バカラは数あるカジノゲームの中でも勝ちやすいゲームといわれていますが、その大きな理由は控除率(ハウスエッジ)の低さにあります。
ハウスエッジとは胴元(カジノ)の取り分のことで、ハウスエッジが低いということは我々プレイヤーに還元される割合が多いことを意味するのです。
そこで今回は、バカラの控除率について具体的な計算方法や他のギャンブルとの比較、控除率の低さを生かした必勝法や攻略法などを分かりやすく解説していきます。
バカラの控除率を正しく理解し、カジノで稼いでいきましょう。
もくじ
控除率(ハウスエッジ)は賭け金に対して損する割合

控除率(ハウスエッジ)とは、プレイヤーの賭け金に対して損をする割合のことです。
分かりやすく言うと、カジノ側の取り分(手数料)と言い換えることもできます。
控除率は、以下の計算式で算出できます。
控除率の計算方法控除率=(賭け金-期待値) / 賭け金×100
ハウスエッジはカジノの運営費(設備代、水光熱費、人件費、ゲームの導入費用など)にあてられ、このハウスエッジによってカジノの運営が成り立っているというわけです。
還元率(ペイアウト率)は賭け金に対して返ってくる割合

還元率(ペイアウト率)とは、プレイヤーの賭け金に対して返ってくる割合のことをいいます。
還元率は、以下の計算式で算出できます。
還元率の計算方法還元率=100%-控除率
たとえば、1万円を賭けて平均すると9,000円が払い戻されるゲームの場合だと、還元率は90%ということになります。
期待値は賭け金に対して戻ってくる見込み金額

期待値とは、賭け金に対して戻ってくる見込み金額のことを言います。
期待値は、以下の計算式で算出できます。
期待値の計算方法期待値=(賭け結果×発生確率)を合計した値
期待値と還元率は見ていますが、厳密には別物です。
具体的には、還元率は賭け金に対して返ってくる割合を示したもので%で表しますが、期待値は金額で表します。
たとえば、1万円を賭けて平均9,000円が払い戻されるゲームの場合、還元率は90%で期待値は9,000円です。
サイトによっては期待値と還元率を混同している記事を見ることがありますが、基本的な考え方は同じなので、たとえば期待値を%で表している場合は、還元率に置き換えれば特に問題はありません。
オンラインカジノと他ギャンブルの控除率(ハウスエッジ)を比較

上記は、オンラインカジノと国内の公営ギャンブルやパチンコの控除率(ハウスエッジ)を比較したものです。
これを見ると、最も控除率の低いパチンコでも15%で競輪や競馬は25%、宝くじやサッカーに至っては半分以上が胴元に差し引かれていることが分かります。
一方、オンラインカジノの控除率は2~7%と低くなっており、プレイヤーにとっては良心的な設定であるといえます。
オンラインカジノの控除率が低い理由は運営費用の差

オンラインカジノの控除率が低い大きな理由は、運営利用の差によるものです。
店舗を構えるリアルカジノの場合、建物の維持費(水光熱費・テーブルや設備費用)や人件費に多額のコストがかかってしまいます。
オンラインカジノの場合は、建物の維持費は最小限に抑えられますし、サーバー環境やセキュリティ、ゲームの導入費用を、人件費などのコストはかかるもののリアルカジノと比較するとコストを大幅に抑えることが可能です。
また、現地に直接出かけなくてもネット環境が整っていれば世界中どこからでもプレイできるため、24時間膨大な数のプレイヤーがカジノゲームを楽しんでいます。
このように、オンラインカジノは低コストでの運営が可能なため、控除率を低くしてプレイヤーへ還元しても運営が成り立つのです。
バカラの控除率(ハウスエッジ)は平均1%

上記は、カジノゲームの控除率(ハウスエッジ)を比較したものです。
カジノゲームは控除率が低く勝ちやすいゲームが多いのですが、その中でもバカラの控除率は1.1~1.3%とトップクラスに低い数値となっています。
たとえば累計で100万円分をベットしても、カジノ側には約1万円程度しか取られないので、約99万円弱が返ってくる計算です。
同じ賭け金でも、宝くじなら55万円を差し引かれるわけですから、バカラが勝ちやすいゲームであることが分かりますね。
バカラの賭け方別の勝敗確率と配当
勝敗結果 | 勝敗確率 | 配当 |
---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% | 2倍 |
バンカーの勝ち | 45.86% | 1.95倍 |
タイ | 9.52% | 9倍 |
バカラの賭け方別の勝敗確率と配当はこのようになっています。
バカラでは3枚目のカードが配られる条件の関係でバンカーの方が勝率が1.24%高くなりますが、バンカーベットで勝利した場合には5%の手数料を引かれるため配当は1.95倍です。
タイは勝率が9.52%と10%を下回りますが、その分配当が9倍と高くなっています。
バンカーに賭けた場合の控除率
勝敗結果 | 勝敗確率 | 配当 | 勝利金 |
---|---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% | 0倍 | 0円 |
バンカーの勝ち | 45.86% | 1.95倍 | 1,950円 |
タイ | 9.52% | 1倍 | 1,000円 |
次に、バンカーに賭けた場合の控除率を計算してみましょう。
ここでは、分かりやすく1,000円でベットした場合で計算します。
控除率の計算式は、(賭け金-期待値) / 賭け金×100 で算出できるので、まず期待値を計算しましょう。
バンカーに賭けた場合のパターンは、勝ち・負け・引き分け返金の3通りがあるので、以下の手順で期待値を求めます。
期待値 | (44.62%×0円)+(45.86%×1,950円)+(9.52%×1,000円)=989.47 |
控除率 | (1,000円-989.47)/1,000円×100=1.053%還元率:100%-1.053%=98.947% |
期待値が分かれば後は計算式に当てはめると控除率が算出できます。
結果は、バンカーに賭けた場合の控除率は1.053%になりました。
プレイヤーに賭けた場合の控除率
勝敗結果 | 勝敗確率 | 配当 | 勝利金 |
---|---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% | 2倍 | 2,000円 |
バンカーの勝ち | 45.86% | 0倍 | 0円 |
タイ | 9.52% | 1倍 | 1,000円 |
同様の手順でプレイヤーに賭けた場合の控除率も計算してみましょう。
手順はバンカーと同じです。
期待値 | (44.62%×2,000円)+(45.86%×0円)+(9.52%×1,000円)=987.6 |
控除率 | (1,000円-987.6)/1,000円×100=1.24%還元率:100%-1.24%=98.76% |
最初に期待値を求め、控除率の計算式に当てはめると1.24%になりました。
つまり、プレイヤーに賭けた場合の控除率は1.24%です。
タイに賭けた場合の控除率
勝敗結果 | 勝敗確率 | 配当 | 勝利金 |
---|---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% | 0倍 | 0円 |
バンカーの勝ち | 45.86% | 0倍 | 0円 |
タイ | 9.52% | 9倍 | 9,000円 |
期待値 | (44.62%×0円)+(45.86%×0円)+(9.52%×9,000円)=856.8 |
控除率 | (1,000円-856.8)/1,000円×100=14.32%還元率:100%-14.32%=85.68% |
最後に、タイ(引き分け)に賭けた場合の控除率を計算してみましょう。
同じ手順で計算すると、結果は14.32%になりました。
バカラの賭け方別の控除率・還元率まとめ
賭け方 | 控除率 | 還元率 |
---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 1.24% | 98.76% |
バンカーの勝ち | 1.053% | 98.947% |
タイ | 14.32% | 85.68% |
バカラの賭け方別の控除率と還元率(ペイアウト率)をまとめました。
還元率は、100% - 控除率で算出できます。
表を見るとプレイヤーとバンカーの控除率の差は0.187%となっており、誤差の範疇とも言える数値で実戦ではどちらに賭けても有利・不利というものはありません。
一方、タイは控除率が14.32%と高くなっています。
9倍配当は魅力ですが、控除率がこれだけ高いということは勝ちにくいゲームと言えるので、バカラではタイへのベットは控えた方がよいといえるでしょう。
手数料なしバカラのバンカーベットの控除率(ハウスエッジ)について

ノーマルなバカラゲームではバンカーへベットして勝利した場合には5%の手数料を取られますが、バカラにはこの手数料を取られない「手数料なしバカラ(ノーコミッションバカラ)」というゲームがあります。
ただし、手数料なしバカラではバンカーにベットしてバンカーが「6」で勝利した場合には50%の手数料を取られるため、1.5倍配当になります。
手数料なしバカラでバンカーにベットした場合の控除率を計算してみましょう。
ノーマルバカラでの勝率は、バンカーが45.86%、プレイヤーが44.62%、タイが9.52%です。
この中で、バンカーが「6」で勝つ確率は5.38%、それ以外の数字で勝つ確率は40.48%になります。
これを計算式に当てはめると、控除率を求められます。
1 × 0.4048+ 0.5 × 0.0538-1 × 0.4462 + 0 × 0.0952 ≒ -0.0145
つまり、手数料なしバカラでバンカーにベットした場合の控除率は1.45%になります。
手数料なしバカラは通常時に5%のハウスエッジを取られないためお得な気がしますが、控除率を計算するとノーマルバカラより不利であることが分かります。
これはあくまでも理論上の数字であり、大きく不利になるわけではありません。
また、ノーマルバカラの1.95倍と違い2倍配当の方が計算しやすく、システムベットを使いやすい点も手数料なしバカラのメリットです。
スーパー6に賭けた場合の控除率は13.82%

手数料なしバカラには、バンカーが6で勝つことを予想する「スーパー6」という賭け方があり、的中すると16倍配当が払い戻されます。
タイの9倍よりも高配当なので魅力的に見えますが、控除率は13.82%です。
プレイヤーやバンカーと比較すると控除率が高く勝ちにくい賭け方なので、基本的にはスーパー6は使わない方がいいでしょう。
控除率(ハウスエッジ)が低く稼ぎやすいバカラで勝つ方法
バカラは控除率(ハウスエッジ)が低く稼ぎやすいゲームですが、ここではさらにバカラで勝つための具体的な方法を解説します。
事前に目標利益や許容損失額を決めておく

バカラをプレイする際には、事前に目標利益と許容損失額を決めておきましょう。
バカラは勝ちやすいゲームですが、絶対に勝てるというわけではありません。
連敗が続いた時や流れが悪いと思った時には、損失を最小限に抑えるためにもその日のプレイを終了するべきです。
その目安となるのが許容損失額であり、「資金の20%を失ったらその日のプレイはやめる」などの損切りラインを設定しておくことが重要です。
また、勝っている時にはできるだけ利益を伸ばしたくなるものですが、バカラは勝率が約50%のゲームなので、いきなり大きな連敗が襲ってくる可能性もあります。
したがって、損切り額だけでなく目標利益も事前に決めておき、完成したら勝ち逃げで利益を確実に残すことを考えましょう。
目標利益にあった軍資金を用意する

バカラで勝つためには、目標利益にあった軍資金を用意することが大切です。
たとえば、目標利益が100ドルであった場合でも軍資金によって達成の難易度が大きく変わります。
軍資金が1,000ドルあれば10%増やせば目標利益を達成できますし、2,000ドルなら5%増やすだけで達成できるので、比較的難易度が低いといえるでしょう。
しかし、軍資金が50ドルしかないのに目標利益を100ドルに設定していたら、資金を2倍に増やさなければいけないので達成できる確率は低くなります。
バカラは勝ちやすいゲームですが必ず勝てるわけではないので、軍資金にあった目標利益を設定するようにしましょう。
資金管理を徹底しながら賭け続ける

バカラで勝つためには、徹底した資金管理を行いながら賭け続けることが重要です。
資金管理ができていないと一時的に勝ち越すことはできても、トータルで利益を残すことは難しいでしょう。
必勝法や攻略法をマスターすることは重要ですが、それ以上に大切なのは資金がパンクしないための徹底した資金管理です。
タイ(引き分け)やサイドベットには賭けない

バカラで勝つためには、タイやサイドベットには賭けないようにしましょう。
賭け方別の控除率でも解説しましたが、タイやサイドベットは配当の高さが魅力ですが控除率が高すぎるため、「稼ぐ」という観点からはおすすめできない賭け方です。
どうしても高配当を狙いたい時は、目標利益を達成した後にゲーム数を限定して賭けるなど、お試し感覚でプレイするのみにとどめておきましょう。
バカラの必勝法・攻略法を使う

バカラには様々な必勝法や攻略法が考案されています。
それらの手法を上手に使うことで、控除率をギリギリまで低く抑えることが可能になるので積極的に取り入れていきましょう。
罫線(けいせん)を利用して勝敗を予測する

バカラの罫線とは、プレイヤーとバンカーの勝敗履歴を示したものです。
代表的な罫線には、以下の4つがあります。
バカラの代表的な罫線
- 大路(ダイロ)
- 大眼仔(ダイガンチャイ)
- 小路(シュウロ)
- 甲由路(カッチャロ)
大路はシンプルで分かりやすいので、初心者の方は大路の見方と使い方から覚えるといいでしょう。
大眼仔・小路・甲由路の3つは、大路を元にして1~3列前と同じ動きをしているか・異なる動きをしているかを記したものです。
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、大路では分からないゲームの流れを把握できます。
たとえば、大路には規則性は見えないが、小路ではテレコ(勝ちと負けを交互に繰り返している)が続いているというときなどは、小路の流れにしたがってベットすることで資金を一気に増やせる可能性があります。
罫線については「意味がない」という否定的な意見もありますが、バカラで安定して稼いでいる人のほとんどが罫線を使った勝敗予測を取り入れているのも事実です。
バカラで本格的に稼ぎたいなら、罫線を習得することをおすすめします。
カードカウンティングで次に出るカードを予想する

カードカウンティングとは、ゲームで使用されたカードを数えることでシュー内に残っているカードを予測し、勝率をアップさせることを狙った必勝法です。
バカラでは、1度使用したカードはシューの交換まで再利用されないため、残っているカードに偏りが発生した場合には、プレイヤーとバンカーの勝敗にも影響します。
バカラの罫線を見ると、一方へ大きく勝敗が偏っている場面を目にすることが多いのですが、これはカードの偏りが原因の1つです。
このような場面を把握することで、ランダムに賭けるよりも勝率アップできる可能性が高まるので、罫線をマスターしたら次はカードカウンティングの習得にもチャレンジしてみましょう。
負けるたびにベット額を倍にするマーチンゲール法

続いて、勝敗に応じて賭け金を変動して利益を出す必勝法(システムベット)を2つ紹介します。
1つ目は、カジノの代表的な必勝法であるマーチンゲール法です。
マーチンゲール法の手順は以下になります。
マーチンゲール法の手順
- 初回ベット額を決める(例:1ドル、100円など)
- 1ゲーム目は初回ベット額を賭ける
- 勝敗によって賭け金を変動する
勝った場合は、負けるまで初回ベット額を賭け続ける
負けた場合は、勝つまで賭け金を倍にする(100円→200円→400円→800円→1,600円など、、、) - 勝ったら賭け金をリセットし最初に戻る
マーチンゲール法は成功すると必ず初回賭け金分の利益が出るので、勝率50%でも稼げる点がメリットで、理論上は必勝法といえます。
ただし、連敗が続くと途中から賭け金が大きく膨らむ点がデメリットです。
しかも、どれだけ賭け金が大きくなっても勝った時の利益は初回賭け金分だけなので、ハイリスクローリターンな手法ともいえるので、実戦で使用する際にはそれらを踏まえた使い方が必要になります。
具体的には、資金のパンクを防ぐために「5連敗したら損切りする」「罫線やカードカウンティングを使って勝率を高める」の2点を徹底するようにしましょう。
数列に従ってベット額を変えていくモンテカルロ法

モンテカルロ法は数列を使って確実に利益を積み重ねていく必勝法です。
モンテカルロ法の手順は、以下になります。
モンテカルロ法の手順
- 数列を用意する(例:1 2 3 など)
- 列の両端を足した金額を賭ける(数列が1 2 3なら、1 + 3 = 4)
- 勝敗によって数列を操作する
勝った場合は両端の数字を削除:1 2 3 → 2
負けた場合は右端に賭け金を追加:1 2 3 → 1 2 3 4 - 同じ手順を繰り返し、数列がすべて消えるとセット完了で最初に戻る
モンテカルロ法では数列がすべてなくなる、または数列が1つだけ残ると必ず利益が出ます。
また、連敗しても賭け金の増え方が比較的緩やかなので、資金がパンクするリスクが小さい点もメリットです。
デメリットは、勝ちと負けを交互に繰り返す展開では長期戦になって少しずつ賭け金が大きくなっていく点です。
実戦で使用する際は、最初の数列を大きくしすぎず、確実にセットを完了して利益を積み重ねていくことをおすすめします。
まとめ
今回は、バカラの控除率(ハウスエッジ)について解説してきました。
バカラでプレイヤーまたはバンカーに賭けた場合の控除率はカジノゲームの中でもトップクラスに低い数値となっており、バカラは勝ちやすいゲームといえます。
ただし、タイやペア、スーパー6などのサイドベットは10%以上の控除率を差し引かれるので、基本的には使わないようにしましょう。
また、控除率が低いといっても0%ではないので、フラットベット(同じ金額を賭け続けること)を続けていると少しずつ資金が減っていく計算になります。
バカラでは罫線やカードカウンティングを使って勝率をアップさせ、マーチンゲール法やモンテカルロ法などのシステムベットを使って少しずつ資金を増やしていくことを目指しましょう。
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