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バカラ罫線(けいせん)の見方と書き方、大路(ダイロ)を基に作られた種類も解説!

バカラ罫線(けいせん)の見方と書き方、大路(ダイロ)を基に作られた種類も解説!

オンラインカジノのライブバカラをプレイしていると、ゲーム画面に「罫線(けいせん)」と呼ばれるゲーム履歴が表示されています。

罫線には、もっとも分かりやすい大路(ダイロ)以外に、大眼仔(ダイガンチャイ)、小路(シュウロ)、甲由路(カッチャロ)と呼ばれる派生型があり、それぞれ一定の法則によって記入されています。

バカラは運要素の強いゲームですが、罫線の読み方を理解するとゲームの流れを理解できるので、バカラをより一層楽しめるようになるだけでなく、勝敗予想に役立てることも可能です。

この記事では、「罫線の見方が分からない」「実戦でどうやって使えばいいの?」という初心者の方を対象に、代表的な罫線の見方や使い方について解説していきます。

バカラの罫線を理解して、バカラをもっと楽しく論理的にプレイできるようになりましょう。

もくじ

バカラの罫線(けいせん)とは

バカラの罫線とは、プレイヤーとディーラーの勝敗結果をまとめた出目表のことです。

罫線には大路(ダイロ)、小路(シュウロ)、大眼仔(ダイガンチャイ)、甲由路(カッチャロ)、珠盤路(チューチャイロ)などがあり、それぞれ決められたルールのもとに勝敗結果が記録されています。

我々プレイヤーは、その罫線を見てテーブルの流れを確認し、次のゲームでどちらが勝つかを予想できるというわけです。

罫線(けいせん)を使えば、より勝率を上げるための賭け方ができる

バカラの罫線については「勝敗予想の役には立たない」「罫線には意味がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに罫線は過去の勝敗結果をまとめた出目表に過ぎないので、次のゲームの勝敗を確実に予想できるものではありません。

しかし、バカラの勝敗はプレイヤー・バンカーともに約50%なので、一方に勝利が偏っていれば、その後はもう一方に勝利が偏って確率が収束する可能性が考えられます。

これは「大数の法則」と呼ばれるもので、たとえば序盤はプレイヤーが大きく勝ち越していても、後半にバンカーの連勝が続き、シューの交換時には勝率がほぼ互角に落ち着いたということが少なくありません。

またバカラでは、不思議なことに罫線が一定のリズム(バンカーとプレイヤーが交互に勝つ、プレイヤーの3勝1敗が続くなど)を描いて進んでいく場面を頻繁に見かけます。

この理由を説明することは難しいのですが、カードをシャッフルする時に何かしらの偏りが生じているのかもしれません。

したがって、何も考えずにランダムに賭けるよりも、罫線を勝敗予想に使うことでバカラの勝率をアップさせられる可能性があるのです。

バカラはシンプルなゲームなので、連敗が続くとムキになって資金を溶かしてしまいやすい側面がありますが、罫線を見ながらプレイすることで冷静さを保ち、それが良い結果につながっているのかもしれませんね。

バカラの罫線(けいせん)、大路(ダイロ)の見方と書き方

バカラの罫線(けいせん)、大路(ダイロ)

ここからは、いよいよバカラの罫線の見方と書き方について解説していきます。

まず、初心者の方でも分かりやすい大路(ダイロ、ダァルー)からです。

大路は一番上に表示されている罫線なので、初心者の方もここを見ながらプレイすることが多いのではないでしょうか。

大路(ダイロ)の見方

大路(ダイロ)の見方

大路では、勝敗履歴を左上から記入していき、連勝した場合は下に記入、プレイヤーとバンカーの勝敗が入れ替わった場合は右列に移動して記入していきます。

上記画像では、プレイヤーが3連勝→バンカーが2連勝→プレイヤーが2連勝→引き分けと進んだことが分かります。

このように、大路はプレイヤーとバンカーの勝敗の流れをひと目で判断できる点が特徴です。

▼大路(ダイロ)で使われている記号の色分け

大路(ダイロ)で使われている記号の色分け

大路の表記方法は、以下の3つです。

大路の表記方法

  • バンカーが勝利した場合は赤丸つける
  • プレイヤーが勝利した場合は青丸をつける
  • 引き分けの場合はスラッシュ(/)をつける

引き分けに関しては、オンラインカジノによっては色が変わる場合がありますが、バンカーの赤とプレイヤーの青は共通です。

大路(ダイロ)の書き方

大路(ダイロ)の記入について

大路の見方と色分けが分かったら、実際に大路を書いていく手順を見ていきましょう。

まず、1~3ゲーム目はプレイヤーが連勝したので、縦に青丸を記入します。

4ゲーム目はバンカーが勝ったので、横へ移動して2列目に赤丸を記入し、5ゲーム目もバンカーが勝ったので縦に赤丸を記入します。

6ゲーム目はプレイヤーが勝ったので、横へ移動して3列目に青丸を記入し、7ゲーム目もプレイヤーが勝ったので縦に青丸を記入します。

大路は連勝数だけでなく、プレイヤー2連勝→バンカー1勝→プレイヤー2連勝→バンカー1勝といった一定のリズムで動いている場合にも、いち早く察知することができる点が特徴です。

引き分けの書き方は2パターンある

大路で引き分けを記載する場合は、以下の2パターンがあります。

▼1マスに引き分けを記入するパターン

1マスに引き分けを記入するパターン

1つ目は、1マスに引き分けを記入するパターンです。

この場合は、上記のように前のゲームで勝った行の1マスを使って斜線を引きます。

▼同じマスに引き分けを記入するパターン

同じマスに引き分けを記入するパターン

2つ目は、前のゲームで勝った方と同じマスに引き分けを記入するパターンです。

上記では、8ゲーム目にプレイヤーが勝って9ゲーム目が引き分けだったので、同じマスに斜線を記入しており、9ゲーム目が引き分けだったことがわかります。

引き分けが2回続いた場合は、斜線の右上に「2」と記入します。

どちらを使っても構いませんが、同じマスに引き分けを記入した方が、あとから紹介する罫線の記入時に見やすいです。

ちなみに、オンラインカジノの大手プロバイダ「Evolution Gaming」は、同じマスに斜線を引いています。

バカラの罫線(けいせん)でよく使われる用語

ここでは、バカラの罫線でよく使われる用語を解説します。

罫線の説明で度々登場するので、しっかりと覚えておきましょう。

落ちる

落ちる

「落ちる」とは、バンカー・プレイヤーのどちらかが連勝している状況のことです。

バカラの罫線は、連勝した場合や数列前と同じ方向へ動いた場合には縦方向へ記入していくので、その見た目から「落ちる」という表現を使うことがあります。

横に走る

落ちる

「横に走る」とは、バンカーとプレイヤーが交互に勝利して、罫線が横に続いている状況を言います。

これも、見たままの表現なので特に難しいことはないでしょう。

ただし、1勝1敗の時には「走る」とはいわず、最低でも2回以上続いたときに「横に走る」「横に走りそう」という表現を使うことが多いです。

面(ツラ)

面(ツラ)

面(ツラ)とは、バンカーまたはプレイヤーの連勝や1勝1敗など、規則的な状態が続いているという意味です。

先ほど紹介した「落ちる」「横に走る」に似ていますが、バカラでは規則的な状態が続く状況では、縦面(タテツラ)・横面(ヨコツラ)という言葉をよく使います。

面(ツラ)を追う

面(ツラ)を追う

「面(ツラ)を追う」とは、片方の連勝や1勝1敗など規則的な状況が続いている時、そちらへ賭けるという意味です。

上記では、プレイヤーの4連勝が2回あり、現在も3連勝しています。

過去2回と同じようにプレイヤーが勝つ、と予測してプレイヤーへ賭ける場合は「面(ツラ)を追う」といいます。

逆に、「そろそろ連勝が止まるだろう」とプレイヤーへ賭ける場合は「面(ツラ)を切る」「面切り(ツラギリ)」といいます。

横面(ヨコヅラ)

横面(ヨコヅラ)

横面(ヨコヅラ)とは、1勝1敗などが連続して罫線が横へ続いている状況をいいます。

上記画像は、プレイヤー→バンカー→プレイヤー→バンカーと続いているので、プレイヤーに賭けると「面(ツラ)を追う」、バンカーに賭けると「面(ツラ)を切る」といいます。

横面(ヨコヅラ)には、派生形がいくつかあるので1つずつ紹介します。

テンコ(テレコ)

テンコ(テレコ)

まず、バンカーとプレイヤーが1勝ずつ交互に勝っている状況をテンコ(テレコ)といいます。

「テレコ」とは歌舞伎で1幕おきに筋書きを交互に展開していくことを指し、バカラの罫線でのテレコ(テンコ)はそれに由来しているといわれています。

ニコイチ(ニコニコ)

ニコイチ(ニコニコ)

ニコイチ(ニコニコ)とは、バンカーとプレイヤーどちらかの2連勝→1敗が続いている状況をいいます。

一般的には、ニコイチは2つものを1つにまとめるといった意味ですが、バカラの罫線でのニコイチ(ニコニコ)は、2連勝が「ニコ」、1敗が「イチ」で2つを合わせてニコイチと呼ばれています。

ドラゴン

ドラゴン

ドラゴンとは、バンカー・プレイヤーのどちらかが連勝し、横のマスを飛び越えた状況を表します。

大路の罫線は縦に6マスなので、7連勝以上が発生した場合にドラゴンと表現します。

バカラの勝率は、どちらに賭けても約50%ですが、実戦ではこのように大きく勝敗が偏る場面が頻繁に登場するので不思議ですね。

このような場面で「そろそろ連勝が止まるだろう」と、反対側へマーチンゲール法などを使ってベットすると大負けすることがよくあるのでご注意ください。

大路(ダイロ)の結果を基に作られた3種類のバカラ罫線(けいせん)

バカラの罫線

バカラの罫線は、これまで紹介してきた大路から派生したものがあります。

代表的な罫線は、以下の3つです

ここでは、上記3種類のバカラ罫線の見方や書き方を順番に解説します。

大路(ダイロ)の最新結果と1列手前の結果を比較した大眼仔(ダイガンチャイ)

大眼仔(ダイガンチャイ)

最初に紹介するのは、大眼仔(ダイガンチャイ)です。

大眼仔は、大路の1つ下に表示されていることが多く、大路の1列手前の結果「同じ動きをしている」または「異なる動きをしている」かを比較することができます。

大眼仔(ダイガンチャイ)の見方

大眼仔(ダイガンチャイ)の見方

大眼仔は、大路の1列手前の結果と比較するため、大路とは異なる動きになります。

つまり、大路の1列目でバンカー・プレイヤーが連勝している間は、大眼仔は空白のままです。

上記では、6ゲーム目にプレイヤーが勝って2列目移動したので、ここから大眼仔を記入する準備を始めます。

大眼仔の見方は、慣れるまで時間がかかるかもしれないので、何度も見返してすぐに判断できるようにしましょう。

特に、ライブバカラではベットの制限時間が決まっているので、瞬時に判断できないと間に合わないことがあります。

▼大眼仔(ダイガンチャイ)で使われている記号の色分け

大眼仔(ダイガンチャイ)で使われている記号の色分け

大眼仔の色分けは、以下のように行います。

大眼仔の色分け

  • 最新の結果と1列手前の結果が同じ動きをした場合は赤丸
  • 最新の結果と1列手前の結果が違う動きをした場合は青丸

大路のように、バンカーの勝利が赤丸・プレイヤーの勝利が青丸というわけではないのでご注意ください。

大眼仔(ダイガンチャイ)の書き方

大眼仔(ダイガンチャイ)の書き方

それでは、実際に大眼仔の書き方を見ていきましょう。

7ゲーム目

大眼仔 8ゲーム目

最新の結果

6ゲーム目→7ゲーム目(縦方向に移動)

1列手前の結果

1ゲーム目→2ゲーム目(縦方向に移動)

まず、大眼仔は大路の1列手前の動きと比較するので、1~5ゲーム目のバンカーの連勝中は何も記入しません。

6ゲーム目でプレイヤーが勝ったことで、大路が2列目に移動しました。

ここから、大眼仔を記入していきます。

1~2ゲーム目でバンカーが連勝、6~7ゲーム目でプレイヤーが連勝して1列手前と同じ動きをしたので、赤丸を記入します。

8ゲーム目

大眼仔 8ゲーム目

最新の結果

7ゲーム目→8ゲーム目(横方向に移動)

1列手前の結果

2ゲーム目→3ゲーム目(縦方向に移動)

次に8ゲーム目ではバンカーが勝ちました。

1列前の2→3ゲーム目は縦方向に移動していますが、7→8ゲーム目は横方向へ移動しているので異なる動きですよね。

したがって、大眼仔の2列目に青丸を記入します。

9ゲーム目

大眼仔 9ゲーム目

最新の結果

8ゲーム目→9ゲーム目(横方向に移動)

1列手前の結果

6ゲーム目→7ゲーム目(縦方向に移動)

9ゲーム目はプレイヤーが勝ちました。

一列手前の6→7ゲーム目は縦方向へ移動していますが、8→9ゲーム目は横方向へ移動しているので異なる動きです。

したがって、大眼仔の2列目に青丸を記入します。

ここでは、前回が青丸だったので縦方向へ記入していますが、仮に8ゲーム目が赤丸だった場合は、3列目に青丸を記入します。

大眼仔はバンカー・プレイヤーではなく、前回と同じ動きだったか・異なる動きだったかで分ける点にご注意ください。

20ゲーム目(引き分けの場合は記録しない)

20ゲーム目(引き分けの場合は記録しない)

大眼仔では、大路で引き分けとなった場合にはカウントしないので何も記入しません。

上記の大路は引き分けを1マスに記入していますが、大眼仔を使う場合は同じマスに斜線を引いた方が分かりやすいです。

以上が、大眼仔の見方や書き方になります。

大路(ダイロ)の最新結果と2列手前の結果を比較した小路(シュウロ)

小路(シュウロ)

次に、小路(シュウロ)を紹介します。

小路は、大路の最新結果と2列手前の結果を比較した罫線です。

基本的には大眼仔と同じ考え方で、1列手前(大眼仔)が小路では2列手前になったと考えれば分かりやすいでしょう。

小路(シュウロ)の見方

小路(シュウロ)の見方

小路は、大路の2列手前の動きと最新の動きを比較するので、大路が3列目に入るまでは何も記入しません。

上記では、大路で8ゲーム目に3行目へ入ったので、ここから勝負を記入する準備を始めます。

そして、9ゲーム目は2列手前の2ゲーム目(1列目)と比較します。

ここでは、1列目と異なる動きになったので、小路の1列目に青丸を記入します。

▼小路(シュウロ)で使われている記号の色分け

小路(シュウロ)で使われている記号の色分け

小路の色分けは、以下のように行います。

小路の色分け

  • 最新の結果と2列手前の結果が同じ動きをした場合は赤丸
  • 最新の結果と2列手前の結果が違う動きをした場合は青丸

小路の色分けは大眼仔と同様に、同じ動きをしている場合は赤丸、違う動きをした場合は青丸です。

小路(シュウロ)の書き方

小路(シュウロ)の書き方

それでは、実際に大路の流れを見ながら小路の書き方を解説していきます。

読み進める際は、自分でも頭の中でシミュレーションすると早く覚えられますよ。

9ゲーム目

小路 9ゲーム目

最新の結果

8ゲーム目→9ゲーム目(横方向に移動)

2列手前の結果

1ゲーム目→2ゲーム目(縦方向に移動)

小路は2列手前の動きと比較するので、大路が3列目に入ってから記入の準備を始めます。

上記では、8ゲーム目に3列目へ入りました。

次の8→9ゲーム目を見ると、大路の2列手前は縦に移動していますが、最新の結果は横に移動しているので異なる動きになりました。

したがって、小路の1列目に青丸を記入します。

10ゲーム目

小路 10ゲーム目

最新の結果

9ゲーム目→10ゲーム目(横方向に移動)

2列手前の結果

6ゲーム目→7ゲーム目(縦方向に移動)

次に、9→10ゲーム目を見てみましょう。

2列手前の6→7ゲーム目は縦方向に移動していますが、9→10ゲーム目は横へ移動しています。

したがって、2列手前と異なる動きなので小路の1列目に青丸を記入します。

仮に同じ動きだった場合は、2列目に赤丸を記入します。

11ゲーム目

小路11ゲーム目

最新の結果

10ゲーム目→11ゲーム目(縦方向に移動)

2列手前の結果

8ゲーム目→9ゲーム目(横方向に移動)

続いて、10→11ゲーム目を見てみましょう。

2列手前の8→9ゲーム目は横方向に移動していますが、最新の結果は縦方向に移動しています。

したがって、2列手前と異なる動きなので1行目に青丸を記入します。

12ゲーム目(比較元がない場合は最新結果から判断)

比較元がない場合は最新結果から判断

最新の結果

11ゲーム目→12ゲーム目(縦方向に移動)

2列手前の結果

-

続いて、11→12ゲーム目をご覧ください。

この部分は、2列手前に比較対象がありません。比較対象がない場合は、バンカーまたはプレイヤーが連勝しているかどうかで判断します。

バンカーまたはプレイヤーの連勝で判断

  • 連勝している→同じ動きと判断して赤丸を記入
  • 連勝していない→違う動きと判断して青丸を記入

この場合は、11ゲーム目にバンカーが勝って12ゲーム目に連勝しているので「同じ動き」と判断して小路の2列目に赤丸を記入します。

比較対象がない場合については間違えやすいので注意してください。

20ゲーム目(引き分けの場合は記録しない)

引き分けはノーカウント

最後に、19→20ゲーム目をご覧ください。

小路では、大路が引き分けになった場合には記録しません。

したがって、20ゲーム目は記録せずに21ゲーム目から記入を続けます。

大路(ダイロ)の最新結果と3列手前の結果を比較した甲由路(カッチャロ)

甲由路(カッチャロ)

3つ目の罫線は、甲由路を紹介します。

甲由路は、大路の最新結果と3列手前の結果を比較した罫線です。

すでに大眼仔、小路の見方や書き方を理解している人なら、甲由路もすぐに理解できるでしょう。

ここまででお分かりのように、大路から派生した3つの罫線は、「大路の1~3列手前の結果」と最新の結果を比較したものになります。

比較対象

  • 大眼仔は大路の1列手前と最新の結果を比較
  • 小路は大路の2列手前と最新の結果を比較
  • 甲由路は大路の3列手前と最新の結果を比較

甲由路(カッチャロ)の見方

甲由路(カッチャロ)の見方

甲由路は、大路の3列手前の動きと最新の動きを比較するので、大路が4列目に入ってから記入の準備を始めます。

上記の場合だと、9ゲーム目で4列目に入ったので10ゲーム目から甲由路を記入します。

▼甲由路(カッチャロ)で使われている記号の色分け

甲由路(カッチャロ)で使われている記号の色分け

甲由路の色分けは、以下のように行います。

甲由路の色分け

  • 最新の結果と3列手前の結果が同じ動きをした場合は赤丸
  • 最新の結果と3列手前の結果が違う動きをした場合は青丸

小路も色分けは大眼仔と同じで、同じ動きをしている場合は赤丸、違う動きをした場合は青丸です。

甲由路(カッチャロ)の書き方

甲由路(カッチャロ)の書き方

それでは、実際に甲由路の書き方を解説していきます。

読み進める際は、頭の中でシミュレーションして自分でも考えるようにしましょう。

10ゲーム目

甲由路10ゲーム目

最新の結果

9ゲーム目→10ゲーム目(横方向に移動)

3列手前の結果

1ゲーム目→2ゲーム目(縦方向に移動)

甲由路は4列手前の動きと最新の動きを比較するので、まずは大路が4列目に移動するのを待ちましょう。

9ゲーム目でプレイヤーが勝って大路が4列目に入ったので、甲由路を記入する準備を始めます。

10ゲーム目は、大路が横へ移動しました。

3列手前の1→2ゲーム目は縦に移動しているので、9→10は異なる動きということになりますね。

したがって、甲由路の1列目に青丸を記入します。

11ゲーム目

甲由路11ゲーム目

最新の結果

10ゲーム目→11ゲーム目(縦方向に移動)

3列手前の結果

6ゲーム目→7ゲーム目(縦方向に移動)

続いて、10→11ゲーム目を見てみましょう。

3列手前の6→7ゲーム目は縦方向に移動しており、同じ動きなので2列目に赤丸を記入します。

12ゲーム目

甲由路12ゲーム目

最新の結果

11ゲーム目→12ゲーム目(縦方向に移動)

3列手前の結果

7ゲーム目→8ゲーム目(横方向に移動)

続いて12→13行目ですが、3列手前に比較対象がありません。

このような場合は、バンカーまたはプレイヤーが連勝しているかどうかで判断します

上記では、直前にバンカーが勝利しており、13ゲーム目もバンカーが連勝しているので同じ動きと判断して、甲由路に赤丸を記入します。

この考え方は、小路と同じです。

13ゲーム目(比較元がない場合は最新結果から判断)

比較元がない場合は最新結果から判断

最新の結果

12ゲーム目→13ゲーム目(縦方向に移動)

3列手前の結果

-

続いて12→13行目ですが、3列手前に比較対象がありません。

このような場合は、バンカーまたはプレイヤーが連勝しているかどうかで判断します。

バンカーまたはプレイヤーの連勝で判断

  • 連勝している→同じ動きと判断して赤丸を記入
  • 連勝していない→違う動きと判断して青丸を記入

上記では、直前にバンカーが勝利しており、13ゲーム目もバンカーが連勝しているので甲由路に赤丸を記入します。

この考え方は、小路と同じです。

20ゲーム目(引き分けの場合は記録しない)

引き分けの場合は記録しない

最後に20ゲーム目をご覧ください。

甲由路では、引き分けの場合はカウントしないので何も記入しません。

したがって、19→21ゲーム目を3列手前の12→13ゲーム目と比較することになります。20→21ゲームではないのでご注意ください。

以上が、甲由路の見方と書き方です。

4つの罫線(けいせん)とは別に記録される珠盤路(チューチャイロ)

珠盤路(チューチャイロ)

バカラの罫線には、これまで紹介してきた4種類以外に珠盤路(チューチャイロ)という罫線があります。

珠盤路は、勝敗の履歴がそのまま記載されていき、バンカー・プレイヤーの勝利に関係なくすべてのマスを埋める動きになっている点が特徴です。

珠盤路の色分けは、大路と同じです。

珠盤路の色分け

  • バンカーの勝ちは赤色
  • プレイヤーの勝ちは青色
  • タイ(引き分け)は緑

また、珠盤路は赤丸に「B」(バンカー)、青丸に「B」(プレイヤー)、緑の丸に「T」(タイ、引き分け)と記載されています。

珠盤路は、バンカーとプレイヤーの勝ちが入れ替わっても列が同じなので、大路のように連勝数やテレコ、ニコイチなどの動きを直感的に察知することができません。

ただし、バンカーとプレイヤーの勝率、引き分けの出現状況などは分かりやすいので、シューの途中からテーブルに参加するときに参考にするといいでしょう。

バカラの罫線(けいせん)を使用する際の注意点

バカラの罫線を5種類紹介してきましたが、ここではバカラの罫線を実戦で使用する際の注意点を解説します。

罫線(けいせん)は100%勝てるものではない

1つ目の注意点は、罫線を使ってもバカラで100%勝てることはないという点です。

罫線はあくまでも過去の勝敗を元に作られた出目表なので、未来の勝敗を保証するものではありません。

確かに、バカラではツラやテレコ、ニコイチなど一定のリズムで勝敗が進む場面をよく見かけますが、悪い言い方をすれば偶然が重なった結果です。

したがって、「バンカーとプレイヤーが交互に勝っているから、次はプレイヤーが勝ちそう」といった予想に役立てるのはかまいせんが、罫線を過信しすぎて全額ベットして勝負するような賭け方はおすすめしません。

また、4つの罫線はすべて一定の法則のもとに作られており、信頼度や優先度に差があるわけではないのでご注意ください。

大路が一番上に表示されていますが、これは最も分かりやすく、他の罫線の基準となっているためで「大路の方が大眼仔、小路、甲由路より信頼性が高い」というわけではありません。

タイ(引き分け)は基本的に賭けない

バカラでは、プレイヤーまたはバンカーに賭けるのがもっとも還元率が高くなっており、基本的にはタイ(引き分け)へは賭けません。

プレイヤー・バンカーの勝率とタイの確率を以下に比較しました。

勝敗結果

確率

プレイヤーの勝ち

44.62%

バンカーの勝ち

45.86%

タイ

9.52%

プレイヤーとバンカーに賭けて引き分けだった場合は賭け金が返金されるので、実質的な勝率は約50%です。

厳密にはバンカーの方が若干勝率が高いのですが、バンカーに賭けて的中した場合には5%の手数料を取られるため、還元率はほぼ同じです。

一方、タイの確率は約9.5%で10%を下回るにも関わらず、的中時の配当は9倍しかありません。

そのためタイに賭けることは「割に合わないベット」といえます。

また、詳しい計算については省きますが、還元率やプレイヤーとバンカーが約99%に対して、タイの還元率は約86%弱でかなり不利な条件になっています。

つまり、バカラで勝つためにはタイには賭けないことが大切なのです。

ただし、罫線をチェックしてタイが2~30回ほど出現していない場合などは、そろそろタイがきてもおかしくないので、資金を少なめにして遊び感覚でベットするのはいいでしょう。

引き分けの状況を調べる時は、珠盤路(チューチャイロ)が分かりやすいですよ。

まとめ

今回は、バカラの代表的な4種類の罫線(大路、大眼仔、小路、甲由路)と珠盤路について、見方や書き方などを解説してきました。

バカラは勝率が約50%で運の要素が強いゲームですが、カードの偏りによって罫線に一定の法則が見られることが少なくありません。

代表的な大路だけでなく、他の罫線も細かくチェックすることで規則性を発見できれば、勝率を上げることが可能です。

初心者の方は、この記事で罫線の見方や利用方法を理解して、バカラをさらにお楽しみください。

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