、多くのスロッターが夢中になりました。
4位 スーパーブラックジャック2（119.9%）
惜しくもTOP3入りは逃したものの、第4位にランクインしたのは、2015年に登場した「スーパーブラックジャック2」です。
ボーナスはリアルボーナスと疑似ボーナスの全6種類を搭載し、初代のボーナスストック機能を擬似ボーナスで再現。設定6の機械割は驚異の119.9%です！
ストックした疑似ボーナスを1G連で放出する仕様が特徴で、ボーナス合成確率は設定1でも約1/104、設定6なら約1/44と驚異的な数値！ 1G連で疑似ボーナスを放出する爽快感は、一度体験したら忘れられません！
また、1セット50Gで純増約1.7枚のART「STOCK TIME」は、カードが揃うたびにボーナスをストックする継続抽選型ARTです。
主人公「リオ」の人気も高く、関連グッズが販売されるほどでした。
3位 熊酒場2丁目店（119.9%）
ここからは堂々のTOP3です！第3位にランクインしたのは、2017年に登場した「熊酒場2丁目店」です。
設定6の機械割は、ノーマルタイプ最高峰となる119.9%を誇ります。扉が開けばボーナス確定という単純明快なゲーム性が特徴で、幅広い層から支持を得ました。
ATやARTが搭載されていないノーマルタイプながらも、ボーナス中はオリジナルの演歌が流れて居酒屋気分を盛り上げてくれます。
女将と熊の会話から設定を示唆されることもあり、飽きのこないシンプルながらも魅力あふれる1台でした。
2位 パチスロ「機動戦士ガンダムⅢ～めぐりあい宇宙編～」（119.91%）
栄えある第2位にランクインしたのは、2009年に登場した「機動戦士ガンダムⅢ～めぐりあい宇宙編～」です！劇場版アニメの世界観を完全再現したストーリーとバトルを楽しめる機種でした。
設定6の機械割は119.91%で、REGと無限ARTのループで出玉を伸ばすタイプ。出玉性能、システム、設定判別、演出などすべての完成度が高かったため、多くのスロッターから支持されました。
1位 パチスロ スパイダーマン3（119.99%）
栄光ある5号機機械割ランキング第1位に輝いたのは、2010年に登場した「パチスロ スパイダーマン3」です！
5号機の救世主と言われたスパイダーマン2の後継機として大ヒットしました。
設定6の機械割は限界ギリギリの119.99%で、ボーナスはMAX306枚のBIGと、MAX162枚のMBの2種類。ボーナス終了後は必ずARTに突入し、ARTは1セット50Gの「アクロバティックゾーン」と、何セット続くかわからない「クライムチャレンジ」の2種類を搭載。
純増枚数はどちらも約1.0枚で、クライムチャレンジからアクロバティックゾーンへの復帰など、ARTのループにも期待できる仕様で多くのスロッターの脳汁を溢れさせました。
ランキング外でも人気のあった5号機のハイスペック機種
惜しくもTOP10にランクインできなかったものの、ランキング外でもファンから愛された5号機のハイスペック機も多数存在します。
機械割だけでなく、それぞれの魅力で多くのパチスロファンを惹きつけた名機たちをご紹介します。
押忍！番長3（119.3%）
2017年に登場した「押忍！番長3」。設定6の機械割は119.3%と、ランク外ながらもTOP10と遜色ない数値を持つハイスペック機のひとつです。
あらゆる状態でベルが勝利の鍵を握る新要素「ベルシステム」や、初当たりが基本的に増約2.0枚のセット数管理型ART「頂JOURNEY」からスタートとなる点も、人気の理由と言えるでしょう。
設定6の出玉性能は別格で、週末ともなれば常に満席になるほどの人気を博し、多くのファンに支持されました。
バジリスク～甲賀忍法帖～絆（119.2%）
2014年に登場した「バジリスク～甲賀忍法帖～絆」は、設定6の機械割が119.2%という破格の数値を叩き出したことで、多くのスロッターを熱狂させました。
純増約2.8枚のAT「バジリスクタイム」は継続率&セット数管理となっており、AT中は「追想の刻」と「争忍の刻」をループする仕様でした。
高設定の安定感がハンパないのも魅力のひとつ。5号機を代表する神台との呼び声も高く、多くのスロッターに愛され、長期に渡って高稼働を維持し続けたまさにレジェンドマシンです。
アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-（116.3%）
同じく2014年に登場した「アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-」は、設定6の機械割が116.3%と、ランキング上位の機種と比べると少し低めですが、その人気は絶大でした。
純増約2.9枚の高純増ATを搭載し、おなじみのGOD揃いの他に、冥王揃いや紫7揃などの、一撃に期待できる強力なフラグを搭載していたのも人気の理由でしょう。
GODシリーズ初のゲーム数上乗せ特化型AT機として、AT開始時には3種類の上乗せ特化ゾーンで初期G数を決定するシステムや、AT中のチャンス役成立で上乗せにも期待できたのも画期的でした。
SLOT魔法少女まどか☆マギカ（116.2%）
2013年に登場した「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」は、純増約2.2枚のART「マギカラッシュ」を搭載し、擬似ボーナスとARTで出玉を増やすタイプで、設定6の機械割は116.2%。
ARTはゲーム数上乗せとセット継続が重要で、上乗せ特化ゾーン「ワルプルギスの夜」や「穢れ」などのシステムは斬新で、今もなお多くの機種に影響を与え続けています。
シンプルなゲーム性や秀逸な演出、高い出玉性能が見事に融合した傑作で、多くのスロッターから絶大な支持を得て、5号機史上に名を残すほどの大ヒット機種となりました。
5号機の機械割ランキングワースト1位
| 1枚掛け | 1/189.96（設定1）〜1/199.80（設定2） |
|---|---|
| 2枚掛け | 1/84.89（設定1）〜1/94.98（設定2） |
| 3枚掛け | 1/54.98（設定1）〜1/58.00（設定2） |
ランキングの最後は、機械割の極端に低い"絶望マシン"をご紹介します。ワースト1位に輝くのはホール割が60％台だったという噂の「満腹箱」です。
業界初の端玉専用マシンとして、2010年に登場。ラスターという、今は倒産しているメーカーから発売されました。
目押し不要の1ライン機で、ボーナスは設定1で50枚、設定2で55枚。1枚掛け、2枚掛け、3枚掛けのどれでも対応。
設定1と設定2の2段階のみで、設定1のほうがボーナス確率が高いという謎の仕様でした。
「満腹箱」は、端玉を消化するための福引き的な感覚のパチスロ機でした。設置店が少なく、余り玉で遊べるという謳い文句で1台のみ設置していた店舗が都内でちょこちょこありました。
しかし、実際には一度も当たったことがないと言われています。この台で勝てた猛者がいたら、ぜひ教えていただきたいものです。
懐かしの5号機ハイスペック機種を打つならオンラインカジノ！
5号機の機械割ランキングを見てきましたが、どれも人気があり素晴らしい台ばかりです。
しかし残念なことにこれら名機をホールで打つことはできません。
しかしオンラインカジノでは、懐かしの5号機や今回紹介した台を実機で打つことが可能になっています。
実際に実機で打てるオススメのカジノサイトを紹介していきます。
5号機ハイスペック機種を再体験！さらに驚異の高機械割機種が打てるオンラインカジノ！
新クイーンカジノ
新クイーンカジノでは、本記事でも紹介したゴッド凱旋やまどマギ、ハーデスを打つことが可能になっています。
それだけでなく、A+ARTの名機である初代エウレカセブンやバイオ5サラ番なども用意されていますよ。
また4号機も吉宗や北斗など、様々な台を打つことが可能になっています！
コニベット
コニベットも同様に豊富な4～6号機までが用意されています。
6号機は打たないかと思いますが、5号機ではアナザーゴッドハーデスやバジリスク絆、モンキーターン2などの人気台を取り揃えています。
また4号機では初代吉宗や北斗はもちろん、ヒデキに夢中など懐かしさ全開のスロットも用意されていますよ。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノではどこにもない、オリジナルスロットを打つことが可能です。
Aタイプ、AT機、ART機などもガッチリ完備しており、設定6では130～150％オーバーの超ハイスペック台を用意されています。
沖ドキ仕様の台もありますので、花が光っているのを見ないと禁断症状が出るようなフラワージャンキーの方には大変オススメです。（ただしベラジョンのスロットは花ではなくバラですが…）
まとめ
パチスロ5号機時代…それは、数々の名機が生まれ、伝説が語り継がれる、まさに戦国時代でした。出玉規制が厳しいながらも、メーカーの努力とプレイヤーの情熱によって、数々の名機を生み出した時代でした。
本記事を読むことで、あの頃の興奮を少しでも思い出していただけたでしょうか？ 5号機は、今ではもうホールで打つことはできません。しかし、その記憶は永遠に語り継がれていくことでしょう！