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ブラックジャックのベーシックストラテジー「ハードハンド」の使い方や注意点を解説

ブラックジャックのベーシックストラテジー「ハードハンド」の使い方や注意点を解説

ブラックジャックはカジノゲームの中で最も勝ちやすいといわれていますが、その大きな理由は最強の必勝法であるベーシックストラテジーの存在です。

ベーシックストラテジーを完璧に使いこなすことができれば、ブラックジャックの還元率を最大限に引き上げて、カジノで安定した利益を上げ続けることも不可能ではありません。

そのベーシックストラテジーには、ハードハンド・ソフトハンド・スプリットの3種類があり、その中で最も使用する機会の多いものがハードハンドです。

そこで今回はベーシックストラテジーのハードハンドについて、ハードハンドチャートの見方や効率よく覚える方法、実戦で使用する際の注意点などを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

セレナ
セレナ

ベーシックストラテジーのなかでも最も使うハードハンドチャートについてですので、しっかり覚えましょう!

チャートを見ながらなら私でもできると思います!

リン
リン

もくじ

ブラックジャックのハードハンドとはベーシックストラテジーのひとつ

▼ハードハンドチャート

ベーシックストラテジー

ブラックジャックのベーシックストラテジーは、プレイヤー側のハンドによって3種類に分かれており、ハードハンドはそのうちの1つです。

プレイヤーの最初のハンドに[A]がない場合に使用するチャート

ブラックジャックのベーシックストラテジーチャートは3種類に分けられる

ブラックジャックのベーシックストラテジーチャートは、プレイヤーのハンド(手札)によって以下の3つに分かれています。

その中でハードハンドは、プレイヤーの最初の手札に「A」がない場合の最適なアクションを示したものです。

ベーシックストラテジーでは、プレイヤーのハンドに「A」が含まれていない場合はハードハンドチャートを参照します。

最も利用する頻度が多いチャート

ブラックジャックではA~Kまで13枚のカードを使用し、ハードハンドチャートはその中で「A」を抜いたすべてのカードの組み合わせに適用されるので、ベーシックストラテジーでは最も利用する頻度が多いチャートになります。

ベーシックストラテジーをマスターする際には、最初にハンドチャートから覚えていくのが効率的です。

ベーシックストラテジーのハードハンドを使用するメリット

ベーシックストラテジーのハードハンドを使用するメリットは、自分の感覚に頼らず統計的に証明されている最適な選択をできる点です。

たとえば、プレイヤーのハンドが「12~16」の場合には、ヒットを選択するとバーストの可能性があるので慎重な判断が求められます。

そのような場面で「バーストするのはイヤだからスタンドを選択しよう」「今日は調子がいいから、もう1枚カードを引いてみよう」などと一貫性のないプレイをしていては、ブラックジャックの高い還元率を最大限に引き出すことはできません。

また、ハンドが「15」や「16」でもディーラーのアップカードによってはヒットが最適なアクションであったり、逆にハンドが「12」でもスタンドを選択した方が期待値が高い場合がありますが、自分の感覚だけで適切に判断することは難しいでしょう。

ベーシックストラテジーのハードハンドチャートを使用することによって、すべての場面で最も期待値の高いアクションを機械的に選択できるようになるのです。

またハードハンドチャートには一定の規則性があるため、ポイントを押さえれば初心者の方もすぐに使いこなせるようになります。

ブラックジャックのベーシックストラテジーのハードハンドの基本的な使い方

ここからはベーシックストラテジーのハードハンドの基本的な使い方について解説します。

上記画像ではディーラーのアップカードは「10」プレイヤーは「11」です。

まずはこれについて見ていきましょう。

ストラテジーチャートに当てはめて「ダブルダウン」を選択

ハードハンドのストラテジーチャートに当てはめて、「ダブルダウン」を選択

ハードハンドのチャートの見方は、縦軸がプレイヤー、横軸がディーラーです。

そして、縦軸と横軸の交点にある文字が最適なアクションとなっています。

  • 「H」:ヒット(カードをもう1枚追加する)
  • 「S」:スタンド(カードを引かずに勝負する)
  • 「D」:ダブルダウン(ベット額を2倍にして勝負する)
  • 「R」:サレンダー(ベット額の半分を支払ってゲームを降りる(不可の場合はヒット))

上記画像では、プレイヤーのハンドが「11」、ディーラーのアップカードが「10」なので、チャートを見ると「D」と表示されています。

つまりこの場合にはダブルダウンが最も期待値の高い選択です。

このベーシックストラテジーチャートについてですが、ランドカジノでは持ち込みが禁止されている場合がありますが、オンラインカジノではチャートを確認してもバレることはなく、また特に禁止もされていません。

各アクションを完璧にマスターするまでは、チャートを見ながらプレイすることをおすすめします。

セレナ
セレナ

ストラテジーチャートのR=サレンダーですが、基本はヒットと覚えておきましょう。

どうしてですか?

リン
リン
セレナ
セレナ

オンラインカジノでサレンダーを採用しているゲームは少ないからです!

ブラックジャックのベーシックストラテジーのハードハンドで覚えるべきアクション

ベーシックストラテジーのハードハンドチャートを見ると「全部覚えるのは大変そう」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。

ベーシックストラテジーには規則性があるので、それらを理解しておけば簡単に覚えられます。

ここでは、ベーシックストラテジーのハードハンドで覚えておくポイントについて見ていきましょう。

ディーラーアップカードが6以下でプレイヤーハンドが12以上ならスタンド

まずディーラーのアップカードが「6」以下で、プレイヤーのハンドが「15」以上ならそれ以上カードを引かずにスタンドを選択します。

上記は、プレイヤーのハンドが「15」でディーラーのハンドが「2」なので、スタンドが最適なアクションです。

▼ディーラーのバースト狙い

上記ではプレイヤーのハンドは「15」のままですが、ディーラーがバーストしたのでプレイヤーの勝ちとなりました。

プレイヤーのハンドが「15」の場合、次のヒットでバーストする確率は53.86%なので、2回に1回以上の確率でバーストする計算です。

それに対して、ディーラーのアップカードが「2」の時にバーストする確率は35.3%なので、約3回に1回バーストを期待できます。

したがってこの場合は、カードをもう1枚追加するよりもディーラーのバーストを狙う方が期待値の高い選択になるのです。

プレイヤーとディーラーのバーストする確率については後ほど詳しく解説しますが、ディーラーのハンドが「6」に近づくほどバーストする確率も上がります。

ハンドが「6」の時にバーストする確率は42.1%もあるので、リスクを取らずにディーラーがバーストすることを願いましょう。

ディーラーアップカードが7以上の時は17以上になるまでヒット

ディーラーのアップカードが「7」以上の時は、プレイヤーは「17」以上になるまでヒットを選択します。

上記ではディーラーのアップカードが「8」で、プレイヤーのハンドが「14」なのでヒットが最適な選択です。

▼ハンドが17以上になるまでヒット

上記では、「6」を引いたのでプレイヤーの合計値は「20」、ディーラーは「18」だったので勝利することができました。

後ほど詳しく解説しますが、ブラックジャックでは「10、J、Q、K」を[10]としてカウントするので、[10]の出現確率は約30.76%となり、約3回に1回は[10]が出る計算です。

ベーシックストラテジーではディーラーのハンドが「18」になると予測するため、プレイヤー側は合計値が「17」以上になるまではヒットを続けます。

プレイヤー側の視点ではバーストするのが怖いかもしれませんが、ディーラーのアップカードが「7」の時にバーストする確率は26.0%しかなく、数字が上がっていくにつれてバーストする確率は下がります。

ディーラーのアップカードが「7」以上の時はディーラーのバーストを期待するのではなく、自分のハンドを強くすることを狙いましょう。

プレイヤーハンドの合計値が「9、10、11」の時はダブルダウン

プレイヤーハンド合計値ディーラーアップカード
条件193~6
条件2102~9
条件3112~10

ブラックジャックには、カードを1枚だけ引くことを条件に、賭け金を最大2倍に増やせる「ダブルダウン」というアクションがありますが、ベーシックストラテジーのハードハンドでは、合計値が「9、10、11」の時にダブルダウンを選択します。

ディーラーのアップカードによって、それぞれ条件が異なるので順番に見ていきましょう。

条件1:プレイヤー合計値が「9」、ディーラーアップカードが「3~6」

1つ目の条件は、プレイヤーの合計値が「9」で、ディーラーのアップカードが「3~6」の場合です。

上記では、プレイヤーの合計値が「9」で、ディーラーのアップカードが「5」なのでダブルダウンを選択します。

▼10を引くと予想してダブルダウン

ダブルダウンで[10]を引いたので、合計値が19となりました。

ディーラーの合計値は「17」だったので勝利することができました。

ディーラーのアップカードが「7」の時はダブルダウンではなく通常のヒットを選択する点に注意してください。

条件2:プレイヤー合計値が「10」、ディーラーアップカードが「2~9」

2つ目の条件は、プレイヤーの合計値が「10」で、ディーラーのアップカードが「2~9」の場合です。

上記では、プレイヤーの合計値が「10」で、ディーラーのアップカードが「7」なのでダブルダウンを選択します。

▼プレイヤーは10を引くと予想しダブルダウン

ダブルダウンで[10]を引いたので、合計値が「20」になりました。

ディーラーの合計値は「18」だったので勝利することができました。

プレイヤーのハンドが「10」の時は、「ディーラーのアップカードがそれより小さい数字の時はダブルダウンを選択する」と考えれば覚えやすいでしょう。

条件3:プレイヤー合計値が「11」、ディーラーアップカードが「2~10」

3つ目の条件は、プレイヤーの合計値が「11」で、ディーラーのアップカードが「2~10」の場合です。

上記では、プレイヤーの合計値が「11」、ディーラーの合計値が「9」なのでダブルダウンを選択します。

▼プレイヤーのハンド強化狙いでダブルダウン

ダブルダウンで「9」を引いたので、合計値が「20」になりました。

ディーラーの合計値は「17」だったので勝利することができました。

プレイヤーの「11」は最も期待値が高い最強のハンドなので、ディーラーのカップカードが「A」以外のときには迷わず勝負を仕掛ける場面です。

ハードハンドでのダブルダウンは、この3つの条件に当てはまった場合のみ選択します。

プレイヤーハンドが17以上の時はスタンド

プレイヤーのハンドが「17」以上の時は、スタンドを選択します。

上記では、プレイヤーの合計値が「18」なのでこれ以上カードは引かずにスタンドを選択します。

▼ハンドが強いのでスタンド

ディーラーがバーストしたのでプレイヤーの勝利となりました。

通常のブラックジャックでは、ディーラーは合計値が「17」以上になるまでは必ずヒットを続けなければいけません。

プレイヤー側は「17」以上になったらハンドが強いと考えて、スタンドを選択します。

プレイヤーハンドが11以下の時はヒットまたはダブルダウン

プレイヤーのハンドが「11」以下の時は、ヒットまたはダブルダウンを選択します。

上記ではプレイヤーのハンドが「9」なのでヒットを選択します。

ダブルダウンの項目でも解説しましたが、プレイヤーが「9」でディーラーが「7」の時は、ダブルダウンではなくヒットなのでご注意ください。

▼プレイヤーのハンド強化狙いでヒット

プレイヤーのハンドが「11」以下の時は、次のハンドでバーストする確率は0%なので、ヒットを選択してハンドの強化を狙いましょう。

画像では[10]を引いたため「19」になりましたが、小さい数字のカードを引いて合計値が「17」以下だった場合には「17」以上になるまでヒットを続けます。

リン
リン

たくさんあって大変ですね…

覚えることは多いですが、最初はチャートを使えば大丈夫ですよ!

セレナ
セレナ

ベーシックストラテジーのハードハンドの練習問題で最適アクションを覚えよう!

ベーシックストラテジーの基本的な使い方について解説してきましたが、ここでは練習問題を用意したので一緒に考えていきましょう。

すぐに答えを見るのではなく、最初に自分で考えてから確認すると早く覚えられますよ。

ハードハンドチャートを使った問題①

1問目は、プレイヤーのハンドが「11」、ディーラーのアップカードが「2」です。

▼最適なアクションは「ダブルダウン」

ハードハンドチャート問題①の最適なアクション:「ダブルダウン」

ストラテジーチャートでプレイヤーの「11」、ディーラーの「2」を見ると「D」と示されているので、ここではダブルダウンが最適なアクションです。

プレイヤーのハンドが「11」の時は、ディーラーのカードが「10」以下の時はすべてダブルダウンを選択します。

ハンドが「11」の時は最も期待値が高いので、積極的に勝負を仕掛けていきましょう。

ハードハンドチャートを使った問題②

2問目はプレイヤーのハンドが「13」、ディーラーのアップカードが「8」です。

ここでの最も最適なアクションは何でしょうか?

▼最適なアクションは「ヒット」

ハードハンドチャート問題②の最適なアクション:「ヒット」

ストラテジーチャートでプレイヤーの「13」、ディーラーの「8」を見ると「H」と記されていますね。

したがって、ここでの最適なアクションはヒットです。

ディーラーのアップカードが「7」以上の時は、プレイヤーは合計値が「17」以上になるまでヒットを続けます。

ベーシックストラテジーでは伏せカードや追加カードは[10]として予測するので、上記ではディーラーのハンドは「18」と考えます。

プレイヤーの現在のハンドは「13」なので、ヒットが最適な選択です。

「9」以上のカードを引くとバーストしてしまいますが、それを考慮しても統計上はヒットが最も期待値が高くなっています。

運が悪い時には、このような状況でバーストが連続することも考えられますが、1ゲームの勝敗よりも常に期待値の高いプレイを続けることが大切です。

ハードハンドチャートを使った問題③

3問目はプレイヤーのハンドが「12」で、ディーラーのアップカードが「4」です。

ここでは、どのような選択を行うべきでしょうか?

少し難しいかもしれませんが、答えを見る前に自分で考えてみましょう。

▼最適なアクションは「スタンド」

ハードハンドチャート問題③の最適なアクション:「スタンド」

ストラテジーチャートでプレイヤーの「12」、バンカーの「4」を見ると「S」と示されています。

したがって、ここでの最適なアクションはスタンドです。

この場合は、ディーラーのアップカードが「6」以下でプレイヤーのハンドが「12」以上ならスタンド、という法則を適用して、ディーラーのバーストを期待する戦略が最適なアクションになります。

ここで、ディーラーとプレイヤーのバーストする確率を見てみましょう。

ディーラーとプレイヤーのバーストする確率

ディーラーが「12」の時にバーストする確率は30.79%で、プレイヤーのアップカードが「2~6」の時にバーストする確率は35.3%~42.1%です。

プレイヤー側はハンドの強化を狙ってカードを引くよりも、ディーラーのバーストを狙う方が期待値が高くなります。

ブラックジャックのベーシックストラテジーのハードハンド使用時の注意点

ブラックジャックのハードハンドでベーシックストラテジーを使用する際には、以下の点に注意が必要です。

ハードハンドチャートを使っても勝率100%ではない

ブラックジャックのハードハンドでのベーシックストラテジーは、最も最適なアクションを教えてくれますが、勝率が100%というわけではありません。

ベーシックストラテジーを使った場合の勝率は約49.50%(使わなかった場合は約43.00%)なので、2回に1回は負ける計算になります。

流れが悪い時には5連敗や10連敗といった大型連敗も十分に考えられるため、慎重な資金管理が必要です。

ベーシックストラテジーを過信して、賭け金を大きくしすぎないように注意しましょう。

ベーシックストラテジーは、あくまでもその時点での最適なアクションを選択するためのものです。

ハードハンドチャートは改変・変更せずに使う

ベーシックストラテジーのハードハンドチャートを使用する際には、改変や変更せずにそのまま使うことが重要です。

各ハンドにおけるアクションは、統計上最も期待値が高い選択であることが証明されています。

たとえバーストのリスクがあっても、ハードハンドチャートに「H」と示されていれば、ヒットを選択すべきですし、「賭け金を増やすのはちょっと怖い」と思っても、「D」と示されていればダブルダウンを選択しましょう。

ブラックジャックでは、ディーラーは合計値が「17」以上になるまではヒットを続けるので、場合によってはプレイヤーのハンドが「15」や「16」であっても、ヒットが最適な状況があります。

また、ブラックジャックの勝率はベーシックストラテジーを使用しても約49.50%なので、ダブルダウンが適切な状況では賭け金を2倍にするリスクを取っても勝負するべきなのです。

ブラックジャックの還元率を理論上の最大値まで引き上げるためには、ベーシックストラテジーに沿ったプレイを続けることが条件になります。

ハードハンドチャートを自己流でアレンジしたりせず、チャートの示すアクションに従うことを心がけましょう。

インシュランスは原則使用しない

ブラックジャックには「インシュランス」というアクションがありますが、ベーシックストラテジーではインシュランスは原則として使用しません。

「インシュランス」とは、ディーラーのアップカードが「A」だった場合に、プレイヤーが選択できるオプションの1つです。

インシュランスを選択すると、賭け金の半分を追加ベットする代わりに、ディーラーにブラックジャックが完成していた場合に追加ベット分の3倍配当が払い戻されます。

たとえば、最初のベット額が10ドルで、インシュランスで5ドルを追加したとしましょう。

この場合ディーラーにブラックジャックが完成していたら、追加ベット分の5ドルに対する3倍配当=15ドルが払い戻されるので、損益は±0になります。

ブラックジャックが完成していなかった場合には、インシュランスの5ドルは没収されてそのままゲームが続きます。

ブラックジャックでは、ディーラーのアップカードが「A」のときにブラックジャックが完成する確率は約30.76%なので、インシュランスをかけても失敗する確率は約69.24%になるため、3倍配当では割に合いません。

つまり、インシュランスは賭ければ賭けるほど期待値を下げる選択なのです。

このような理由から、ブラックジャックのハードハンドチャートではインシュランスを使うことはありません。

ただし、オンラインカジノのライブブラックジャックにおいて、1人で複数の席に座ってプレイしている時に、配られたカードに「10」と絵柄が全くない、といった極端な状況ではお遊び感覚ならインシュランスを試すのもいいでしょう。

ディーラーの伏せカードや追加カードは全て[10]と予測する

ブラックジャックのベーシックストラテジーでは、ディーラーの伏せカードや追加カードはすべて[10]と予測します。

以下に、ブラックジャックの各カードの出現率をまとめました。

カード出現率
A約7.69%
2約7.69%
3約7.69%
4約7.69%
5約7.69%
6約7.69%
7約7.69%
8約7.69%
9約7.69%
10、J、Q、K約30.76%

ブラックジャックでは「A~K」の13枚のカードを使用するので、各数字の出現率は1/13ですが、「10」と絵柄(J、Q、K)はすべて[10]としてカウントするため、[10]の出現率は4/13(約30.76%)になります。

つまり約3回に1回は[10]が出現するので、伏せカードや追加カードは[10]と予測するのです。

このことがわかっていれば、ベーシックストラテジーを丸暗記していなくても正しいアクションを選択できるようになります。

たとえば、「ディーラーのアップカードが7以上のときは、プレイヤーはハンドが17以上になるまでヒット」というベーシックストラテジーの法則について考えてみましょう。

この場合、ディーラーの伏せカードは[10]と予測するので合計値は「17」以上になると考えられ、プレイヤーはバーストのリスクがある場合でも「17」以上になるまではヒットが最適なアクションになります。

もう1つ「ディーラーのアップカードが6以下でプレイヤーのハンドが12以上ならスタンド」という高速もありますね。

仮にディーラーのアップカードを「6」とすると、追加カードで[10]を引くとハンドは「16」になりますが、ディーラーはハンドの合計値が「17」以上になるまでヒットを続けなければいけません。

この場合、次にディーラーがカードを引いてバーストする確率は約61.55%もあります。

つまりプレイヤーのハンドが「12」で次にカードを引いてバーストする確率は約30.76%なので、ヒットを選択するよりもスタンドでディーラーのバーストを狙う方が期待値の高いプレイになるのです。

このように、意味を考えながらハードハンドのストラテジーチャートを見る習慣をつけると、自然に最適な選択をできるようになるのでぜひお試しください。

慣れるまではビデオブラックジャックでプレイする

ブラックジャック

オンラインカジノのブラックジャックにはビデオゲームとライブゲームの2種類がありますが、ベーシックストラテジーのハードハンドチャートをするまではビデオブラックジャックをプレイするようにしましょう。

ライブブラックジャックでは制限時間が決まっており、1ゲームごとにチャートを確認しているとアクションの時間が間に合わない可能性があります。

また、ライブブラックジャックではベーシックストラテジーを知らないプレイヤーも数多く参加しているので、そのような人のプレイを見て間違って理解してしまう可能性がないとも言えません。

ビデオブラックジャックなら自分のペースでゲームを進行できるので、焦って間違ったアクションを選択することもありませんし、1ゲームごとにチャートを確認したり、「なぜストラテジーチャートはこのプレイを推奨しているのか?」といったことをじっくりと考えることができるため、ベーシックストラテジーの理解が早くなります。

以上のことから、初心者の方は慣れるまではビデオブラックジャックでプレイすることをおすすめします。

ビデオブラックジャックで練習しベーシックストラテジーを完璧に使いこなせるようになってから、ライブブラックジャックでランドカジノの臨場感を楽しみながら稼いでいきましょう。

なお、外出先からスマホでプレイする人や他の必勝法(マーチンゲーム法モンテカルロ法など)を使ってサクサクとゲームを進めたい人にも、ビデオブラックジャックはおすすめです。

セレナ
セレナ

ハンドチャートを改変したりせずに使うのが最も大切です!

改変すればその分期待値を下げる行為というわけですね!

リン
リン

ベーシックストラテジーのハードハンド使用の練習におすすめのブラックジャック

ブラックジャックはオンラインカジノで特に人気の高いゲームなので、様々なゲームが用意されています。

ここでは、ベーシックストラテジーのハードハンドの練習におすすめのブラックジャックを紹介します。

ファーストパーソンブラックジャック(First Person Blackjack)

ファーストパーソンブラックジャック
ソフトウェア会社Evolution Gaming(エボリューションゲーミング)
ミニマムベット(最低ベット額)0.5ドル
マックスベット(最高ベット額)2,500ドル
還元率(ペイアウト率)99.29%
このゲームが遊べるオンラインカジノ新クイーンカジノ
ミスティーノ
ビットカジノ など

ファーストパーソンブラックジャックは、ライブゲーム業界で圧倒的なシェアを持つEvolution Gamingよりリリースされているビデオブラックジャックです。

Evolution Gamingといえばライブゲームでおなじみですが、こちらのゲームはビデオゲームタイプとなっており、ディーラーや他のプレイヤーはいませんが、高解像度のグラフィックで臨場感たっぷりのプレイを楽しめます。

ビデオブラックジャックなので、ベーシックストラテジーのハードハンドチャートを参照しながら、焦らずに自分のペースでプレイできる点がメリットです。

ファーストパーソンブラックジャックのルールは通常のブラックジャックと同じなので、ここでスムーズにプレイできるようになったらライブブラックジャックで本格的に腕試しするといいでしょう。

また、最低ベット額が0.5ドルとなっているので、初心者だけでなく少ない資金でブラックジャックをプレイしたい人にもおすすめです。

レッドタイガーズブラックジャック(Red Tigers Blackjack)

レッドタイガーズブラックジャック
ソフトウェア会社Red Tiger(レッドタイガー)
ミニマムベット(最低ベット額)1ドル
マックスベット(最高ベット額)1,000ドル
還元率(ペイアウト率)99.28%
このゲームが遊べるオンラインカジノベラジョンカジノ
遊雅堂
インターカジノ など

続いては、2014年に設立された新興プロバイダの「Red Tiger」からリリースされているビデオブラックジャックを紹介します。

ルールは通常のブラックジャックと同じですが、レッドタイガーズブラックジャックの大きな特徴は、毎ゲームベーシックストラテジーに基づいた最適なアクションを教えてくれる点です。

カードが配られるとディーラーの上にあるチップの辺りに「HIT」「STAND」といったヒントが表示されるので、それを参照しながらプレイできます。

もちろんヒントに表示されている通りにプレイしても勝率が100%になるわけではありませんが、その場面での最適なアクションが分かるため、ビデオブラックジャックの中でも特に人気の高い機種となっています。

ベーシックストラテジーはコツをつかめばそれほど難しいものではないので、基本的にはヒントを見なくても最適なアクションが分かるようになるのが理想的ですが、初心者にとってはありがたいサービスですね。

また、外出先からスマホでプレイしている時に「ベーシックストラテジーのハードハンドを確認するのが面倒」という人は、レッドタイガースブラックジャックで少しずつ覚えていくようにするといいでしょう。

ベット額も1ドルからとなっており、少額でブラックジャックをプレイしながらハードハンドを理解したい人にもおすすめです。

まとめ

今回は、ベーシックストラテジーの中で最も利用する頻度が多いハードハンドチャートを紹介してきました。

ハードハンドチャートは一見すると複雑そうに見えますが、一定の規則性を持っており、それらを理解するとプレイヤーとディーラーのハンドを比較してすぐに最適なアクションを選択できるようになります。

ブラックジャックはカジノの中で最も稼ぎやすいゲームなので、ベーシックストラテジーを使って楽しみながら利益を上げていきましょう。

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