スロットの交換率は、勝ち負けに直接影響を与える要素です。具体的には「46枚貸し」や「47枚貸し」といった形式があります。
この違いが結果にどのような影響を与えるのかを理解することで、スロッターはより賢くスロットを楽しむことができます。
この記事ではスロットの交換率の仕組みや、交換率による影響、さらにスロッターにとってのハンデについて詳しく解説します。
もくじ
スロットの交換率の仕組みについて
自分が通っているホールの貸出し枚数と交換率を把握していますか?
ホール選びの際に設定状況は気にしても、交換率を気にしたことはほとんどないかもしれません。
もしよくわからない場合、交換率の仕組みを知らないままでは、いつの間にか大きな損をしている可能性があります。
少しでもスロットで勝ちたいと考えるなら、ひっそりと潜む交換率の罠を見過ごしてはいけません。
その裏には投資額と利益を大きく左右するカラクリが隠されているのです。
スロットの交換率とは?
スロットの交換率とは、メダルを借りる際に使用した金額と、獲得したメダルを景品と交換する際の金額の比率のことです。
簡単に言えば「メダルをいくらのお金で借りて、いくら分のお金に交換できるのか」を示すものです。
従来は1,000円で50枚のメダルと交換できる「50枚交換」が一般的でした。
しかし近年では、46枚や47枚交換のホールが増加しています。
この交換率の低下は、スロッターにとって大きな不利益をもたらします。
例えば10,000円を投入した場合、50枚交換では500枚のメダルを得られますが、46枚交換では460枚しか得られません。
この差は一見小さく感じますが、長期的には大きな影響を及ぼします。
40枚の差は800円に相当するため、長時間の遊戯や月間・年間を通して考えると、かなり大きな損失です。
サンドに千円札や一万円札を投入すればするほど、交換率の差による損失はどんどん大きくなっていくのです。
46枚貸しと47枚貸しの違い
46枚貸しと47枚貸しの違いは、1,000円あたりで借りられるメダルの枚数です。
47枚貸しの場合、1,000円で47枚のメダルを得られますが、46枚貸しでは46枚しか得られません。
たった1枚の差と感じるかもしれませんが、長時間の遊戯ではこの1枚の差が大きな影響を及ぼします。
例えば10万円を投入した場合、46枚貸しでは4,600枚、47枚貸しでは4,700枚のメダルが得られます。100枚の差は2,000円相当になります。
このことからもわかるように、スロットの交換率46枚と47枚の違いは、スロッターの勝率や損失に大きな影響を与えます。
以下の表も見ても分かるように、46枚貸しのほうが、1枚あたりの金額が高く設定されています。そのため、スロッターにとって不利な交換率と言えます。
貸し枚数 | 1枚あたりの金額 |
---|---|
50枚貸し | 20円 |
47枚貸し | 21.28円 |
46枚貸し | 21.74円 |
47枚貸しの方が長期的な遊戯回数が増えるため、理論上は損失をカバーする可能性が高くなります。
よって貸し枚数が多いほど有利な条件となるのが現実です。
スロットの換金率(等価交換/非等価交換)について
スロットの換金率(交換率と呼ばれることも多いですが、基本的には換金率と同じ意味です)には「等価交換」と「非等価交換」の2種類があります。
それぞれの違いについて、詳しく解説します。
等価交換
等価交換とは、メダルを借りる際の金額と、獲得したメダルを景品と交換する際の金額のギャップがない交換方法です。
この場合メダル1枚が20円になります。
理論上1,000円で借りた50枚のメダルは、1,000円分の景品と交換できる状態です。
そのため等価交換はスロッターにとって最も公平な交換率と言えます。
しかし地域にもよりますが、実際には46枚や47枚貸しが一般的であり、完全な等価交換は稀です。
スロット交換率46枚47枚の環境下でも、等価交換を採用している店舗はスロッターにとってより有利といえます。
非等価交換
非等価交換とは、メダルを借りる際の金額と、獲得したメダルを景品と交換する際の金額が異なる交換方法です。
例えば非等価交換はメダル1枚の価値が20円未満になるため、1,000円で46枚借りて、46枚交換しても1,000円に戻りません。
つまり1,000円で46枚借りた時点で、すでに4枚負けている状態なのです。
獲得したメダルの価値が実際の投資額よりも低くなるため、非等価交換はスロッターにとって不利です。
1,000枚のメダルを流した場合、それぞれの換金率でどれだけ換金額が違ってくるのかを以下のような表にまとめました。
▼1,000枚を流した際の換金額(理論値)
換金率 | 換金額 |
---|---|
等価(5.0枚交換) | 20,000円 |
5.5枚交換 | 18,182円 |
5.6枚交換 | 17,857円 |
6.0枚交換 | 16,666円 |
等価交換と6.0枚交換では、実に3,000円以上もの差があります。同じ1,000枚でも換金率によってこれだけの金額の違いが出るのです。
非等価交換の存在は、スロット交換率46枚47枚の問題と相まって、スロッターの勝率をさらに下げる要因となります。
地域によっては、条例で非等価交換が義務付けられている場合もあるため注意が必要です。
非等価交換の普及により、スロッターは以前よりも立ち回りを意識しなければならない厳しい状況に立たされています。
換金ギャップが機械割に与える影響
換金ギャップとはメダルを借りたときの金額と、交換したときの金額の差額のことを指します。
過去には等価交換地域でも換金ギャップが存在し、その分だけ設定配分が優遇される傾向がありました。
つまり店舗は換金ギャップで得た利益を還元し、高設定を多く使用していたのです。そのためスロッターにとってはやや有利な環境でした。
しかし現在は条例による換金率の規制で、非等価交換がデフォルトの地域が増えています。
だからといって、かつてのように設定配分が優遇されているわけでもなく、むしろ冷遇されているような傾向にあります。
このような換金ギャップは、機械割にも影響を与えていると言えるでしょう。
例えば6号機の設定6の機械割は最高で114.9%です。
しかし換金ギャップの影響により、実質的な機械割が100%以下にまで落ちているのと同様だと考えられます。
スロット交換率46枚47枚の環境下では、この影響がさらに顕著になりスロッターにとってより厳しい状況が生まれています。
46枚47枚貸しと換金率によるスロッター不利な環境
スロットの46枚47枚貸しと換金率によって、スロッターはどれくらい不利な環境に置かれているのでしょうか。
ここでは具体的な欠損額や、投資額の増加と利益への影響についてまとめた表を参照しながら解説します。
10,000円をサンドに投入した場合の具体的な欠損額
10,000円をサンドに投入して出てきたメダルを、そのまま丸ごと流した場合、換金率によってどれくらいの欠損額が出るのでしょうか。
貸枚数と交換率ごとの換金額を以下の表にまとめました。
▼10,000円分のメダルを借りて、そのまま流した場合の換金額(理論値)
貸し枚数 | 等価交換(5.0枚) | 5.5枚交換 | 5.6枚交換 | 6.0枚交換 |
---|---|---|---|---|
50枚貸し | 10,000円 | 9,090円 | 8,930円 | 8,330円 |
47枚貸し | - | 9,090円 | 8,930円 | 8,330円 |
46枚貸し | - | 9,090円 | 8,930円 | 8,330円 |
50枚貸しで等価交換の場合は、10,000円分のメダルをそのまま流すと、10,000円が戻ってきます。そのため欠損額はゼロです。
しかし6.0枚交換の場合は8,330円しか戻ってきません。つまり1,670円も損をしてしまうのです。
6.5号機やスマスロなどは吸い込みが激しいため、初当たりを引くまでに5万円〜10万円突っ込むことも珍しくありません。
そのため単純計算で5万円なら8,350円、10万円突っ込んだのなら16,700円も損していることになります。
46枚47枚貸しによる実質的な投資額の増加と利益への影響
46枚や47枚貸しの場合、実質的な投資額が増加し、利益に大きな影響を与えます。
従来の50枚交換と比較すると、同じ枚数のメダルを得るために必要な投資額が増加します。
▼投資額と回収額の比較表(1,000枚投資 / 1,000枚回収)
貸し枚数 | 総投資額 | 回収額(等価) | 回収額(5.6枚) | 回収額(6.0枚) |
---|---|---|---|---|
50枚貸し | 20,000円 | 20,000円 | 17,857円 | 16,666円 |
47枚貸し | 21,280円 | - | 19,000円 | 17,733円 |
46枚貸し | 21,740円 | - | 19,410円 | 18,116円 |
例えば大当たりを引くまでに1,000枚のメダルを投資していた場合。
46枚貸しだと約21,740円、47枚貸しだと21,280円を使っていることになります。
そこから1,000枚の出玉を得たとしても、6.0枚交換の場合の回収額は、46枚貸しで18,116円、47枚貸しで17,733円。
どちらも投資額に対する利益が少なくなっています。
わかりやすく50枚貸しで例えると「20,000円突っ込んで1,000枚出したけど、16,000円ちょっとしか取り返せなかった!」という感じです。
このような経験はよくあるかと思います。l
ちなみに6.0枚交換の場合、60枚で1,000円相当です。そのため20,000円取り返すには1,200枚出す必要があります。
このように46枚や47枚貸しでは、投資額が増加に対しての利益が出にくくなりがち。高設定の台でも、この不利な条件を克服するのは困難です。
結果として以前より勝ちづらい状況におり、遊技スタイルの見直しが必要不可欠です。
交換率のハンデによってパチスロはかなり分の悪い勝負をさせられている
交換率のハンデにより、スロッターはかなり分の悪い勝負をさせられています。
46枚47枚貸しと非等価交換の組み合わせは、理論上の機械割を大きく下回るため、スロッターの期待値を大きく下げることになります。
例えば10万円を投資した場合、50枚交換では5,000枚のメダルを得られますが、46枚交換では4600枚しか得られません。
400枚の差は8,000円相当であり、これは無視できない金額です。さらに非等価交換の店舗では、損失はさらに拡大します。
このように交換率のハンデは、実質的な機械割を大きく低下させる影響があります。
そのため46枚47枚貸しの環境下では、スロッターの損失を確実に増加させ、勝利の可能性は著しく低下するでしょう。
そのためこの不利な条件下でパチスロを続けるか、あるいは別の娯楽を探すかの選択を迫られているといっても過言ではないかもしれません。
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まとめ
スロットにおける交換率の理解は、勝率や収支金額に大きな影響を与える重要な要素です。
スロットで勝つためには、目押しや機種の知識も重要ですが、交換率の仕組みを理解することも同じくらい大切です。
特に46枚・47枚貸しのスロットでは、知らず知らずのうちに損をすることが多々あります。
一見、些細な差に見えるかもしれませんが、実はスロッターにとって大きなハンデとなっています。
しかし換金率をしっかり理解し、どのように影響するかを知っておくことで、損を最小限に抑えることが可能です。
この記事が立ち回りにおける判断力を向上させ、より有意義な戦略作りに役立つことを願っています。