トームオブマッドネスは、名作を数多く手掛けるPlay'n GO(プレインゴー)社が提供するビデオスロットです。
クトゥルフ神話をモチーフにしたミステリアスな世界観や、ポータルゲージを溜めて発動する特殊効果、登場する3種類のワイルドシンボルなどオリジナリティにあふれる一台です。
本記事ではトームオブマッドネスの魅力とゲーム性をわかりやすく解説します。
特徴的なギミックと綺麗なグラフィックが人気で、界隈ではトムと呼ばれて親しまれていますよ!
愛嬌たっぷりですね!綺麗なグラフィックや演出に注目して遊んでみたいです!
もくじ
トームオブマッドネスの基本スペック
機種名 | トームオブマッドネス(Tome of Madness) |
---|---|
実装日 | 2019年6月27日 |
ゲームプロバイダー名 | プレインゴー(Play'n GO) |
ペイアウト率 | 94.52% |
ボラティリティ | 高 |
オートプレイ | 1000スピンまで可能 |
最低ベット額 | 0.10ドル |
最高ベット額 | 1,000ドル |
MAXWIN | 2,000 × ベット額 |
ロスカット設定 | 有 |
フリースピンの有無 | 有 |
ジャックポットの有無 | 無 |
ボーナス購入機能(BUY機能) | 無 |
対応デバイス | デスクトップ、スマホ、タブレット |
トームオブマッドネスのゲームフロー
フリースピン確率
フリースピン初当たり確率 | 1/130.4 ※実践値 |
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フリースピン期待値 | 65.14倍 ※実践値(初当たり時のカスケードによる獲得配当も含む) |
トームオブマッドネスの配当表とペイライン
▼配当表
トームオブマッドネスに登場する配当シンボルは8種類。
アミュレットや短剣などのアイテムシンボルが高配当で、宝石シンボルが低配当に設定されています。
本機の色ごとの強さは【紫 > 赤 > 青 > 緑】となっており、パチスロの色ルールとは少し異なります。
トームオブマッドネスの配当はクラスターペイ方式
クラスターペイ方式とは、同じシンボルがグリッド内の上下左右に隣接し、一定数以上のクラスター(かたまり)を形成すると配当が発生する仕組みです。
従来のペイラインで配当を得る形式とは異なりますので注意しましょう。
本機では4つ以上のクラスターで配当が成立となり、クラスターの数が多いほど獲得配当が優遇されます。
配当成立時には、成立箇所が黄緑色のラインで囲まれて表示されるため、視覚的にわかりやすくなっています。
トームオブマッドネスのゲーム画面
① グリッド | 毎ゲームの結果を演出と共に表示 |
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② ポータルゲージ | 1回のカスケードのシンボル消滅数を表示。連鎖終了でゲージはリセット |
③ 配当履歴 | 1回のカスケードの履歴を最大6つまで表示。連鎖終了で履歴はリセット |
④ ミニボード | 当該ゲームにおけるグリッド上の「目アイコン」の位置を表示 |
⑤ インフォメーションボタン | ゲームの基本情報や遊び方について |
⑥ クレジット表示 | 現在の残高を表示 |
⑦ ベット額設定ボタン | 左右の+-ボタンからベット額の調整が可能。右側に現在のベット額を表示 |
⑧ スピンボタン | ゲームのプレイボタン。1度押すことで1ゲーム遊技が可能 |
⑨ オートプレイ設定ボタン | オートプレイに関する各種設定について |
オートプレイの設定について
オートプレイ設定ボタンをタップすると、画像の設定画面が表示されます。
ここでは、オートプレイをするゲーム数、オートプレイの終了条件、利確 / ロスカットについて設定が可能。
オートプレイの回数を設定したら、画面右下の「OK」ボタンをタップすると、オートプレイがスタートします。設定した回数に達するまで自動的にゲームが進行します。
1ゲームごとにレート変更して遊べる
1ゲームにおけるベット額は0.10〜1,000ドル。ベット額はフリースピン中以外のタイミングであればいつでも自由に変更が可能で、デフォルトでは1.50ドルベットに設定されています。
画像の枠内が黄緑色に点灯している箇所が現在選択しているベット額で、金額を変更すると設定ボタン右側のベット額にも反映される仕組みです。
本機にはベット額の設定一覧画面がないため、左右の+-ボタンを使って希望額に調整する必要があります。
トームオブマッドネスの通常時(演出情報)
トームオブマッドネスは5×5グリッドのカスケードスロットです。
カスケードスロットとは、ぷよぷよなどの落ちゲーとよく似たゲーム性のビデオスロットですね。
画面上部から毎ゲームランダムにシンボルが落下し、同種シンボルがグリッドの上下左右に4つ以上隣接することでシンボルが消えます。
またシンボルが消滅する際に配当を獲得できる仕組みです。
▼以下のようにシンボル4つ以上のクラスターを形成して配当GET!
▼配当成立となったシンボルはグリッドから消滅!
▼消滅したシンボルの位置に上部からシンボルが落下!
真上にシンボルがない場合には画面外から新たなシンボルがランダムで追加され、連鎖が続くほど多くの配当の獲得に期待できます。
▼連鎖での消滅が起こらなければ終了
グリッド上でこれ以上の配当が成立しなくなった時点で1ゲームが完結します。
次ゲーム開始のスピンボタンを押すと、グリッドは完全にリセットされ、新たな盤面でゲームがリスタートする仕組みです。
ワイルドシンボルとマルチプライヤー
ワイルドシンボルとは、他のシンボルの代わりになるオールマイティー効果を持つシンボルで、カスケードスロットでは連鎖を手助けする役割として登場することの多いギミックです。
本機には以下3つのワイルドシンボルが登場します。
- スペシャルワイルド
- マルチプライヤーワイルド
- メガワイルド
3つのワイルドシンボルはオールマイティー効果と+αで異なる性能を持っています。
それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。
スペシャルワイルド
スペシャルワイルドは通常時にもフリースピン中にも出現するシンボルです。
カスケードでの出現抽選は行っておらず、特定条件を満たした際にグリッド上のシンボルが変換されることでのみ出現するシンボルとなっています。
その名の通り特別なワイルドで、出現時に特殊効果を付与される場合があり、特殊効果を付与されたスペシャルワイルドは消滅の際に特殊効果を発動します。
シンボルの出現条件や特殊効果の付与条件など、少し複雑に感じるかもしれませんが、理解してしまえば難しいことはありません。出現の条件や特殊効果について以下の表にまとめたのでご覧ください。
▼スペシャルワイルドの出現条件と付与される特殊効果一覧
状態 | 出現条件 | 付与される特殊効果 | 獲得個数 |
---|---|---|---|
通常時 | 目アイコンからの獲得 | 特殊効果なし | 2個 |
ポータルゲージ【7~13pt】達成で獲得 ポータルゲージ【14~26pt】達成で獲得 ポータルゲージ【27~41pt】達成で獲得 | 特殊効果なし | 2個 | |
アビス | 2個 | ||
ヴォイド | 2個 | ||
フリースピン中 | 毎ゲームのカスケード終了時に獲得 | アビス / ヴォイド(獲得時に付与の抽選) | 4個 |
目アイコン、ポータルゲージ、特殊効果についての詳細は各種見出しで説明しています。
本機は通常時、フリースピン中ともに、このスペシャルワイルドを駆使して連鎖を狙うゲーム性となっています。
マルチプライヤーワイルド
マルチプライヤーとは多くのビデオスロットで採用されるギミックで、獲得配当を倍増させる役割を持ちます。
本機のマルチプライヤーワイルドはこの効果を持ったワイルドで、シンボル消滅のクラスターに含まれた場合、その獲得配当を2倍にしてくれます。
通常時・フリースピン中ともに、カスケードによる出現抽選を行っていますが、出現確率自体は他のシンボルよりも控えめです。
マルチプライヤー効果発動時には、配当獲得エフェクトや配当履歴にも「×2」と表示されますが、金額はすでに2倍されたものが表示される仕様になっています。表示からさらに2倍されるわけではないので注意しましょう。
また、本機のマルチプライヤー倍率の上限は2倍に設定されているため、複数消滅させた場合でも配当は2倍にしかなりません。
▼マルチプライヤーワイルドは2つ消しでも配当は2倍
シンボル消滅時のどや顔にはちょっと腹が立ちますが、実際にかなり仕事をしてくれるシンボルです。
後述するメガワイルドの出現時にグリッド内にあると、大量獲得のチャンスを生む非常に強力なシンボルとなっています。
メガワイルド
メガワイルドは、フリースピンのエクストララウンドでのみ出現する【2×2】サイズのワイルドシンボルです。
本機の配当獲得条件は4つ以上のクラスターのため、隣接するすべてのシンボルとクラスターの形成が可能です。
メガワイルドは、グリッド最上段に出現し、カスケードの要領で1マスずつ順に降下。
グリッドの最下段へ到達後、クラスターの形成を終えた後に消滅します。
これは本機最強の出玉トリガーのため単体でも非常に強力ですが、前述したマルチプライヤーワイルドと複合することでその真価を発揮します。
▼メガワイルドとマルチプライヤーワイルドが複合すれば、一撃100倍超えの配当を手にすることも可能!
メガワイルドは、獲得の条件が容易ではないため、頻繁に引けるものではありません。
しかしその分、不発も少なく、確率に見合った性能を秘めていることは間違いないでしょう。
獲得条件や詳細については、フリースピンの項目で改めて解説します。
ポータルゲージと特殊効果
トームオブマッドネスには、ポータルゲージというフリースピン突入のトリガーとなるギミックがあります。
ポータルゲージは、シンボルを消滅させた数だけポイントが時計回りに蓄積される仕組みで、【3時、6時、9時、12時】の方向までポイントが貯まるとそれぞれ報酬を獲得できます。フリースピン中はポイントの蓄積を行いません。
ポータルゲージのポイントは0〜54ptで管理されていて、獲得ポイントに応じた恩恵が得られます。
恩恵については以下の通りです。
0〜6pt | 恩恵なし | |
7〜13pt | グリッド内のランダム位置にスペシャルワイルドを2つ追加 | |
14〜26pt | グリッド内のランダム位置にスペシャルワイルドを2つ追加 獲得したスペシャルワイルドを含むクラスター形成でアビスが発動 | |
27〜41pt | グリッド内のランダム位置にスペシャルワイルドを2つ追加 獲得したスペシャルワイルドを含むクラスター形成でヴォイドが発動 | |
42〜44pt | 3ゲームのフリースピンを獲得 | |
45〜47pt | 4ゲームのフリースピンを獲得 | |
48〜50pt | 5ゲームのフリースピンを獲得 | |
51〜53pt | 6ゲームのフリースピンを獲得 | |
54pt(カンスト) | 7ゲームのフリースピンを獲得 |
青ゲージMAXでフリースピンの突入が確定するため、青ゲージの経過報酬はシンボルの消滅を助ける役割となる恩恵が付与されます。
緑ゲージでは、ポイントごとにフリースピンのゲーム数を追加で獲得できるような仕組みです。
またワイルドシンボルを使った複合系のクラスターが成立した場合、重複したワイルドシンボルは消滅数にカウントされません。
▼ワイルドシンボルを使った複合系のクラスター例
▼短剣シンボル5つ揃いとドクロシンボル4つ揃いがそれぞれ成立
配当履歴を見ると、計18個のシンボル消滅に対して、ポータルゲージは17を指しています。
これは間に配置されたスペシャルワイルドが、1つ分の消滅として扱われる仕様のためです。
体感よりポータルゲージが伸びないなと感じたときは、この「ワイルドシンボルを使った複合系のクラスター」が成立していることがあるかもしれません。
この辺りまで注目できるようになれば、あなたも立派なトム上級者です。
▼一連の流れはこちら
特殊効果について
トームオブマッドネスには「アビス」と「ヴォイド」という2つの特殊効果があります。
これらの特殊効果はポータルゲージから付与され、付与されたタイミングでカスケードを形成することで発動が可能です。
特殊効果は主にシンボルを破壊する役割を持ちますが、シンボルを4つ以上破壊した場合でも、通常のシンボル消滅時のように配当を獲得することはできません。
アビスの特殊効果
アビスの特殊効果は、スペシャルワイルドを起点に縦方向または横方向のいずれかにランダムでビームを放ちます。ビームはグリッド端まで一直線に貫通し、直線状にあるシンボルをすべて破壊します。
スペシャルワイルドに付与された特殊効果は、ポータルゲージから放たれる光の色で判別することが可能です。
▼ピンク色の光がアビスの付与されたスペシャルワイルド(ポータルゲージ中央にはアビスのロゴが出現)
▼光の着地点のシンボルがアビスの付与されたスペシャルワイルドに変化!
▼アビスの付与されたスペシャルワイルドを含んだクラスターを形成すると
▼スペシャルワイルドを起点にアビス発動!今回は横方向にビームを発射!
▼ビームで破壊した3つのシンボルはポータルゲージに加算。(破壊前の数値は22、破壊後の数値は25)
特殊効果によるシンボルの破壊からは配当を獲得できませんが、通常時にはポータルゲージポイントの獲得が可能なため、盤面次第では強力な力を発揮する特殊効果です。
一方でフリースピン中には、配当が増えない上に有用なシンボルまでお構いなしに破壊してしまうため、邪魔になることも少なくありません。
▼動画で見る
ヴォイドの特殊効果
ヴォイドの特殊効果は、グリッド内にあるシンボルからランダムで1種類を選び、そのすべてを破壊します。
▼緑色の光がアビスの付与されたスペシャルワイルド(ポータルゲージ中央にはヴォイドのロゴが出現)
▼光の着地点のシンボルがヴォイドの付与されたスペシャルワイルドに変化!
▼ヴォイドの付与されたスペシャルワイルドを含んだクラスターを形成すると
▼ヴォイドを発動!今回は緑の宝石シンボルと指輪シンボルが破壊対象に!
ヴォイドによるシンボルの破壊でも、通常時にはポータルゲージのポイントが加算されます。
複数のスペシャルワイルドで同時にヴォイドを発動した場合、破壊対象となるシンボルも必ず複数選択されるため、複数発動は非常に強力です。
▼動画で見る
▼複数発動できれば一度にポータルゲージを10pt貯めることも!
必ず同じ種類のシンボルを破壊するヴォイドの性質は、アビスのように一列のシンボルを無差別に破壊する効果とは異なるため、フリースピン中も大きな邪魔にはなりません。
▼複数発動!
特殊効果の伝染と誘発について
アビスやヴォイドの特殊効果は、それらを付与されたスペシャルワイルドのみが発動可能な特殊効果です。
ただし特殊効果を付与されたスペシャルワイルドからの伝染や誘発によって、特殊効果を持たないスペシャルワイルドも同時にその能力が発動可能になります。
伝染と誘発の内容については以下の通りです。
- 伝染:特殊効果を付与されたスペシャルワイルドと特殊効果を持たないスペシャルワイルドがクラスターを形成するとき、クラスター内のスペシャルワイルドすべてが特殊効果を発動する
- 誘発:アビスのビームの軌道上に特殊効果を持たないスペシャルワイルドがあった場合、軌道上にあったスペシャルワイルドもアビスを発動する
上述した説明だけでは少し難しい内容のため、特殊効果の伝染と誘発について、一連の流れを解説します。
▼(1)アビスを付与されたスペシャルワイルドがグリッドに出現
▼(2)AとBがアビスを付与されたスペシャルワイルド。CとDは特殊効果のないスペシャルワイルド。
特殊効果発動のルールでは、配当シンボルとクラスターを形成したときにアビスを発動できるシンボルは【AとB】のみで、【CとD】は特殊効果の発動対象外です。
▼(3)AとCのシンボルで同時にクラスターを形成!
▼(4)特殊効果の発動条件を満たしたためアビスが発動!
▼(5)本来ならAのみがアビスを発動するはずが、特殊効果の伝染によりCもアビスを発動!
Cが縦方向に放ったアビスの軌道上にBとDが配置されているため、誘発され魔導書が開こうとしています。
▼(6)特殊効果の誘発によりBとDも横方向にアビスを発動!
今回はB・D共に横方向にアビスを放っていますが、誘発されたアビスの発動方向もランダムです。
そのため飛んできた方向にアビスを打ち返して終わるということも往々にしてあり得ます。
スペシャルワイルドは特殊効果を一度発動した後にそのまま消滅するため、返ってきたアビスを再び誘発することはありません。
またヴォイドを付与されたスペシャルワイルドについても、同様の形で特殊効果の伝染を行うことが可能です。
以上が特殊効果の伝染と誘発の流れとなります。
▼動画で一連の流れを見る
目アイコンとミニボード
ゲーム画面の配当履歴の下にある正方形のボードがミニボードです。ミニボードに描かれた目の印が目アイコンと呼ばれます。
小さくてやや見づらいのですが、ボード中央の下の方に紫色の目のアイコンがあります。
通常時は毎ゲームスピン開始時に目アイコンの獲得抽選を行い、獲得時は必ずグレーアウト状態で出現します。
グレーアウトは未開放であることを表し、ミニボード内のすべての目アイコンを開放することで報酬を獲得することが可能です。
報酬内容は【通常時・フリースピン中】によって異なります。
ミニボードの内容は、通常時は毎ゲームごとにリセットされ、フリースピン中はすべてのゲーム数を消化するまでリセットされない仕様です。
目アイコンの開放について
目アイコンの開放条件は、目アイコンの対応位置を含んだ形でクラスターを形成すること。
対応位置の目アイコンが点灯し、ミニボード内にあるすべての目アイコンを点灯させれば報酬獲得確定です。
▼滞在状態ごとの目アイコンの数と開放報酬について
通常時 | フリースピン中 | |
ボード内の目アイコンの数 | 1個 | 12個 |
目アイコン全開放報酬 | スペシャルワイルドを2個獲得 (特殊効果の付与はなし) | メガワイルドを1つ獲得 (フリースピンのエクストララウンドを獲得) |
報酬発生のタイミング | 全開放となったカスケードの終了時 | フリースピン終了時 |
通常時の報酬獲得までの流れ、スピン開始時に目アイコンの獲得抽選の流れについて解説します。
▼目アイコンの対応位置を含んでクラスター形成!
今回はグリッド3列目の最下段が目アイコンの対応位置になりました。
グリッド上の目アイコンの対応位置は、紫の枠で囲まれているためわかりやすいです。
▼条件を達成したため、グリッドの目アイコンの対応位置でクトゥルフの目が開眼!
▼シンボルの消滅した位置に上部のシンボルが落下。連鎖が起こらなかったためカスケードが終了
▼目アイコンの対応位置からスペシャルワイルド2つを獲得!
通常の青色ではなく、緑色の光が放たれますが、ヴォイドの特殊効果を持っているわけではありません。
特殊効果が付与される可能性があるのは、ポータルゲージから放たれたスペシャルワイルドのみです。
▼スペシャルワイルドを獲得したものの、クラスターの形成が起こらなかったため1ゲームが終了
ここでスピンボタンを押して次ゲームへ進む形です。
次ゲーム開始時に、また最初の目アイコンの獲得抽選に戻ります。
以上が通常時における目アイコンの開放から報酬獲得までの一連の流れです。
フリースピン中については、フリースピンの項目で詳しく解説します。
▼左下のボードに注目しながらご覧ください。
スキャッターの実装はなし
スキャッターは、グリッド内に一定数出現することでフリースピンやボーナス機能の獲得など、様々な恩恵を与えてくれるシンボルを指します。
グリッドの目が細かいカスケードスロットや、ワイルドシンボルが実装されていないビデオスロットに採用されることが多く、本機には実装されていません。
ホラー系機種かと思ったらゲーム性もしっかりしていてスルメ台の予感がします!(タコだけど…)
アビスやヴォイドの仕様をきちんと理解すると手に汗握る瞬間が増えるので面白いですよ!
トームオブマッドネスのフリースピン
トームオブマッドネスのフリースピンはゲーム数固定型。
初期ゲーム数は3〜7Gで、ゲーム数上乗せやセット継続の概念はありません。
毎ゲーム4つのスペシャルワイルドがグリッドに追加されるため、配当を高確率で獲得できます。
▼フリースピン開始時には12個の目アイコンがランダムにセット
フリースピン中に目指すのは、この12個の目アイコンの全開放。
全開放の達成で、メガワイルドの出現するフリースピンのエクストララウンドを獲得できます。
目アイコンの開放は、アイコン位置を含むクラスター形成によってのみ行われます。アビスやヴォイドの特殊効果で対象位置のシンボルを破壊しても、開放条件は満たされません。
またフリースピン中は、目アイコンからスペシャルワイルドを獲得することはできません。
すべてのフリースピンゲームを消化した後に、目アイコンが全開放されていればエクストララウンドに進み、未達成であれば通常時に戻ります。
フリースピンのエクストララウンドについて(メガワイルドゲーム)
本機の最強出玉トリガーであるフリースピンのエクストララウンドについて解説します。
フリースピン中に12個の目アイコンの全開放を達成すると、フリースピンの最終ゲーム後にエクストララウンドが発生します。
▼エクストララウンド開始時にはグリッドがリセット
「CTHULHU FHTAGN!」
もはや何て書いてあるか理解できない方も多いと思いますが、前半部はクトルゥフ、後半部はクトルゥフ神話の詠唱の言葉のようです。
「クトルゥフ召喚!」という理解で良いでしょう。物語の世界観の話なので、特に気にする必要はありません。
エクストララウンドでは、ラウンド開始時にグリッドの最上段、【2〜3列 or 3〜4列】に必ずメガワイルドが出現します。
▼今回は赤枠部の2〜3列にメガワイルドが出現
メガワイルドは【2×2】サイズのワイルドシンボルのため、隣接するすべてのシンボルとクラスターを形成します。
必ず配当を獲得できるので、エクストララウンドではとにかくグリッドに高配当シンボルが出現することを祈りましょう。
▼周囲のシンボルをすべて消滅させたら
▼1マス降下。
メガワイルドは、この【周囲のシンボルをすべて消滅させたら1マス降下】の動きを繰り返し、グリッドの最下段まで移動します。
▼開始時の盤面に恵まれなくても大量獲得に期待!
メガワイルドは出現時から3マス分降下するため、4回のチャンスがあります。
どこかで大きな一撃を決めたいところです。
▼最下段到達後に周囲のシンボルをすべて消滅させたら自身も消滅
メガワイルドが消滅し、その後の連鎖が途切れた時点でエクストララウンドは終了します。
エクストララウンド終了後は、リザルト画面を経由して通常時に戻ります。
エクストララウンドを獲得するためにはフリースピンの初期ゲーム数が重要です!
7ゲームを持ってスタートできた場合にはエクストララウンドに期待ですね!
トームオブマッドネスの実践値とスランプグラフ
ゲーム数 | 3,000ゲーム |
フリースピン当選回数 | 23回(1/130.4) |
最大獲得配当 | 369.20倍 |
フリースピン間最大ハマり | 312ゲーム |
総差玉 | -624.60 |
ペイアウト率 | 79.2% |
※全て1ドルベットにてプレイ
今回プレイした3,000ゲームでは、一度もプラス域に浮上することなく右肩下がりのスランプを描く形になりました。
フリースピン確率の引き弱も原因の1つですが、もっとも痛かったのは【7ゲームスタートしたフリースピン4回からエクストララウンドの突入が1回のみ】という結果です。ここが今回の苦しい展開を象徴していたと言えるでしょう。
この辺りが少しでも改善されていれば、トントンくらいまでは十分に狙えたかと思います。
本機はハイボラ機種ですが、1,000倍クラスの配当はほとんど出るような設計ではありません。
初期ゲーム数を持ったフリースピンではしっかりとエクストララウンドを獲得するなど、与えられたチャンスをどれだけコンスタントに活かせるかが勝敗の秘訣となってきそうです。
通常時の吸い込みがかなりきつい分、フリースピンが軽いため、じっくり演出を楽しみながらプレイするのに向いているかと思います。
フリースピン実践値詳細
今回のフリースピン回の初当たりによる実践値をご覧ください。
平均獲得配当 | 65.14倍 |
平均純獲得配当※1 | 57.62倍 |
エクストララウンド獲得回数 | 3回(3/23) |
フリースピン初期ゲーム数内訳と エクストララウンド獲得率 | 3ゲーム:8回(1/8) 4ゲーム:5回(0/5) 5ゲーム:3回(1/3) 6ゲーム:3回(0/3) 7ゲーム:4回(1/4) |
フリースピン平均消化ゲーム数 | 4.57ゲーム |
最大純獲得配当 | 362.80倍 |
最低準獲得配当 | 7.50倍 |
※1 フリースピンで純粋に獲得した配当。フリースピンの配当から突入ゲームに得た配当を引いた値を指す。
試行回数23回はデータとしては少ないですが、初当たり時の1/3程度は6ゲーム以上を持ってフリースピンをスタートできます。
ゲーム数を持っているときにはしっかりとエクストララウンドを取ることが重要で、今回はそのチャンスを活かすことができませんでした。
フリースピンは毎ゲームスペシャルワイルドが4つ出現するというゲーム性のため、不発で終わることは少ない印象がありました。
せっかく獲得したフリースピンで残念な思いをすることが少ないのは好印象です。
トームオブマッドネスのよくある質問
ここからはトームオブマッドネスをプレイする上で気になる疑問に答えていきます。
Q.スペシャルワイルドから特殊効果が発動したりしなかったりするのはなぜ?
ポータルゲージから放たれるスペシャルワイルドの色に注目しましょう。
青が特殊効果なし、ピンクがアビス、緑がヴォイドの特殊効果を持っています。
ただし、目アイコンから獲得した緑のスペシャルワイルドは特殊効果を持たない点には注意が必要です。
Q.フリースピン中に目アイコンが開放されないことがあるのはなぜ?
目アイコンの開放は、アイコン位置を含むクラスター形成によってのみ行われます。
特殊効果でシンボルを破壊しても開放とならないため注意が必要です。
また、グリッド上は演出が騒がしく視認が難しいため、目アイコンはミニボードから確認するのがおすすめです。
トームオブマッドネスの大量獲得契機
トームオブマッドネスは、シンボル成立時の最大配当が100倍となっています。
マルチプライヤーワイルドを絡めても一度のシンボル成立では最大200倍までしか獲得ができないため、ハイボラのカスケードスロットとしては少し物足りない出玉性能に感じるかもしれません。
特に最大配当となる高配当シンボルの10個揃いは、現実的に難しく感じるでしょう。
しかしそれだけで無理ゲーと判断するのは早計です。
プロバイダー公式からの明言はないものの、フリースピン中は高配当シンボルが明らかに高確率で出現する仕様となっています。
さらに、エクストララウンドでは【2×2】サイズのメガワイルドの出現により、この100倍程度の配当条件を大幅にクリアしやすくなります。
まずはエクストララウンドの獲得を目指し、その土俵に立つことが鍵です。
エクストララウンドでは、高配当シンボルが複数出現すること、さらにマルチプライヤーワイルドが絡む展開を祈りましょう。
トームオブマッドネスは、連鎖やマルチプライヤーの乗算で一気に高配当を狙う一般的なカスケードスロットとは異なり、段階を踏んで一撃を目指す独自のゲーム性が魅力です。
ゲーム性を理解することで、演出がさらに楽しく感じられる名機となっているので、ぜひ一度プレイしてみてください。