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ブラックジャックのスプリットのやり方やタイミング、注意点まで徹底解説!

ブラックジャックのスプリットのやり方やタイミング、注意点まで徹底解説!

ブラックジャックのスプリットとは、プレイヤーに配られた2枚のカードが同じ点数の場合、ハンドを2つに分けてプレイを続けることをいいます。

弱いカードの組み合わせを強くできる場合があるため、重要なアクションの1つ。

この記事ではスプリットについて、メリットやデメリット、使うべきタイミングなどを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

「スプリットはそのときの感覚で適当に決めている」「スプリットの判断がよく分からない」という人は、ここでしっかりと理解しておきましょう。

リン
リン

スプリットって使いどころがなかなか難しいんですよね。

有効なタイミングを細かく解説するのでしっかり覚えて使いこなしましょうね!

セレナ
セレナ

もくじ

ブラックジャックのスプリットとは

ブラックジャックのスプリット

ブラックジャックではチップを支払ってゲームがスタートすると、プレイヤーとディーラーへそれぞれ2枚ずつのカードが配られます。

この時、プレイヤーに配られた2枚のカードが同じ点数だった場合に、初回賭け金と同額を追加してハンドを2つに分けるアクションを選択することをスプリットといいます。

スプリットを行うことでブラックジャックの期待値をアップさせることができます。

とはいえ、同じ数字のカードが配られたからといって、何でもかんでも2つに分ければいいというわけではありません。

カードの合計値やディーラーのアップカード(見せカード)との組み合わせによって、スプリットすべきか、すべきでないかの適切な判断が必要です。

ブラックジャックのスプリットのメリット・デメリット

スプリットの具体的なやり方に入る前に、メリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。

メリット:弱いハンドを強いハンドにできるチャンスが生まれる

スプリットの大きなメリットは、弱いハンドを強いハンドにできるチャンスが生まれるという点です。

たとえば、プレイヤーへ同じ点数のカードが配られた場合に最弱の組み合わせは「8」と「8」の「16」になります。

プレイヤーの「16」は、そのままだとディーラーの点数を下回る可能性が高く、追加カードを引くとバーストしやすいため負けを覚悟しなければいけない場面です。

しかし、賭け金と同額を支払ってスプリットを選択し、「8」と「8」をそれぞれ2つのハンドに分けると状況が変わります。

スプリット後に「10」や絵柄を追加で引けば「18」になりますし、「A」を引けば「19」となって一気に勝率がアップします。

また、「3」を引けば「11」になるので、ダブルダウンを使って強気に勝負を仕掛けることが可能です。

このように、スプリットを使うことで弱いハンドを強くできるチャンスが生まれます。

メリット:カードが配られた後に賭け金を増やせる

ブラックジャックではゲームの開始前に賭け金を支払いますが、スプリットは自分のカードと相手のカードの組み合わせを見て賭け金を増やせます。

つまり弱いハンドを強くするだけでなく、ディーラーのアップカードが弱い時には、賭け金を増やして勝負できるというメリットもあるのです。

「2枚のカードが同じ点数であること」という条件はつきますが、カードが配られた後に賭け金が増やせる点はメリットといえるでしょう。

慎重に勝負したい時は通常の賭け金の半額を最初にベットし、スプリットで勝率アップが狙える場面で残りの賭け金を追加するといった戦略も可能です。

デメリット:負けてしまった場合は損失が倍になる

スプリットを選択すると最初の賭け金と同額を支払うため、負けた場合には損失が2倍になります。

また、スプリット後の追加カード次第ではダブルダウンを選択する場合もあるので、負けるとさらに損失が広がる点に注意が必要です。

バカラルーレットなら初回賭け金以上を失うことはありませんが、ブラックジャックにはこのようなリスクがあることを考えて初回の賭け金額を設定しましょう。

ブラックジャックのスプリットのやり方

それでは、実際のゲーム画面を使ってブラックジャックのスプリットのやり方を見ていきましょう。

オンラインカジノとランドカジノ(店舗型カジノ)でのスプリットのやり方は若干異なるので、それぞれ分けて解説します。

オンラインブラックジャックでのスプリットのやり方

まず、オンラインブラックジャックでのスプリットのやり方からです。

STEP1. ディーラーからカードが配られてスプリットを選択

まず、ベット額を決めてチップを置くとゲームがスタートし、プレイヤーとディーラーにそれぞれ2枚ずつのカードが配られます。

上記では「3」が2枚配られたので、スプリットを選択します。

STEP2. それぞれのハンドに対してアクションを選択

スプリットを選択すると「3」と「3」という2つのハンドに分けられて、それぞれに追加カードが配られるので、アクションを選択します。

上記では、上のハンドが「15」なのでスタンドを選択、下のハンドは2枚目のカードが配られた時に「11」だったのでダブルダウンを選択しています。

したがって、この時点での合計賭け金は上のハンドが1ドル、下のハンドが1ドル + 1ドルで合計3ドルです。

STEP3. 勝敗が決着

プレイヤーのアクションが終わると、ディーラーへ追加カードが配られます。

上記では、ディーラーがバーストしたので2つのハンドともプレイヤーの勝ちとなりました。

したがって、上のハンドが1 × 2 = 2ドル、下のハンドはダブルダウンを行ったので2 × 2 = 4ドルの計6ドルが払い戻されています。

以上が、オンラインブラックジャックでのダブルダウンのやり方です。

ランドカジノでのスプリットのやり方

ランドカジノでは同じ点数のカードが2枚配られた場合、ディーラーが「スプリットしますか?」と聞いてくるので「Yes 」or「 No」で答えます。

「Yes 」と答えた場合にはディーラーがカードを2つのハンドに分けるので、追加のチップを置きます。

その後の流れはオンラインブラックジャックと同じです。

ブラックジャックでスプリットを使うべきタイミング

ブラックジャックのスプリットの意味、やり方などについては理解できたかと思います。

ここではスプリットを使うべきタイミングについて解説します。

同じ点数が2枚配られても、状況によってはスプリットしない方が良い場面があるのでしっかり理解しておきましょう。

プレイヤーが[A]か[8]のペア:どんな状況でもスプリット

プレイヤーのカードが「A」か「8」のペアだった場合は、ディーラーのアップカードに関わらずスプリットがベスト

ブラックジャックでは「10」と絵柄はすべて[10]としてカウントするため、[10]の出現率が最も高く約30%です。

したがって、「A」のペアだった場合にスプリットすると、2ハンドとも「21」になるチャンスがあるため必ずスプリットしましょう。

「8」のペアは現状だと最弱の16です。

ディーラーは「17」以上になるまでカードを引き続けるので、この状態で勝つためにはディーラーがバーストするのを期待しなければなりません。

また、プレイヤーがヒットを選択した場合は、61.55%の確率でバーストしてしまいます。

しかし、「8」と「8」に分けるとディーラーよりも強いハンドになる可能性が高まるので必ずスプリットします。

プレイヤーが[2]か[3]のペア:アップカードが[2~7]ならスプリット

プレイヤーが「2」か「3」のペアの場合、ディーラーのアップカードが「2~7」ならスプリットします。

ここでの考え方ですが、プレイヤーが「2」か「3」の場合は2枚目のカードでバーストすることは100%ありません。

したがって、強気にスプリットで攻める場面です。

プレイヤーが[4]のペア:アップカードが[5~6]ならスプリット

プレイヤーが「4」のペアでディーラーのアップカードが「5」か「6」の場合はスプリットを選択します。

ディーラーがバーストする確率は、「5」が42.9%、「6」が42.1%と最も高くなっています。

したがってディーラーのアップカードが「5」か「6」だったら、100%スプリットと覚えておきましょう。

プレイヤーが[6]のペア:アップカードが[2~6]ならスプリット

プレイヤーが「6」のペアで、ディーラーのアップカードが「2~6」の場合はスプリットを選択します。

ここでの考え方ですが、ブラックジャックでは伏せカードや追加カードは最も出現率の高い[10]と考えます。

プレイヤーに[10]が追加されるとバーストしますが、「6」と「6」に分ければ[10]を引いてもバーストしません。

一方ディーラーのバーストする確率は、アップカードが「2」の35.3%に始まり、「6」の42.1%とバーストする確率が高くなっています。

したがって、スプリットで2つのハンドに分けた方が期待値が高くなるのです。

プレイヤーが[7]のペア:アップカードが[2~7]ならスプリット

プレイヤーが「7」のペアでアップカードが「2~7」の場合はスプリットを選択します。

プレイヤーの追加カードを「10」とすると合計値が「17」です。

ディーラーの「2」~「6」は3回に1回以上の確率でバーストする計算で、「7」の場合には[10]を引いても同点なのでプッシュ(引き分け)で逃げられます。

以上のことから、スプリットが最適な選択になります。

プレイヤーが[9]のペア:アップカードが[2~6]または[8~9]ならスプリット

プレイヤーが「9」のペアで、ディーラーのアップカードが「2~6」または「8~9」の場合はスプリットを選択します。

現状ではプレイヤーの合計値は「18」で強いのですが、2つに分けた場合の「9」もかなり強い数字です。

[10]を引けば「19」、「A」を引けば「20」になります。

したがって、そのまま勝負するのではなくスプリットで「9」を2つに分けた方が期待値が高くなります。

ただし、ディーラーのアップカードが「7」の場合は伏せカードを[10]と考えると「17」なので、「18」のままスタンドで勝負した方が得策です。

ブラックジャックでスプリットを使うべきタイミングまとめ

スプリットチャート

スプリットの使用タイミングをペアごとに解説してきましたが、難しく感じてしまった方!ご安心ください。

ブラックジャックには、プレイヤーのハンドとディーラーの見せカードの組み合わせによって、最適なアクションを示したベーシックストラテジーという攻略法があります。

スプリットに関する最適なアクションも示されており、上記のスプリットチャートがそれにあたります。

慣れるまでは、こちらのスプリットチャートを見ながらプレイするようにしましょう。

ランドカジノではストラテジーチャートの持ち込みが禁止されていることが多いですが、オンラインカジノならチャートを見ながらプレイしてもバレません。

スプリットチャートを見ながらプレイを続けていけば、カードの組み合わせを見ただけで直感的に正しい選択をできるようになりますよ。

またスプリットだけでなくソフトハンド(ハンドに「A」を含む場合)、ハードハンド(ハンドに「A」を含まない場合)でのチャートもあるので、そちらもあわせて使いましょう。

ブラックジャックでスプリットを使ってはいけないタイミング

次に、ブラックジャックでスプリットを使ってはいけないタイミングを解説します。

スプリットチャートを見れば分かるように、カードがペアだった場合にはスプリットする確率の方が圧倒的に高いです。

しかし、以下の2つの数字のペアに関してはスプリットを使ってはいけません。

プレイヤーハンドが「5」のペアだった場合

プレイヤーのハンドが「5」のペアだった場合には、スプリットを使ってはいけません。

「5」のペアということは現在の合計値は「10」なので、ディーラーのアップカードが「10」か「A」以外ならスプリットではなくダブルダウンを選択すべき場面です。

ディーラーのアップカードが「5」や「6」だった時に、「バーストする確率が高いから」という理由で間違えてスプリットしないように注意してください。

プレイヤーハンドが「10」のペアだった場合

プレイヤーのハンドが「10」のペアだった場合も、スプリットしてはいけません。

現状では2番目に強い「20」なので、ハンドを分けずにこのまま勝負するのが最適なアクションです。

オンラインカジノのライブブラックジャックでは、ベーシックストラテジーを知らずに「10」のペアでスプリットする人を見かけますが、間違いないように注意しましょう。

セレナ
セレナ

有効な場面で使えれば利益を増やせるので、ぜひ使うタイミングはマスターしましょうね!

まずはスプリットチャートを見ながら賭けていきます!

リン
リン

ブラックジャックのスプリットの注意点

ブラックジャックでスプリットを使うべきタイミング、使ってはいけないタイミングを解説してきましたが、ここではそれらを踏まえた注意点をいくつか紹介します。

[A]のペアでスプリットすると1度しかヒットできない

ブラックジャックでは「A」のペアでスプリットすると、1度しかヒットできません。

ヒットで追加した数字が低い点数だった場合には、そのまま勝負しなければいけないのでご注意ください。

「A」のペアでスプリットしたら、[10]を引くことを願いましょう。

スプリット後はダブルダウンが禁止されている場合がある

ブラックジャックのテーブルによっては、スプリット後のダブルダウンが禁止されている場合があります。

たとえば「4」のペアでスプリット後に「7」を引いたとしましょう。

この場合は合計点数が「11」なので、ベーシックストラテジーではダブルダウンで勝負を仕賭けるのが最適なアクションです。

しかし、スプリット後のダブルダウンが禁止されている場合は、賭け金を追加できないのでそのままプレイを続けることになります。

スプリット後にダブルダウンが可能な方が期待値が高いので、テーブルを選ぶ際にはあらかじめルールなどをきちんと調べておくようにしましょう。

また、スプリットだけでなく賭け金額の上限と下限もチェックすることをおすすめします。

[10]の役割をもつカードが揃ってもスプリットできない場合がある

ブラックジャックのテーブルによっては[10]の役割を持つカード(10または絵柄)が揃ってもスプリットできない場合があります。

ただし、[10]のペアが揃っている場合には、スプリットせずにそのまま勝負するのが最も期待値の高いアクションなので、特に問題はないでしょう。

スプリットの後の再スプリット(リスプリット)は原則できない

ブラックジャックでは、スプリット後の再スプリット(リスプリット)は原則としてできません。

たとえば、上記のように「A」のペアでスプリットした後に、「A」のペアが揃った場合などです。

ここでは再スプリットできないので、「12」としてプレーを続けます。

まとめ

今回はブラックジャックのスプリットについて解説してきました。

スプリットは弱いハンドを強いハンドにできるチャンスが生まれたり、カードが配られた後の状況を見て賭け金を増やせる点がメリットです。

ただし、負けてしまった場合には損失が倍以上になるリスクがある点に注意しましょう。

スプリットを使うべきハンドと使ってはいけないハンドについては、慣れるまではベーシックストラテジーのスプリットチャートを見ながらプレイすることをおすすめします。

スプリットを選択する場面では、最も期待値の高いアクションを取ってブラックジャックで稼いでいきましょう。

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