最近ニュースでよく目にする闇カジノや裏カジノ。
どうしてそのような場所が存在するのか、興味を持っている人も多いかもしれません。
実際こういったカジノは、表には出ない場所で運営されており、ちょっとした裏ルートを知らないと入店するのも難しいです。
本記事では闇カジノの実態や入店方法、さらにどこで運営されているのか、摘発された実例まで詳しくお伝えしていきます。
普段の生活ではなかなか知ることのない裏事情をご紹介します。

闇カジノ…なんだか怖そうな場所ですね。
怖い場所ですし、絶対に行ってはいけない場所です!

もくじ
闇カジノ・裏カジノと

闇カジノや裏カジノは、法律の規制を無視して運営されている違法なカジノ施設のことです。
通常のカジノとは異なり、正規のライセンスや許可を受けていないため、摘発される恐れが常に存在しています。
近年、日本でも闇カジノの存在が次第に明るみに出てきており、ニュースで摘発事例が頻繁に報じられるようにもなりました。
こうした施設は非常に秘密主義的でありながらも、裏社会の一部として強力に根付いているのが現状です。
闇カジノ・裏カジノの運営場所は主要都市の繁華街に多い

闇カジノや裏カジノは、東京や大阪といった大都市の繁華街にひっそりと存在しています。
これらのカジノは目立たないビルや地下の一角に隠れるように設置されることが多く、その場所を知らなければ、普段の生活の中で気付くことはまずありません。
建物の外観は普通の店舗やバーを装っているため、通行人にはただの飲食店や小さなショップにしか見えないのが特徴です。
さらに看板や広告もなく、特定の人だけがアクセスできるように工夫されています。
入店には紹介制や会員制が求められることが多く、外部の人が簡単に踏み込めない仕組みが徹底にされています。
このように見た目はごく普通の商業施設に見せかけながら、その裏では違法な賭博行為がおこなわれているのです。
摘発逃れのために移転を繰り返すことも

闇カジノの運営者たちは摘発されるリスクを避けるため、頻繁に営業場所を移転することがあります。
数か月単位で拠点を変更し、警察の監視をかわしながら新たな場所で営業を再開するのが常套手段。
定期的に移転することで摘発されにくくしており、同時に新しい顧客を獲得するために口コミや紹介制を利用して会員を集めています。
移転先はさらに秘密性が高くなり、利用者が気付かないような巧妙な手口で運営されていることがほとんどです。
闇カジノ・裏カジノの実態
闇カジノや裏カジノという言葉を聞くと、何だかミステリアスで危険なイメージが浮かぶかもしれません。
表立って営業されていないため、具体的な実態は知られていないことが多いです。
しかし、その内情を知ると裏社会の一部として機能しているこれらの施設は、思った以上に緻密に運営されています。
そんな闇カジノ・裏カジノの運営場所や入店方法、さらにはどんなゲームがおこなわれているのでしょうか。
入店までのハードルは高め

闇カジノにたどり着くには、非常に高いハードルが存在します。
誰でも簡単に足を踏み入れられる場所ではなく、紹介や特殊な会員制となっていることがほとんど。
初めての人がふらっと入店できるわけではなく、信頼を築き上げる過程が必要となります。
基本的に紹介制・会員制
闇カジノへの入店は、基本的に紹介制です。
信頼できる人物からの紹介がない限り、扉を開けることすらできません。
たとえ紹介を受けたとしても会員制の厳格なルールがあるので、入店時には身分証の提示が求められたり、運営側がしっかりと本人確認をおこなっています。
外部の人間や無関係な者が潜り込むことを防ぐ必要があるからです。
身分証の提示を求められる
入店時には必ず本人確認がおこなわれます。身分証を提示し、偽りのない人物であることを確認されます。
秘密主義を徹底しつつもセキュリティに対しては非常に厳しく、運営側はどんな細かいミスも許さない体制をとっています。
簡単にカジノ現場にはたどり着けない構造
一度入店しても、すぐに賭博の場にたどり着けるわけではありません。
通常、複数の部屋や階層を経由し、厳重なセキュリティを通過する必要があります。
その理由としては、外部からの急な襲撃や警察の捜査から身を守る仕組みを整えているためです。
客層は20代~50代と幅広い

闇カジノの客層は、非常に幅広い年齢層にわたります。
20代から50代まで、さまざまな背景を持つ人々が集まっており、その多様性に驚かされることもしばしば。
- 一般人
- 経営者
- 芸能人
- スポーツ選手 など
このように社会的に地位のある人物や、名声を持つ人々も利用していることが少なくありません。
それだけ特別なスリルや興奮を求めて足を運ぶ人が多いのです。
ゲームはテーブルゲームやスロットがメイン

闇カジノでプレイされるゲームの多くは、テーブルゲーム(バカラ、ブラックジャック、ポーカーなど)やスロットです。
これらのゲームは、通常の合法カジノと同様に楽しむことができますが、勝敗に関しては運営側が裏で操作している可能性が高いとも言われています。
賭け金は数千円~数百万円

賭け金は数千円から始まり、時には数百万円にも及ぶことも。
少額から楽しむ人もいれば、大金を賭けて一攫千金を狙う客も存在します。
大勝ちすれば莫大な利益を得ることができますが、逆に大きく負けるリスクも常に隣り合わせです。
飲食物の無料提供サービス

多くの闇カジノでは、飲食物が無料で提供されます。
特にアルコールを含むドリンクサービスが充実しており、利用客の満足度を高めるための工夫が施されています。
高級な食事やドリンクが振る舞われることもあったり、リッチな雰囲気が演出されているのが特徴ですね。
イカサマが行われる

裏カジノでは、運営者側が不正な手段で勝敗を操作する「イカサマ」がおこなわれることも少なくありません。
特に大きな勝ちを続けるプレイヤーに対しては、強制的に負けさせるような仕組みが存在するとも。
顧客が気づかないように巧妙に仕掛けられたイカサマは、プレイヤーにとって予期しないような結果をもたらすことがあります。

なんだかすごい世界ですね。私は絶対行きません!
もし捕まってしまえば社会的にも終わってしまいますからね。

闇カジノ・裏カジノの摘発事例

近年闇カジノや裏カジノの摘発が増加しており、ニュースでもその存在が取り上げられることが多くなっています。
先で解説した通り、こうした違法な賭博場は法律の目をかいくぐりながら都市部の繁華街などで密かに運営されています。
摘発のタイミングや手口も多様化しており、運営者や利用者が一斉に逮捕されるケースが増えています。
2023年10月:神奈川県横浜市で21名が逮捕
横浜市中区福富町東通にある違法賭博店「グリーン」で客にバカラ賭博をさせたケースです。
経営者の50歳の男性と従業員の男女計21人が、賭博開帳図利の疑いで現行犯逮捕されました。
逮捕された男たちは、店内で8人の客にバカラ賭博をさせ、手数料を徴収して利益を得ていた疑いが持たれています。
県警は21人の容疑者に対する認否を公表していませんが、客8人についても賭博容疑で近く書類送検する方針とのことです。
2023年12月:東京都新宿歌舞伎町で14名が逮捕
2023年12月5日、警視庁の暴力団対策課は、東京・歌舞伎町にある雑居ビルの地下1階で営業していた闇カジノ「ミリオン」を摘発。
賭博開帳図利の疑いで経営者を、賭博開帳図利幇助の疑いで従業員6人が現行犯逮捕されました。
逮捕の理由は12月5日午前2時頃、店内で客にバカラ賭博をおこなわせ、その手数料を徴収していたというもの。
さらに摘発時に店に居合わせた客7人も賭博の容疑で現行犯逮捕されましたが、取り調べの後に全員が釈放されています。
闇カジノ「ミリオン」は、今年6月頃に営業を開始し、会員制で約300人の会員がいたとされています。
約1億5千万円の売上を上げていたと見られており、一部が暴力団に流れていた可能性があるとみて、さらに詳しく調べを進めているとのことです。
2024年4月:大阪府大阪市で15名が逮捕
大阪市生野区新今里にある「BAN」というインターネットカジノ店が摘発され、実質的な経営者を含む10人が逮捕されました。
2021年5月から2023年1月までの間、店内のパソコンを使って客に賭博をさせていた疑いが持たれています。
この疑いで、実質経営者の南吾郎容疑者(42)ら10人が常習賭博の容疑で逮捕。
これまでに約1億2000万円の売上を上げていたとされ、南容疑者は逮捕後に警察署に出頭したものの、取り調べに対しては黙秘を続けているとのことです。
さらにこのインターネットカジノ店を利用していた客5人も検挙。
この事件の背後に「匿名流動型犯罪グループ」、通称「トクリュウ」の指示が関わっているとみて、捜査を進めていると発表しています。

このように実際の事例も存在しますので、闇カジノには決して近づいてはいけません。
闇カジノ・裏カジノの利用は逮捕されるリスクを背負う

闇カジノを利用することは、日本では賭博行為そのものが法律で禁止されているため、参加すること自体も違法行為となります。
摘発された場合、利用者も運営者と同様に厳しい処罰を受けることになります。
逮捕されると、刑事罰を受けるだけでなく、新聞やテレビなどのメディアで実名報道される可能性も。
社会的信用を失い、家族や職場に多大な影響を及ぼすこともあるため、精神的なダメージも大きいでしょう。
まとめ
闇カジノ・裏カジノは、非合法な場所でありながら、客層は広く、賭博の場として多くの人々に利用されています。
しかし摘発のリスクやイカサマの可能性が常に存在し、一度関与すると大きな代償を払うことになる可能性が高いです。
繁華街のキャッチなどの言葉にそそのかされず、そういった場所には近づかないようにしましょう。