ルーレットをプレイしていると、赤や黒が連続したり大きな出目の偏りが見られることがあります。
この偏りを「ツラ」といい、ルーレットの勝率をアップさせるためには、ツラの理解と活用が必要不可欠です。
そこで今回はツラの見方や勝率アップするための活用法、さらにベッティングシステムと組み合わせて稼ぐ方法を解説していきます。
ツラってバカラだけで使う用語じゃないんですね。
ルーレットでは勝敗結果の偏りのことです。見方をマスターして勝率アップに繋げましょう!
もくじ
ルーレットのツラ(出目)とは同じ色や数字が連続して出ること
ルーレットのツラ(出目)とは、同じ色や数字が連続して出ることをいいます。
色を例にすると、ルーレットでは1~36の数字に赤と黒の色が18個ずつ均等につけられており、出現確率は18/37で同じです。
しかし、赤と黒が交互に出るわけではなく、赤(または黒)が連続して出ることがあり、これを「ルーレットのツラ」といいます。
ちなみに、ツラの語源は「連続する」「連なる」という意味の「連」から来ています。
ツラの見方は3連続を目安に
ルーレットの「ツラ」は同じ色や奇数(偶数)に連続で止まる事象を指しますが、ツラの目安になるのは3連続で止まった場合です。
この点について少し説明しましょう。
ルーレットは毎ゲーム完全確率で抽選が行われ、過去の結果が未来の結果に影響を与えることがないため独立事象のゲームに分類できます。
したがって、ルーレットの赤・黒賭けで1ゲーム目で赤に止まる確率は常に約50%で、2連続の確率は25%、3連続の確率は12.5%です。
同じ色が3回続く確率は10回に1回程度しかなく出現率が低いため、3連続で止まった場合をツラと考えます。
一方、バカラやブラックジャックのようなカードゲームは、ルーレットと異なり従属事象のゲームに分類されます。
これは、1度使用されたカードがシューの交換まで再利用されないため、残っているカードに偏りが生じると勝敗の結果に影響を及ぼす可能性があるからです。
バカラのツラに関しては、ルーレットと同じく罫線で一方が3連続した場合に「ツラ」と見なすことが一般的です。
同じ色が連続27回出た世界記録がある
ルーレットの赤黒賭けはどちらに賭けても勝率約50%で、そこから連続で同じ色に止まる確率は50%→25%→12.5%と徐々に下がっていきます。
ちなみにギネスブックを調べると、1913年にモンテカルロのカジノで「27回連続で黒」という信じられないようなことが起きました。
黒に賭け続けた人は、莫大な利益を獲得したでしょうね。
ここまで極端なツラを見る確率は少ないですが、オンラインカジノのライブルーレットでは、同じ色へ10回前後止まることは珍しくありません。
出目が連続しないことはテレコと呼ぶ
ルーレットで、赤と黒が交互に止まる=出目が連続しないことを「テレコ」と呼びます。
つまりテレコとツラは対義語の関係です。
テレコの語源は歌舞伎から来ており、2つの異なるストーリーを1つの脚本にまとめ、一幕おきに交互に展開していくことを「テレコ」ということから、カジノゲームで出目が交互に変わることをテレコと呼ぶようになりました。
ちなみに、バカラではプレイヤーとバンカーが交互に勝っている状態をテレコと呼びます。
ルーレットでツラ(出目)を追って勝率アップに繋げられる理由
ルーレットは前のゲーム結果が次のゲーム結果に影響しない独立事象のゲームですが、ツラ(出目)を追うことで勝率アップにつなげられる可能性があります。
ここでは、その理由について解説していきます。
赤か黒が出る確率は約2分の1(48.6%)
ヨーロピアンルーレットは、「0」と「1~36」の全37スポットで構成されており、「0」はグリーン、「1~36」の数字には赤と黒の色が均等に分けられています。
したがって、赤または黒が出る確率は、48.6%(37分の18)になります。
ちなみに「0」が出る確率は、2.7%(37分の1)です。
2倍配当の奇数・偶数賭け、ハイ・ロー(大小)賭けは、赤・黒賭けと同じ確率です。
なお、オンラインカジノのルーレットにはアメリカンルーレットもありますが、アメリカンルーレットは「0」と「00」があるためスポット数が38で、ヨーロピアンルーレットよりも不利になります。
具体的には、赤または黒が出る確率は、47.3%(38分の18)に下がるのです。
1.3%の違いですが、試行回数を重ねるほどトータルの還元率の差が広がっていくので、アメリカンルーレットを選ぶメリットはありません。
オンラインカジノのルーレットは、必ずヨーロピアンルーレットを選ぶようにしましょう。
大数の法則(たいすうのほうそく)が働く
ルーレットの赤と黒の確率はまったく同じですが、赤と黒が交互に出るわけではなく、少ない試行回数では一方へ偏るという事象が頻繁に起こります。
自分が賭けた色がまったく出ずに大負けした時などに「イカサマだ」「出目を操作している」などと言う人がいますが、オンラインカジノにおいてはそのようなことはありません。
オンラインカジノが導入しているビデオルーレットやライブルーレットのプロバイダ(ソフトウェア会社)は、第三者機関による厳しい審査を受けており、ゲームの公平性を保証するライセンスを取得しています。
話を戻すと、ルーレットの出目は少ない試行回数では一方へ偏ることがあっても、100万回、数百万回と回していけば、ほぼ確率通りに落ち着くのです。
このように、試行回数を重ねるほど統計的な理論値に近づくことを「大数の法則」と呼びます。
ルーレットで勝つためには、大数の法則を味方につけることが重要です。
空回しで出目の偏りを確認できる
上で解説した大数の法則を元にしたルーレットの攻略法が、空回しです。
チップをかけずに空回しで出目の偏りを確認することにより、大数の法則が作用して確率が収束することを期待したベットが可能になります。
分かりやすく説明するために極端な例を出しますが、ルーレットで100回空回しして赤が90回、黒が10回だったとしましょう。
赤と黒の確率は同じにもかかわらず、これだけの開きが出ているということは、大数の法則が作用するなら、これからの100ゲームは黒に賭けた方が期待値が高いと考えられますよね。
もちろん、確率の収束がいつ起こるかは分かりませんし、ルーレットで赤と黒が出る確率は常に同じなので過信は禁物ですが、これがルーレットの空回しと大数の法則を組み合わせた手法の1つです。
ルーレットでは直近の出目の履歴を確認できるので、予想の材料として有効活用していきましょう。
ルーレットでツラ(出目)を有効活用できる賭け方
続いて、ルーレットのツラ(出目)を有効活用できる賭け方を紹介します。
多くの人が利用する2倍配当以外に加えて、ちょっとユニークな活用方法も紹介しているので参考にしてください。
赤・黒賭け(レッド・ブラック)
まずは、赤・黒賭け(レッド・ブラック)でツラを活用する賭け方です。
赤・黒賭けは2倍配当の中で最も分かりやすいので、初めてルーレットをプレイする人や初心者の方におすすめします。
▼赤・黒賭けで狙えるツラの一例
赤・黒賭けでツラを狙う場合の最も基本的な賭け方は、ツラが発生している時にそのまま流れに乗る方法です。
ルーレットでは上記のように出目の履歴が表示されています。
黄色の枠で囲っている部分をご確認ください。
ツラが発生=3連勝後に、同じ色へ賭けていたら勝てていたことが分かります。
奇数・偶数賭け(オッド・イーブン)
続いて、奇数・偶数賭け(オッド・イーブン)でツラを活用する賭け方です。
オンラインカジノのルーレットは偶数(EVEN)、奇数(ODD)と英語表記になっているので、間違えないようにしましょう。
▼奇数・偶数賭けで狙えるツラの一例
こちらも赤・黒賭けと同じく、ツラが発生=3回続いている方へ賭けていきます。
奇数・偶数は、赤・黒のように直感的に判断できないので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
ライブルーレットではベット時間に制限があるので、不安な方はビデオルーレットで練習してスピーディーに判別・ベットできるようになってからライブルーレットで実践するといいでしょう。
ハイ・ロー賭け
3つ目は、ハイ・ロー賭けでツラを活用する賭け方です。
ローは1~18、ハイは19~36になります。
▼ハイ・ロー賭けで狙えるツラの一例
3つ目は、ハイ・ロー賭けでツラを活用する賭け方です。
ハイ・ロー賭け赤黒、奇数偶数と同様にツラが発生していることを確認し、3連続後の4回目から賭けていきます。
1~18、19~36の2種類なので、奇数偶数よりは見分けがつきやすいでしょう。
2エリアに分割してストレートベット
①、②はそれぞれ18個の数字をカバーする。
① or ②にベットすることで当選確率は18/37= 約48.6%になる。
もう1つ、ストレートベットを使ってツラを活用するやり方を解説します。
ルーレットのホイールは規則性のない形で0~36の数字が配置されており、ホイールを2つのエリアに分ける形で赤・黒賭けと同じく、18個の数字をカバーできます。
▼2エリア分割で狙えるツラの一例
ライブルーレットにおいては、ホイールの傾きやディーラーのクセなどが原因で「一定のゾーンへ出目が集中する=ツラが発生する」という場面をよく目にします。
この賭け方は、そのような出目の偏りとストレートベットを組み合わせた手法です。
手順はシンプルで、まずホイールの「0」を中心に①エリアと②エリアに分割し、各エリアへストレートベットで賭けます。
どちらのエリアも18個の数字をカバーするので、勝率は48.6%で配当は2倍です。
「0」をどちらかのゾーンへ含める場合は、ホイール下側の数字をずらします。
数字が規則正しく並んでいないので、慣れないとベットの制限時間に間に合わない可能性がありますが、オンラインカジノのライブルーレットではベット履歴をお気に入り登録できるので、その機能を使えば素早くベットできます。
上記の黄色の部分は、2エリア分割でツラを狙える一例です。
このように、一方のエリアに連続で止まれば、他の2倍配当と同様にツラを追うことで大きな連勝の流れに乗れる可能性があります。
赤・黒とハイ・ロー賭けは、偏る確率が高めですね!
状況によって異なるので、勝敗結果をしっかりと確認して賭けてくださいね。
オンラインカジノでルーレットのツラ(出目)履歴を確認する方法
オンラインカジノのライブルーレットでは、出目の履歴を確認することができるので、そのやり方を解説します。
履歴を見てツラの発生や色、数字の出現率などを確認して勝率アップに役立てましょう。
STEP1. 統計部分を押す
まず、ライブルーレットの画面が開いたら、画面下部に表示されているグラフのようなアイコン(統計部分)をクリックします。
STEP2. 『最新の500個』を押すと履歴が表示される
すると、直近約200ゲーム以上の履歴が表示されます。
画面の見方は、上段左が最新の出目で右へ移動すると1つ前の出目という意味です。
2段目以降も同様で、2段目左から右→3段目左から右という風に見ます。
さらに詳しく履歴を見たい場合は「最新の500回」をクリックすると履歴が表示されます。
STEP3. 下にスクロールするとさらに過去の履歴が見れる
古い履歴を見たい場合は下へスクロールしていきます。
ベット履歴に表示されている最も古い出目は再下段の右端です。
出目の履歴は現在のベットに使うだけでなく、データの分析にも活用できるので、自分が好きな賭け方で「どれぐらいツラが発生しているか」「ツラが発生した時にベットしていたら勝率はどれぐらいだったのか」などを調べてみるのもいいですね。
ルーレットのツラ(出目)追いと相性のいい必勝法
ルーレットのツラ(出目)は、単体で使うのではなくカジノの必勝法と組み合わせるとさらに効果を期待できます。
ここでは、ツラ追いやツラ切りと相性のいい必勝法を紹介します。
パーレー法(逆マーチンゲール法)
パーレー法(逆マーチンゲール法)は、連勝時の利益を一気に伸ばすことを狙った攻撃的な必勝法です。
賭け方はシンプルで、勝った次のゲームで賭け金を2倍にするだけなので初心者の方もすぐに実践できるでしょう。
ルーレットのツラ追いで、パーレー法を使って流れに乗ることができれば一気に資金が増えていくので、ギャンブルの醍醐味を存分に味わえますよ。
また、連敗時の賭け金は最初の1単位のままなので、損失を最小限に抑えられるというメリットもあり、ローリスクハイリターンな手法といえます。
ただし、パーレー法は1回でも負けるとすべての資金を失う点に注意が必要です。
ヨーロピアンルーレットの赤・黒賭けの連勝確率は、以下になります。
ゲーム数 | 連勝確率 |
---|---|
1 | 約48.6% |
2 | 約23.6% |
3 | 約11.4% |
4 | 約5.5% |
5 | 約2.7% |
6 | 約1.3% |
7 | 約0.6% |
8 | 約0.3% |
9 | 約0.1% |
10 | 約0.07% |
表を見ると、3連勝の確率が約11.4%で10回に1回程度、4連勝が約5.5%で20回に1回程度となっています。
これは理論上の数値で、ライブルーレットにおいてはディーラーのクセ、長期間使用されたことによるホイールの傾きなどが原因で、大きなツラが生じることが珍しくありません。
ただし、1回の負けですべての利益を失うパーレー法においては、あまり欲張らず5連勝程度で利確して賭け金をリセットすることをおすすめします。
マーチンゲール法
マーチンゲール法は別名「倍賭け法」とも呼ばれる必勝法で、守備面に特化している点が特徴です。
上で紹介したパーレー法とは真逆のコンセプトで作られており、負けた次のゲームで賭け金を2倍にしていき、勝ったら賭け金をリセットします。
マーチンゲール法は、勝率が低くても1勝すると必ず1単位分の利益が出る点がメリットです。
ただし、連敗が続くと賭け金が急激に膨らみ、資金のパンクとテーブルリミット(賭け金の上限)に達する可能性がある、という2つのリスクを持っている点に注意しなければいけません。
マーチンゲール法で連敗した場合の賭け金の増加は、以下になります。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1ゲーム目 | 1ドル | 負け | -1ドル |
2ゲーム目 | 2ドル | 負け | -3ドル |
3ゲーム目 | 4ドル | 負け | -7ドル |
4ゲーム目 | 8ドル | 負け | -15ドル |
5ゲーム目 | 16ドル | 負け | -31ドル |
6ゲーム目 | 32ドル | 負け | -63ドル |
7ゲーム目 | 64ドル | 負け | -127ドル |
8ゲーム目 | 128ドル | 負け | -255ドル |
9ゲーム目 | 256ドル | 負け | -511ドル |
10ゲーム目 | 512ドル | 負け | -1,023ドル |
マーチンゲール法では、6ゲーム目で負けると累計損益が60ドルを超え、7連敗すると100ドルを超えてしまいます。
しかも、勝った場合の利益は最初の1単位(1ドル)なので、ローリスクハイリターンな手法といえます。
ルーレットのツラを活用する場合には、ツラ追いではなく、同じ色が連続した後のツラ切りに使うやり方が一般的です。
たとえば、同じ色が5回続いた後に別の色に賭けるとしましょう。
同じ色が6回続く確率は約1.3%で、以降は0.6%→0.3%→0.1%と下がっていくので、マーチンゲール法が成功する確率が高くなります。
ただし、確率は低くても同じ色が10回以上続くことも十分にありえるので、必ず損切りラインを設定してルールを守らなければいけません。
98.48%法(2/3ベット法)
98.48%法は、3倍配当のコラムベットとダズンベットに有効な必勝法です。
手順を解説する前に、コラムベットまたはダウンベットで1エリアに連続で止まる確率を見てみましょう。
1エリアに連続で落ちる回数 | 1エリアの当選確率 | 2エリアの当選確率 |
---|---|---|
1 | 35.14% | 64.86% |
2 | 12.34% | 87.66% |
3 | 4.34% | 95.66% |
4 | 1.52% | 98.48% |
上記からわかるように、3回連続で止まったエリアへ4回連続で止まる確率は1.52%、残りの2エリアへ止まる確率は98.48%です。
これが、98.48%法という名前の由来になっています。
賭け方の手順は、以下になります。
賭け方の手順
- コラムベット・ダズンベットのどちらを使うかを決める
- 1つのエリアに3回連続で止まるまで空回しする
- 3回連続で止まるのを確認したら、残りの2エリアへ同じ賭け金をベットする
2エリアに1ドルずつをベットして的中すると3ドルが払い戻されるので、利益は1ドルになります。
負けた場合は2ドルを失いますが、2連勝で損失を取り戻せるのでそれほど難しくはないでしょう。
また連敗しても賭け金を上げることがないので、ローリスク・ローリターンな必勝法に分類できます。
このように、ルーレットのツラは3倍配当の賭け方にも使えるので、ぜひお試しください。
まとめ
今回はルーレットの「ツラ」をテーマに、ツラの見方や勝率アップの活用方法などを解説してきました。
ルーレットは、毎ゲーム完全確率での抽選が行われているにもかかわらず、短いゲームスパンでは赤や黒などに大きく偏る場面が頻繁に現れます。
そのような状況で、上手く流れに乗ることがルーレットで勝つコツといえるでしょう。
また、ツラに注目するだけでなく相性の良い必勝法と組み合わせてて活用すると、さらに利益を伸ばせる可能性があります。
ルーレットのツラを使って、オンラインカジノでどんどん稼いでいきましょう。
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