パチスロで勝つために最も重要な要素、それは適切な軍資金の準備です。軍資金が適切に設定されていないと、勝負を続けることが難しくなり、最終的に負け続けることになりかねません。
しかし「いったいいくら持っていけばいいの？」という疑問を持つ方も多いはず。
実は、立ち回り方によって必要な軍資金は大きく変わってきます。この記事では、6号機パチスロの代表的な機種を例に、立ち回り別の必要軍資金を詳しく解説していきます。
この記事を読めば、根拠を持って軍資金を準備できるようになり、自分の資金力に合った最適な立ち回り方が分かります。また、ムダな負けを減らし、勝利へと近づくことができるでしょう。
ぜひ最後まで読み進め、あなたのスロットライフをさらに充実させてください！
もくじ
スロットにおける軍資金とは
スロットにおける軍資金とは、単なる「持ち金」ではありません。狙った台を打ち切るために必要な「最低限の資金」を指します。
20円スロットの場合、1,000円で50枚のメダルと交換でき、これが基本単位となります。しかし、AT機やジャグラーなど機種によって投資額は大きく異なり、1日の勝負に必要な軍資金も変わってきます。
例えば、人気機種「ヴァルヴレイヴ」では、AT突入までに必要なゲーム数が多いため、最低でも5万円程度の軍資金が必要です。一方「マイジャグラー」などのAタイプであれば、3万円程度から勝負することが可能です。
軍資金の管理は勝利を狙う上で不可欠な要素です。無計画な投資は資金の枯渇につながり、プレイが続行できなくなるリスクを伴います。賢明な資金計画を立てることが、スロットでの安定した勝利をもたらす鍵となるのです。
スロットの軍資金は打ち出しとやめどきから逆算する
スロットの軍資金を設定する際には、打ち出しとやめどきを意識することが重要です。
スロットにおける「軍資金」とは「負けても諦めがつく金額」を指すのではありません。
「軍資金＝期待値を追い続けるための資金」と考え、「打ち出しとやめどきから逆算して決まるもの」と捉えるべきです。
ここで言う「やめどき」は、ゾーンや天井などの技術的な要素だけでなく、自分で設定するやめどきに対して極力欠損の出ない形でやめる形を含みます。
例えば、以下のような場合です。
- 朝から夜まで打ちたい場合
- 朝イチから設定狙いをして、可能性が薄くなったら撤退したい場合
- 高設定を掴んで閉店まで打ち切りたい場合
上記のように、あなたの目標によって必要な軍資金は変化します。こうした判断基準を持つことで、無駄な損失を抑え、効率的に軍資金を活用できます。
パチスロのコイン単価が軍資金に与える影響
パチスロにおけるコイン単価とは、本来はホール側の利益率の指標となるものです。しかし、スロッターにとってのコイン単価は、その機種の荒さを表す指標となります。
そしてこのコイン単価こそが、軍資金の額に直接影響を与えます。
コイン単価の高い機種は投入する資金が多くなるため、そのぶん多くの軍資金が必要です。逆に、コイン単価低い機種を選ぶことで、少ない軍資金でも長時間楽しむことが可能です。
例えば「ヴァルヴレイヴ」のコイン単価は約4.5円です。それに対し、Aタイプの「アイムジャグラーEX」のコイン単価は約1.8円と、かなりの違いがあります。ちなみに「甲鉄城のカバネリ」のコイン単価は約3.0円と中間的な位置づけとなっています。
それぞれのコイン単価に応じた戦略を立て、軍資金を最大限に活用しましょう。
6号機パチスロの立ち回りごとの軍資金目安について
6号機パチスロで勝利を掴むためには、根拠のある立ち回りと十分な軍資金が必須です。
小資金でも勝負できる立ち回りから、大金が必要な立ち回りまで、状況に応じて的確な判断が求められます。投資額を誤ると、せっかくの狙い目も台無しになってしまう可能性があるため、慎重な判断が必要です。
ここでは、代表的な立ち回り別に必要な軍資金の目安をご紹介します。
設定狙いの軍資金目安
設定狙いは、高設定の台を長時間打つことで、期待値を積み上げていく立ち回りです。当然、高設定を掴むためにはある程度の投資が必要となります。
設定狙いの場合は、以表のように狙う機種や設定、期待値によって必要な軍資金が変わってきます。
| Aタイプの朝イチ設定狙い | 3～4万円 |
| 6.5号機メダル機（Aタイプ以外）の設定狙い | 5～10万円 |
| 高単価スマスロの設定狙い | 最低10万円以上 |
| Aタイプの後ヅモ狙い | 2～3万円程度 |
高設定を掴めば、長期的なプラスが見込める設定狙いですが、その分、必要な軍資金も大きくなります。
以下では、設定狙いにおける機種タイプごとの軍資金別の目安について解説します。
Aタイプの朝イチ設定狙い【3～4万】
マイジャグラーシリーズを代表とするAタイプでは、平均で3万から4万円程度の比較的少額の軍資金から勝負できます。
Aタイプはボーナス確率や合成確率から設定を判別するため、3,000G〜5,000G程度で判断できることも多く、朝イチから3万円程度あれば、十分な判別が可能です。
ホールの設定状況や設定変更のクセなどを分析し、どこに高設定が入るのかの予想ができるようになれば、より少ない投資で高設定をツモれる確率が高まります。
6.5号機メダル機（Aタイプ以外）の設定狙い【5～10万】
「甲鉄城のカバネリ」などの6.5号機では、Aタイプよりも波が荒い傾向にあるため、より多くの軍資金を準備する必要があります。
通常時のコイン持ちが悪いため減り方が激しく、AT突入までの投資も必要となるためです。最低でも5万円、余裕を持つなら10万円程度の軍資金を準備しておくことが望ましいでしょう。
また、6.5号機のAT機などは、設定を判別するのが難しい傾向にあります。そのため、高設定か低設定かを判断できるまでにある程度のゲーム数が必要となることが想定されますので、できるだけ軍資金には余裕を持っておいたほうが賢明です。
高単価スマスロの設定狙い【最低10万以上】
高単価スマスロは、ハイリスクハイリターンの代表格です。
高単価スマスロの設定狙いは、短時間で大きな出玉が期待できる一方、投資が膨らむリスクも大きくなります。そのため、高単価のスマスロで高設定を狙う場合、最低でも10万以上の軍資金の準備が必要です。
高単価スマスロは設定判別が難しいうえに、吸い込みが激しく波も非常に荒い機種が多いため、たとえ設定6でも大負けしてしまう可能性があります。
もし低設定を掴んでしまったとしても、運良く事故って一撃大量出玉を獲得できることもありますが、瞬時に軍資金を失う危険があることは覚悟しておきましょう。
Aタイプの後ヅモ狙い 【2～3万程度】
Aタイプの機種で後ヅモ狙いする場合、平均で2万〜3万円程度の軍資金が必要になります。
Aタイプの後ヅモ狙いは、ある程度ゲームが進行していて、高設定の可能性が高いと思われる台を狙う手法です。例えば「ジャグラー」の場合は、高設定ほどボーナス合算確率が良く、バケ回数が優秀な傾向にあります。
そのためある程度のゲーム数を消化している台を狙うことで、処女台を打つよりもリスクを抑えつつ、短時間で設定判別が可能です。
ただし、Aのタイプの高設定台はなかなか空かないうえに、もし空いていたとしても、後ヅモ狙いのライバルたちにすぐ取られてしまいます。そのため「これは！」と思う台を見つけたら、速攻で台を確保しましょう。
設定狙い以外の軍資金目安
設定狙い以外の方法でも、それぞれに応じた資金を確保しておくことが大切です。
| ゾーン・天国狙い | 1万円程度 |
| リセット・天井狙い | 3～5万円 |
| スルー天井・穢れ狙い | 10万円以上 |
| 有利切断狙い | 2～3万円 |
ゾーン・天国狙いは1万円程度と最も少額で実践可能です。ゾーンまでの回転数が読めるため、計画的な資金管理がしやすい特徴があります。
リセット・天井狙いは3～5万円が目安で、据え置き期間や機種特性によって必要額が変動します。スルー天井・穢れ狙いは10万円以上と高額になりますが、その分期待値も高くなります。
以下では、それぞれの狙い目ごとに詳しく解説します。
ゾーン・天国狙い 【1万円程度】
パチスロには、特定のゲーム数で当たりやすいゾーンが存在する機種が多くあります。この当たりやすい特定のゲーム数のゾーン狙いは、1万円程度の比較的低リスクな少額からの実践が可能です。
ゾーン狙いなら、その機種の1,000円あたりで回せるゲーム数から特定のゾーン到達までのゲーム数を算出すれば、必要となる資金を算出することができます。
特に、ボーナスやAT終了後から100Gまでは当選確率がアップする「天国モード」を搭載している機種も多く存在します。
1,000円あたりの回転数は30回転前後のものが多いため、ボーナスやAT終了後即ヤメしている台を0Gから回したとしても、4,000円〜5,000円程度で天国のゾーンを打ち切ることが可能です。
ただし、ゾーン狙いは失敗に終わるケースも多く、複数台を渡り歩くこともあるため、できれば余裕をもって3万円程度は軍資金を用意しておきたいところです。
リセット・天井狙い 【3～5万】
リセットまたは天井狙いの場合、天井付近まで持ちこたえる必要があるため、もう少し資金を用意して3万〜5万の範囲で設定するのが推奨されます。複数台を同時に狙える余裕を持った資金があると、より安心です。
天井狙いのスタイルは設定狙いと異なり、設定状況に左右されずに期待値を積み重ねられる点が魅力です。特定のゲーム数でかならず大当たりを獲得できる点や、天井到達時の恩恵による大量出玉の獲得に期待できます。
ただし、1,000円あたりの回転数から算出して、現在のゲーム数から天井到達までに必要となる軍資金をしっかり計算する必要があります。天井を目前にしながら、軍資金が尽きて泣く泣く撤退…という状況になってしまったら目も当てられません。
天井狙いのメリットとしては、天井到達前に大当たりを引ける可能性も十分にあるということです。
天井到達の恩恵が強い機種の場合は、天井手前で当たってしまうと残念となってしまうのですが、できるだけ投資を抑えるという面からも、できれば天井に到達する前に当たってほしいところですね。
このように、天井狙いは適度なリスクを負いながら、期待値を狙い打つ場面では心強い選択肢になります。
スルー天井・穢れ狙い 【10万円以上】
スルー天井・穢れ狙いは、ハイリスク・ハイリターンの戦略です。成功すれば大きなリターンが望める分、リスクも高いため、少なくとも10万以上の軍資金を準備しておく必要があります。
スルー天井の場合は、機種によってはスルー回数が明確なものもあります。しかし、穢れに関してはある程度の示唆はあるものの、見た目上には今どれだけの穢れが溜まっているのか、いつ穢れが開放されるのかという明確なゴールは見えません。
穢れ開放時の恩恵はそれなりに強い機種も多いですが、あまりにも大量の投資をしてしまっている場合は、リスクとリターンが見合わないケースもあります。
また、穢れ開放までには時間もかかるため、せっかく穢れを開放できたのに閉店までに取り切れない可能性もあります。そのため、軍資金や時間をきちんと管理し、過度な期待をして深追いしすぎないよう注意が必要です。
有利切断狙い 【2～3万】
有利切断狙いをする場合、平均で2万から3万円程度の軍資金が必要です。特定の状況待ちをする立ち回りとなるため、知識とタイミングが勝敗を分けるポイントになります。
6.5号機やスマスロでは、有利区間の切断時に強力な恩恵が発動する機種が多数存在します。再度ATに突入するものや、上位ATに突入するもの、ボーナスやチャンスゾーンがループするものなど様々です。
状況次第では、それまでの投資を一発で捲り返せるほどの破壊力を持つ恩恵もあります。そのため、有利区間切断を狙える状況であれば、積極的に狙っていくべきです。
ただし、有利区間切断のタイミングは機種ごとに設定されています。そのため、有利区間切断を狙うには各機種ごとの有利区間切断タイミングをしっかりと把握しておかなければなりません。
軍資金に応じたスロットの立ち回り方
あなたの軍資金によっても、最適な立ち回り方は変化します。あなた自身の軍資金額に応じた賢い立ち回りを心がけることが、勝利への近道です。
ここでは軍資金の金額ごとに詳しく解説します。
軍資金1万円以下で勝負できるパチスロ
1万円以下の軍資金で楽しみたいなら、低貸しの台やゾーン狙いなど短期決戦を意識することが大切です。
20円スロットの場合、軍資金1万円だと一発勝負になってしまうため、下手をすると一瞬で1万円が消えてなくなります。
そのため、20円スロットではなく10円スロットや5円スロットといった、レートの低い台でAタイプの後ヅモ狙いやゾーン狙い、宵越し天井狙いなどで立ち回るのが良いでしょう。
軍資金が少ない場合、まずは5円スロットで立ち回りの練習をしながらコツコツと軍資金を貯めていくことが基本です。
軍資金3万円以下で勝負できるパチスロ
軍資金が3万円以下の場合、まだまだ軍資金に余裕のない状況です。しかし、5円スロットならスルー天井狙いや穢れ狙い、Aタイプの設定狙いや後ヅモ狙いなど、幅広い立ち回りができるようになります。
5円スロットを中心に立ち回りながら、リスクのない範囲で20円スロットの天井狙いもしていきましょう。20円スロットの天井狙いをする場合は、1万円〜1万5千円程度で天井まで到達できるゲーム数の台を探し、もしなければ無理に天井狙いをしないよう注意してください。
軍資金が3万円あるからと、天井到達まで手持ちの軍資金ギリギリのようなゲーム数から狙っていくような立ち回りは、失敗したときのダメージがかなり大きくなるので厳禁です。
軍資金5万円以下で勝負できるパチスロ
軍資金が5万円以下の場合、20円スロットをメインにした立ち回りにシフトしていっても良いでしょう。ただし、設定狙いや穢れ開放狙いなどのリスクの高い立ち回りはまだ禁止です。
宵越し天井狙いや、リセット台のハマり台狙いなど、できるだけ投資金額を抑えられるよう、期待値の高い台を中心に立ち回ります。
1台あたりの許容リスクを2万円に設定した場合、20円スロットだと1,000円あたりの回転数が30G程度で単純計算すれば1万円で300G程度回せます。2万円なら600程度です。
天井までの投資金額を逆算し、2万円以内で確実に当たりを刈り取っていけるような立ち回りを徹底していきましょう。そしてそのためにも、機種ごとの天井ゲーム数やリセット後の天井ゲーム数をしっかりと把握して、期待値の高い台をしっかりと狙っていきましょう。
軍資金10万円以下で勝負できるパチスロ
軍資金が10万円以下の場合、リセット天井、ゾーン狙いなど、あらゆる立ち回りが実践できるようになります。狙えそうであれば、スルー天井や穢れ開放も狙っていくことが可能です。ただし、リスクを抑えた立ち回りを心がけることが絶対条件となります。
高設定狙いも視野に入りますが、軍資金がギリギリ10万円しかない場合は、失敗するとまた少ない軍資金の状態から再スタートとなってしまいます。そのため、軍資金が30万円以上貯まってからにしたほうが無難です。
そのため、この段階ではまだ高単価スマスロに手を出してはいけません。今のスマスロは本当に荒いので、貴重な軍資金が一瞬で溶けてなくなってしまうことも珍しくありません。
勝ちに徹するのであれば、軍資金に余裕があるからといって無謀な立ち回りをするのではなく、より一層堅実な立ち回りを心がけるようにしましょう。
軍資金10万円以上で勝負したいパチスロ
軍資金が10万円以上の場合、スルー天井や穢れ狙いなどのハイリスク・ハイリターンの戦略も実践可能です。
余裕があれば、高設定に期待できるイベント時などには、高単価パチスロに挑戦してみるのもアリでしょう。ただし、高単価パチスロは波が非常に激しいため、根拠のない無謀な立ち回りは厳禁です。
軍資金が10万円あるからといっても、コイン単価4円や5円のような荒いスマスロでは、10万円くらいあっという間に飲み込まれてしまうリスクがあります。
そのため、高設定の可能性が高かったり、宵越し・リセット天井が近かったり、スルー天井が近かったりなどのような、その台を打つ根拠があるとき以外は、基本的に高単価パチスロには手を出すべきではありません。
軍資金は「使ってしまってもいいお金」「負けてもいいお金」ではなく、あくまでも「期待値のあるところを打ち切るための準備金」だということを、絶対に忘れないように心がけておいてください！
軍資金を超える金額が必要になる可能性のあるスロットは打たない
資金管理は勝利の鉄則です！どんなに期待値の高い台でも、軍資金を超える金額が必要になる可能性がある台は打つべきではありません。
スロットでの最大の防衛策は、軍資金を超える金額を投入しないこと。これは絶対的なルールです。
パチスロは投資の上限を決めておかないと、際限なくお金を使ってしまう可能性があります。ついつい感情的になってしまいそうな場面でも、無理は禁物です。
無駄な追加投資を防ぐためにも「今日は絶対にこの金額まで！」と自分自身の中でルールを決め、あらかじめ決めておいた軍資金の範囲内で立ち回れるよう、しっかりと資金管理をおこない、冷静な判断を心掛けましょう。
例えば5万円の軍資金で「からくりサーカス」の終日設定狙いに挑戦するのは避けるべきです。途中で資金切れになると、せっかくの勝機を逃すことになります。常に自分の軍資金の範囲内で戦える機種、打ち方を選択することが重要です。
常に冷静さを保ち、資金管理を徹底することが、スロットで勝ち続けるために最も大切なことです。
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6号機では新規台も多く、ヴァルヴレイヴやバジリスク天膳などが設置済みです。
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まとめ
スロットの軍資金は、立ち回り方によって大きく異なります。各自の軍資金に応じた立ち回り方を選び、必要な金額をしっかりと用意することが勝利への鍵となります。
軍資金は、闇雲に決めるのではなく「期待値を追い続けるための資金」と捉え、立ち回り方や機種、コイン単価などを考慮して決めるようにしましょう
常に資金管理を徹底し、設定判別や立ち回りの技術を磨き、冷静な判断を下すことで、より少ない軍資金でも効率的な実戦が可能になります。
あなたにとって無理のない範囲で、スロットで勝ち続ける喜びを体感してください！