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6号機の特徴とは?規制の影響やスマスロの進化を徹底解説!

6号機の特徴とは?規制の影響やスマスロの進化を徹底解説!

パチスロ6号機の登場は、多くのスロッターにとって大きな転機となりました。そしてパチスロの世界は、今も常に変化し続けています。

この記事では、6号機の黎明期から現在までの変遷を、規制緩和の流れと最新のスマスロまで、徹底的に解説します。

この記事を読むことで、6号機の知識が深まり、今までモヤモヤしていた疑問が晴れるはずです。また、6号機の特徴を知るだけでなく、これからのパチスロで勝ち続けるための思考法が身につく激アツな内容となっています。

これからのパチスロシーンを生き抜き勝ち続けるために、ぜひ最後までお読みください!

6号機とは

6号機とは、2018年2月から導入されたパチスロ機の規格を指します。5号機と比較して、出玉性能やゲーム性において大きな変化が見られました。

これは、射幸性の抑制を目的とした新たな規制が導入されたためです。6号機からは「有利区間」という新たな概念が導入され、一定期間内の獲得出玉に制限がかかるようになりました。

この変更によって、6号機は5号機のゲーム性を大きく変え、パチスロ業界に大きな変革をもたらしたのです。

特に顕著なのが、AT機やART機の衰退と、ボーナス中心の機種への回帰です。これは規制によって、連チャンによる爆発的な出玉が制限されたためです。

出玉性能の制限や有利区間など、従来の機種とは異なる特徴を持つ6号機は、当初多くのスロッターを戸惑わせました。

この変化に適応できなかったスロッターは次々と市場から退場し、新たな思考法を身につけた"新世代スロッター"だけが生き残る弱肉強食の世界が幕を開けたのです。

6号機を象徴する2つの規制

6号機を語る上で避けて通れないのが、「出玉試験」と「有利区間」という2つの規制です。射幸性を叩き潰すために導入されたこの規制は、6号機のゲーム性や出玉性能に大きな影響を与えました。

6号機の特徴を理解するためには、以下の2つの大きな規制について知る必要があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

出玉試験

出玉試験とは、パチスロメーカーにとっての地獄の門。一定期間の遊技で、過度な出玉が出ないかを厳しくチェックされます。

6号機ではこの基準が激シブ!以下の表にある基準をちょっとでも超えれば、即アウトです。

▼6号機の出玉試験における機械割と差枚数の上限

ゲーム数機械割上限差枚数上限
400G220%約1,240枚
1,600G150%約2,070枚
6,000G126%約4,040枚
17,500G115%約6,800枚
※リプレイ確率は1/7.30にて算出

さらに下表を見てみると、5号機に比べて6号機の出玉試験がかなり厳しくなっているのがわかると思います。

▼5号機の出玉試験における機械割と差枚数の上限値、6号機との比較

ゲーム数機械割上限差枚数上限6号機規定との比較
400G300%約1,690枚+450枚
1,600G試験なし約2,070枚-(5号機では試験なし)
6,000G150%約4,630枚+590枚
17,500G120%約8,400枚+1,600枚
※リプレイ確率は1/7.30にて算出

メーカーは、この厳しい基準をクリアするために、まるで綱渡りのように、射幸性を抑えつつスロッターを満足させる機種を生み出すために試行錯誤を繰り返してきました。

そして、この厳しい試験をクリアするためにメーカーが血のにじむような努力を重ねたからこそ、現在の6号機独自の魅力を作り上げることができたと言えるでしょう。

有利区間

もうひとつの重要な規制が「有利区間」です。有利区間とは、ボーナスやAT、ARTなどの抽選が受けられる区間のことで、スロッターにとって有利な状態のことを指します。

実際には「有利な状態」とは名ばかりで、有利区間ゲーム数や最大2,400枚の獲得枚数上限などの制限が設けられた区間で、スロッターの間では一体誰にとって「有利な区間」なのかと疑問視されています。

初期の6.0号機では、有利区間は最大1,500Gまでと定められていました。つまり、1,500Gを超えると、それまでの連チャン状態は強制的に終了する仕組みです。さらに、同一有利区間内での最大獲得枚数も2,400枚に制限されていました。

この規制によって、5号機時代のような一撃数千枚や一撃万枚などの爆発的な出玉を得ることが不可能になりました。

「射幸性の抑制」という名目で導入された有利区間によって、パチスロの面白さそのものが規制される結果となりました。「いつ終わるか分からない興奮」という要素が消え、「1,500回転で必ず終わる」という「分かりきった結末」の面白みのないストーリーに変わってしまったのです。

6号機の特徴

6号機は、厳しい規制の中で様々な特徴を持つ機種が登場しました。初期の6号機は出玉性能の低さから不評でしたが、規制緩和が進むにつれて、徐々に多様なゲーム性を持つ機種が登場するようになりました。

6号機のそれぞれの時期ごとの主な特徴を見ていきましょう。

6号機初期の特徴

6号機初期…それは、パチスロファンにとっての暗黒時代でした。6号機初期の機種は、5号機と比較して出玉性能が大幅に低下しました。これは、前述の出玉試験や有利区間の規制による影響です。

初期の6号機の特徴として、「獲得枚数の減少」「ATからARTへの移行」「ボーナス中心の機種増加」などが挙げられます。

特に顕著だったのは、一撃の爆発力の低下です。5号機では数千枚、場合によっては1万枚を超える大量出玉も狙えましたが、6号機では有利区間の制限により、一度のチャンスで獲得できる枚数が大幅に減少しました。

そのため、スロッターから「出ない」「面白みがなくなった」という印象を持たれがちでした。

各メーカーは、新しい規制に対応するための限られた出玉性能の中で、どうにかスロッターを楽しませられる機種を生み出そうと試行錯誤を重ねていました。

しかし、6号機への移行に絶望してパチスロを引退するスロッターが激増し、パチスロ業界は大氷河期を迎えることになったのです。

6号機の黒歴史:設定Lの存在

6号機初期の混乱を象徴するのが「設定L」の存在です。設定Lとは、通常の設定1〜6とは別に用意された特殊な設定で、極端に出玉性能が低い特殊な設定のことを指します。

設定Lは、これまでの最低設定である設定1よりもさらに期待値が低く、ほぼ勝利の可能性がありません。

メーカーが厳しい出玉試験をクリアするための苦肉の策だとも言われていますが、この設定Lの存在は後に大きな批判を浴び、業界内でも「黒歴史」と言われるようになりました。

現在では設定Lの搭載は事実上なくなり、より公正な遊技環境が整いつつあります。しかし、この出来事は6号機初期の混乱と試行錯誤を象徴する事例として記憶されています。

スマスロの流行で荒い台が主流に

スマスロ(スマートパチスロ)の登場により、6号機のゲーム性は大きく変化しました。

スマスロの特徴は、有利区間のゲーム数制限がなく、より長期的な遊技が可能になったことです。この変更により、高純増ATや差枚数管理など、より刺激的なゲーム性が実現しました。

そしてその特性上、機種によっては短時間で大量の出玉を得られる可能性があります。結果として、一撃の爆発力を高めた荒い出玉性能を持つ、ハイリスク・ハイリターンの機種が主流となりました。

これは、一撃の爆発力を求めるスロッターにとって非常に魅力的な要素であり、パチスロ業界を活性化させ、スマスロの人気を支える要因となっています。

スマスロの登場により、パチスロ市場全体が「コツコツ稼ぐ」スタイルから「一発大勝負」のスタイルへと傾いていきました。このトレンドは現在の6号機市場において主流となっており、メーカー各社もこの方向性に沿った機種開発を進めています。

Aタイプの苦戦とボーナストリガー機の登場

Aタイプ

6号機時代に突入してから「ジャグラー」「ハナハナ」などを代表とする、従来のAタイプ(ノーマルタイプ)機種は苦戦を強いられています。これは、ATやARTといった出玉増加機能を持つ機種に比べて、出玉性能が劣るためです。

そのため、各メーカーは、AT機とAタイプの中間に位置する新たな機種を誕生させました。それが「ボーナストリガー」と呼ばれる、特定の条件を満たすことでボーナスを高確率で抽選する機能を搭載した機種です。

ボーナストリガー機は、Aタイプでありながら、意図的に連チャンを生み出すことを可能とし、一撃の出玉にも期待できるため、Aタイプの新たな可能性が開かれました。

この流れは、規制の厳しい環境下でも面白さを追求しようとするメーカーの努力の表れと言えるでしょう。

6号機の規制と緩和の流れ

6号機は、導入当初から現在に至るまで、規制と緩和を繰り返してきました。

これは、射幸性の抑制と遊技性のバランスを模索する中で、パチスロ業界が試行錯誤を重ねてきた結果と言えるでしょう。

規制緩和が進むにつれて、6号機のゲーム性は多様化し、スロッターはより幅広い選択肢の中から機種を選べるようになりました。

その変遷を追うことで、パチスロ市場の動向と今後の展望が見えてきます。

6.0号機の厳しい制約

6号機が最初に導入された「6.0号機」時代は、極めて厳しい規制下にありました。主な制約として、有利区間は最大1,500Gまで、同一有利区間内での最大獲得枚数は2,400枚までという厳格なルールが設けられていたのです。

この制約により、5号機時代に比べて出玉性能は大幅に低下しました。例えば、大量出玉を獲得できる状態に入ったとしても、1,500G経過もしくは2,400枚を獲得した時点で、その有利区間は強制的に終了してしまいます。

そしてこの有利区間という謎の制約は、パチスロファンのみならず、メーカーやホールを絶望の淵に突き落とす悪夢の幕開けとなったのです。

この厳しい制約下では、メーカー各社も魅力的な機種の開発に苦労し、ホール側も客の集客に困難を極めました。その結果、パチスロ市場全体が縮小する傾向にあり、何らかの対策が求められる状況となりました。

しかし、この厳しい状況の中で、各メーカーは規制に対応した新たなゲーム性の開発に挑戦し、後の6号機の進化につながる基礎を築いたのです。

6.2号機の規制緩和

こうした厳しい状況を受け、2019年には「6.2号機」として最初の規制緩和が行われました。主な変更点は、有利区間の上限が1,500Gから3,000Gに拡大されたことです。

この変更により、連チャンの可能性が広がり、長く遊技を楽しめるようになりました。特に天井付近からの当選でも一撃で2,400枚の出玉獲得も可能になったことで、一発逆転への期待感も高まりました。

規制緩和を受けた6.2号機の登場は、パチスロファンに再び希望を与えました。これによって6号機の人気が徐々に回復し、パチスロ業界に活気を取り戻しました。

6.5号機の規制緩和

さらなる規制緩和として、2021年にはまさに革新的といえる「6.5号機」が登場しました。

まず、有利区間獲得枚数の制限が変更され、「同一有利区間での獲得枚数が最大2,400枚」から「差枚2,400枚」に変わりました。差枚とは投入枚数と獲得枚数の差を指すため、実質的に獲得できる枚数が増加したことになります。

また、有利区間の上限も3,000Gから4,000Gへと拡大されました。これにより、さらに長期間の連チャンが可能となり、大量出玉のチャンスが広がりました。

さらに特筆すべきは「コンプリート機能」の搭載。これは差枚+19,000枚に到達すると当日の遊技が終了する機能です。

そもそもは射幸性を抑制するための機能なのですが、スロッターにとっては規制というよりも「万枚」に続く大きな目標のひとつとして認知されているのが面白い点です。

これらの規制緩和により、6.5号機は6号機の中でも最も人気のある規格のひとつとなりました。

スマスロの登場と市場の変化

パチスロ業界に革命を起こしたのが「スマスロ(スマートパチスロ)」の登場です。

スマスロがこれまでのパチスロと一線を画すのは「メダルレス機専用の内規」が適用されているという点。最大の特徴は「有利区間ゲーム数の無制限化」です。これにより、理論上は「永遠に連チャンする」ことも可能になりました。

基本的な規制内容は従来の6号機と同等でありながら、スマスロならではの高速な連チャンやハイリスク・ハイリターンなゲーム性が実現され、多くのスロッターから熱い支持を受けました。

もちろん、その反動として「波の荒さ」「ハマりの深さ」も増大。マイナス5,000枚どころか、マイナス逆万枚も珍しくなく、1日で10万円以上の大負けという惨状も日常的に見られます。

とはいえ、スマスロの革新は従来の6号機の常識を超えた、未知なる可能性への突破口となり、新たなるパチスロシーンへの明確な方向性を示したのです。

6.6号機の規制緩和

6.6号機ではさらなる規制緩和が実現され、有利区間上限が4,000Gから6,000Gへ拡大されました。

これによりスロッターたちは「思う存分楽しめ、そして試せる」という最大の魅力を手にしました。「無理だ」と思われたことが、ついに可能になったのです。

この規制緩和により、スロッターはさらに長い時間、有利な状況で遊技できるようになり、一撃の出玉に期待できる機種が登場する可能性が高まりました。

注目すべきは、この緩和がスマスロの成功を受けてのものだということ。「スマスロで実績が出た」「市場が回復した」という事実が、さらなる規制緩和を後押ししたのです。

これは「実績による信頼回復」という、業界再生への重要な一歩と言えます。この流れは今後の機種にも影響を与えるでしょう。

6号機の現状と今後の展開について

「変化」か「終焉」か……。パチスロは今、歴史的な岐路に立っています。

6号機は規制緩和が進むにつれて、多様なゲーム性を持つ機種が登場し、現在ではパチスロの主流となっています。

スマスロの登場は6号機に新たな可能性をもたらし、パチスロ市場に大きな変化をもたらしました。今後は、さらなる規制緩和が進み、より自由度の高いゲーム設計が可能になることが予想されます。

最も可能性が高いのは「スマスロ化」の流れです。規制緩和の流れを見れば明らかなように、今後はスマスロと同様に「有利区間ゲーム数上限の撤廃」が現実味を帯びています。

実際、6.6号機の6,000Gという数字は「事実上の無制限」に近づきつつあります。

しかし、注意すべきは「出玉試験の壁」です。射幸性の抑制は、パチスロ業界にとって重要な課題であり、今後も継続されるでしょう。

この規制が続く限り「一撃で数万枚」といった5号機時代の伝説級の爆発力は戻ってきません。今後も、スペックが劇的に変わることはないでしょう。

そして最も重要な変化……、それは「荒い台」の主流化です。

現在主流となった荒い台ばかりが市場に溢れかえる可能性があります。一撃の出玉を求めるスロッターにとっては魅力的な状況ですが、安定した遊技を求めるスロッターにとっては厳しい状況となるかもしれません。

この変化の波に乗れるスロッターだけが生き残れる……。そんな「適者生存」の時代が到来しつつあります。

長期戦を前提とした「軍資金管理」「立ち回り戦略」が今まで以上に重要となる中、新時代のパチスロにどう向き合うか。それが、これから先も生き残るための大きな課題になると言えるでしょう。

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まとめ

6号機の歴史は、「規制と革新の闘い」であり、「絶望と希望のドラマ」でした。

初期の混乱期から始まり、規制緩和を経て、スマスロという革命児の登場まで、6号機は常に変化し続けてきました。

限られた枠組みの中で、いかに「面白さ」と「出玉性能」を両立させるか。この課題にメーカーとスロッターが共に向き合ってきた歴史でもあります。

今後も6号機は規制と緩和を繰り返しながら、さらなる進化を遂げていくことが予想されます。これからの6号機の動向に注目し、常に最新の情報を収集することで、よりエキサイティングなパチスロライフを送ることができるでしょう。

そして最後に、最も大切なメッセージを。6号機の本質を理解するということは、「変化に適応する力」を身につけるということ。昨日の常識が今日の非常識になる時代、柔軟な思考と戦略こそが勝利への鍵となります。

「6号機の特徴」を知るということは、単なる知識ではなく、パチスロという戦場で生き残るための武器を手に入れるということなのです。

あなたがこの知識を武器に、新時代のパチスロの攻略に成功することを、心より願っています。

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