カジノの必勝法には、短時間で大きな利益を狙う手法、損失回収を目的とした手法などがありますが、今回紹介するピラミッド法(ダランベール法)は、長期戦でコツコツ稼ぐことを狙った手法です。
考案者がフランスの著名な数学者であることから、手法の優位性に関しては高い信頼性があり、特に守備力に重点を置いています。
使い方もシンプルで初心者の方もすぐに実践できるでしょう。
この記事では、ピラミッド法の特徴やメリット・デメリット、さらに弱点を補うための改善案なども紹介します。
ピラミッドって名前だけだとイメージがつかないです・・・
使い方を覚えればピラミッドと呼ばれる意味がわかりますよ!
もくじ
ピラミッド法(ダランベール法)とは
ピラミッド法(ダランベール法)は、その名の通りピラミッドのように賭け金を上げ下げするカジノの必勝法です。
短時間で大きな利益を狙うのではなく、連敗時の損失を抑えながらコツコツと利益を積み重ねることを狙った守備的な手法となっており、じっくりと長期戦で稼ぎたいという人に向いています。
また使い方がシンプルで勝率が5割でも利益を出せるので、バカラやルーレットなど勝率約50%で2倍配当のゲームに有効です。
ピラミッド法(ダランベール法)の特徴
続いて、ピラミッド法(ダランベール法)の特徴をまとめました。
ピラミッド法の生みの親はフランスの数学者
ピラミッド法(ダランベール法)は、フランス人数学者のジャン・ル・ロン・ダランベールによって18世紀に考案された必勝法です。
ダランベール法という名称は、考案者の名前に由来しています。
ダランベールさんは、著名な数学者であるだけでなく物理学者、哲学者でもあったそうで、そのような人がギャンブルの必勝法を編み出したというのは面白いですね。
低リスクで利益を積み上げることができる
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 負け | +1ドル |
3 | 5ドル | 負け | -4ドル |
4 | 6ドル | 勝ち | +2ドル |
5 | 5ドル | 勝ち | +7ドル |
上記はピラミッド法で初回賭け金を5ドル、勝敗後の増減単位を1ドルにした場合のシミュレーションです。
具体的な手順については後ほど詳しく解説しますが、ダランベール法は賭け金の増減が緩やかなので、連敗時に賭け金が大きく膨れ上がることはなく、低リスクで利益を積み重ねることができます。
カジノの必勝法には短時間で大きな利益を狙う手法もありますが、ピラミッド法はその対極に位置する手法で、資金がパンクするリスクを抑えながら投資感覚で利益を出していきたい人におすすめの手法です。
勝率約50%&2倍配当のカジノゲームで使える
ピラミッド法は、勝率が約50%で2倍配当のカジノゲームに使えます。
ピラミッド法を使える主なカジノゲーム
- バカラ
- ルーレット(赤・黒賭け、奇数・偶数賭け、ハイ・ロー賭け)
- ブラックジャック
- ドラゴンタイガー
- シックボー
- アンダルバハールなど
バカラはバンカーベットで勝利した場合の配当が1.95倍なので、ダランベール法を使った場合には利益が若干変わります。
確実に2倍配当を取りたいならプレイヤーだけにベットする、またはバンカーの配当が2倍のノーコミッションバカラ(手数料なしバカラ)がおすすめです。
ルーレットは2倍配当のみに有効で、3倍配当のダズンベット・コラムベットには使えません。
ブラックジャックはバカラやルーレットより勝率がやや低く、ダブルやスプリットを使って還元率を上げていくゲームなので、ダランベール法との相性はやや良いといった感じです。
その他にドラゴンタイガーやシックボー、インドで発祥したアンダルバハールなど、2倍配当のゲームならダランベール法を使えます。
最も相性が良いのは独立事象ゲームの「ルーレット」
ピラミッド法と最も相性が良いのは、独立事象ゲームのルーレットです。
独立事象とは、前のゲーム結果が次のゲーム結果に影響しないゲームのことで、ルーレットは毎ゲーム出目の抽選がランダムに行われるので独立事象に分類されます。
一方、バカラやブラックジャックのようなカードゲームは従属事象に分類されます。
その理由は、1度使ったカードはシューの交換まで再利用されないので、残っているカードに偏りが生じた場合、勝敗に影響を及ぼす可能性があるからです。
とはいえ、その差はわずかなので、バカラやブラックジャックでもピラミッド法を使うことはできます。
あくまでも、ルーレットの方がダランベール法と相性が良い、ということを覚えておいてください。
ピラミッド法(ダランベール法)の基本的な賭け方
それでは、ピラミッド法(ダランベール法)の基本的な賭け方について解説していきます。
1. 初回賭け金と勝敗後の増減単位を決める
まず初回賭け金と勝敗後の増減単位を決めます。
賭け金と増減単位はあまり大きくしすぎず、確実にセットを完了して細かく利益を積み重ねていくのがピラミッド法を成功させるコツです。
ここでは初回賭け金を5ドル、勝敗後の増減単位を1ドルとして進めていきます。
金額を設定したら、1ゲーム目は初回賭け金をベットします。
勝った場合と負けた場合で2ゲーム目以降のベット額が変わるので、順番に見ていきましょう。
2-A. 勝ち:賭け金を1単位減らす
ピラミッド法では、勝った場合は賭け金を1単位減らします。
初回賭け金が5ドルで勝敗後の増減単位が1ドルだった場合、1ゲーム目に勝つと賭け金を1単位減らすので2ゲーム目の賭け金は4ドルです。
2ゲーム目以降も同様に、勝った場合は賭け金を3ドル→2ドルと1単位ずつ減らしていきます。
2-B. 負け:賭け金を1単位増やす
負けた場合は、賭け金を1単位に増やします。
上記の場合だと、5ドルをベットして負けたら次のゲームの賭け金は6ドル、それ以降も7ドル→8ドルと1単位ずつ賭け金を増やします。
3. 連勝して賭け金が0になった場合の進め方
ピラミッド法を使い、順調に連勝を重ねると賭け金が0になります。
賭け金が0になった場合の進め方は、以下の2種類があります。
パターン1. 前ゲームの賭け金と同額を賭ける
1つ目の進め方は、賭け金を0にせず前ゲームの賭け金1ドルを賭ける、というやり方です。
上記では5ゲーム目に賭け金1ドルを賭けて勝利しましたが、賭け金を0にせず6ゲーム目に1ドルを賭けています。
この要領で、賭け金が1ドルで勝ったら次のゲームも1ドルを賭ける、負けたらルール通りに1ドルを増やして次のゲームに2ドルを賭けるという手順を繰り返していきます。
このやり方は損失を抑えられますが、連勝しても利益が少ない点がデメリットです。
パターン2. 攻略法をリセットして、初回ベット額を賭ける
2つ目の進め方は、賭け金が0になったらピラミッド法をリセットして初回ベット額を賭ける、というやり方です。
上記では、5ゲーム目に賭け金1ドルで勝利して0になったので、6ゲーム目はリセットして最初の5ドルからスタートしています。
どちらの方法を使ってもかまいませんが、「リスクを極力抑えて運用したい」という人は前ゲームの賭け金と同額を賭ける方法、「連勝中の利益を大きくしたい」という人は賭け金をリセットして初回ベット額を賭ける方法がおすすめです。
勝ち負けの結果によって賭け金を変えるだけでいいんですね!
その通り!とてもシンプルなのでリンもすぐに使いこなせますよ!
ピラミッド法(ダランベール法)の実践シミュレーション
ルーレット | ヨーロピアンルーレット |
---|---|
賭け方 | 赤・黒賭け |
初回賭け金 | 5ドル |
勝敗後の増減単位 | 1ドル |
ピラミッド法の使い方に関しては、特に問題ないかと思います。
それではカジノゲームを使って、ピラミッド法の実践シミュレーションを行ってみましょう。
ピラミッド法は勝率約50%で2倍配当の賭け方に有効なので、今回はヨーロピアンルーレットの赤・黒賭けで実践します。
初回賭け金は5ドルで、勝敗後の増減単位は1ドルです。
1ゲーム目
ゲーム数 | 1ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 5ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +5ドル |
1ゲーム目は、初回賭け金の5ドルを黒にベットして勝利しました。
10ドルが払い戻されたので、累計損益は+5ドルです。
2ゲーム目
ゲーム数 | 2ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 4ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +9ドル |
1ゲーム目に5ドルをベットして勝利したので、2ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた4ドルです。
結果は黒が出て勝利したので、8ドルが払い戻されました。
現在の累計損益は+9ドルです。
3ゲーム目
ゲーム数 | 3ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 3ドル |
勝敗 | 負け |
累計損益 | +6ドル |
2ゲーム目に4ドルをベットして勝利したので、3ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた3ドルです。
3ドルを赤にベットして負けたので、賭け金が没収されました。
現在の累計損益は+6ドルです。
4ゲーム目
ゲーム数 | 4ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 4ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +10ドル |
3ゲーム目に3ドルをベットして負けたので、4ゲーム目の賭け金は1ドルを足した4ドルです。
4ドルを黒に賭けて勝利したので、8ドルが払い戻されました。
現在の累計損益は+10ドルです。
5ゲーム目
ゲーム数 | 5ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 3ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +13ドル |
4ゲーム目に4ドルをベットして勝利したので、5ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた3ドルです。
3ドルを黒に賭けて勝利したので、6ドルが払い戻されました。
現在の累計損益は13ドルです。
6ゲーム目
ゲーム数 | 6ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 2ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +15ドル |
5ゲーム目に3ドルをベットして勝利したので、6ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた2ドルです。
2ドルを黒に賭けて勝利したので、4ドルが払い戻されました。
現在の累計損益は15ドルです。
7ゲーム目
ゲーム数 | 7ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 1ドル |
勝敗 | 負け |
累計損益 | +14ドル |
6ゲーム目に2ドルをベットして勝利したので、7ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた1ドルです。
1ドルを黒に賭けて負けたので、賭け金が没収されました。
現在の累計損益は+14ドルです。
8ゲーム目
ゲーム数 | 8ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 2ドル |
勝敗 | 勝ち |
累計損益 | +16ドル |
7ゲーム目に1ドルをベットして負けたので、8ゲーム目の賭け金は1ドルを足した2ドルです。
2ドルを黒に賭けて勝利したので、4ドルが払い戻されました。
現在の累計損益は+16ドルです。
9ゲーム目
ゲーム数 | 9ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 1ドル |
勝敗 | 負け |
累計損益 | +15ドル |
8ゲーム目に2ドルをベットして勝利したので、9ゲーム目の賭け金は1ドルを引いた1ドルです。
1ドルを黒に賭けて負けたので、賭け金が没収されました。
現在の累計損益は+15ドルです。
10ゲーム目
ゲーム数 | 10ゲーム目 |
---|---|
賭け金 | 2ドル |
勝敗 | 負け |
累計損益 | +13ドル |
9ゲーム目に1ドルをベットして負けたので、10ゲーム目の賭け金は1ドルを足した2ドルです。
2ドルを黒に賭けて負けたので、賭け金が没収されました。
現在の累計損益は+13ドルです。
これで10ゲームをプレイしたので、実践シミュレーションを終了します。
ピラミッド法(ダランベール法)の実践結果
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 勝ち | +9ドル |
3 | 3ドル | 負け | +6ドル |
4 | 4ドル | 勝ち | +10ドル |
5 | 3ドル | 勝ち | +13ドル |
6 | 2ドル | 勝ち | +15ドル |
7 | 1ドル | 負け | +14ドル |
8 | 2ドル | 勝ち | +16ドル |
9 | 1ドル | 負け | +15ドル |
10 | 2ドル | 負け | +13ドル |
ピラミッド法を使った10ゲームの実践結果をまとめました。
5ドルスタートで6勝4敗と勝ち越しながら、8ドルの利益が出ています。
最後に2連敗で終わりましたが、ピラミッド法は連敗時の賭け金の増え方が緩やかなので、資金がパンクするリスクは比較的小さめです。
また、今回は賭け金を0にできませんでしたが、賭け金が0になったときに「前ゲームの賭け金と同額を賭ける」「賭け金をリセットして初回賭け金に戻る」のどちらを選ぶかによって利益と損失が変わってきます。
ピラミッド法(ダランベール法)のメリット
ピラミッド法(ダランベール法)の特徴や使い方などは理解できたかと思います。
ここでは、ピラミッド法の大きなメリットを3つにまとめました。
使い方がシンプルで実践しやすい
ピラミッド法は、使い方がシンプルで実践しやすい点がメリットです。
初回賭け金と増減額を決めれば、後はルールにしたがってベット額を上げ下げすればいいだけなので、初心者の方もすぐに理解できるでしょう。
カジノの必勝法の中には、メモ帳や数列を用いたり、複雑な計算を必要とする手法がありますが、そのような手法は覚えるのが大変ですし、賭け金を間違えると手法の効果がなくなる可能性があります。
また、リアルカジノではメモ帳や電卓などの持ち込みが禁止されている場合が多く、複雑な手法だとせっかく覚えてもカジノで使うことができません。
ピラミッド法はシンプルな手法なので、オンラインカジノだけでなくリアルカジノでも使えます。
勝率5割でも利益を出すことができる
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 負け | +1ドル |
3 | 5ドル | 負け | -4ドル |
4 | 6ドル | 勝ち | +2ドル |
5 | 5ドル | 負け | -3ドル |
6 | 6ドル | 勝ち | +3ドル |
7 | 5ドル | 勝ち | +8ドル |
8 | 4ドル | 負け | +4ドル |
9 | 5ドル | 負け | -1ドル |
10 | 6ドル | 勝ち | +5ドル |
上記は、ピラミッド法を10ゲーム実践した場合のシミュレーションです。
10ゲームで5勝5敗ですが、5ドルの利益が出ているのをご確認ください。
ピラミッド法では勝った次のゲームで賭け金を下げて、負けた次のゲームで賭け金を上げます。
したがって、勝ちと負けが拮抗する展開では、勝ちゲームのベット額が大きくなりやすい、負けゲームのベット額が小さくなりやすい、という特徴があり勝率5割でも利益を出すことができるのです。
ピラミッド法は勝率50%のゲームに有効なので、このようなケースがよく出てきます。
ピラミッド法を使えばルーレットやバカラなど、勝率約50%のゲームでコツコツと利益を残していくことが可能です。
条件を満たせば負け越した時でも利益を残せる可能性がある
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 負け | -5ドル |
2 | 10ドル | 勝ち | +5ドル |
3 | 5ドル | 負け | 0 |
4 | 10ドル | 勝ち | +10ドル |
5 | 5ドル | 負け | +5ドル |
6 | 10ドル | 勝ち | +15ドル |
7 | 5ドル | 負け | +10ドル |
8 | 10ドル | 負け | 0 |
9 | 5ドル | 負け | -5ドル |
10 | 10ドル | 勝ち | +5ドル |
ピラミッド法では、賭け金と増減額を同じにしておけば、勝率50%以下でも利益を残せる可能性があります。
上記は初回賭け金と増減額を5ドルにした場合のシミュレーションですが、10ゲームで4勝6敗にもかかわらず、5ドルの利益が出ています。
ただし、上限額が賭け金と同じ5ドルなので、大きく連敗すると損失が膨らむ点に注意が必要です。
軍資金がそれほど多くない人が賭け金と増減額を同額にする場合は、事前に「どれぐらいの負け越しなら耐えられるか」をシミュレーションしておくようにしましょう。
ピラミッド法(ダランベール法)のデメリット
次に、ピラミッド法(ダランベール法)のデメリットを解説します。
メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
連勝しても大きな利益は期待できない
ピラミッド法は損失を抑えることに重点を置いた守備的な手法なので、連勝してもそれほど大きな利益は期待できません。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 勝ち | +9ドル |
3 | 3ドル | 勝ち | +12ドル |
4 | 2ドル | 勝ち | +14ドル |
5 | 1ドル | 勝ち | +15ドル |
6 | 1ドル | 勝ち | +16ドル |
7 | 1ドル | 勝ち | +17ドル |
8 | 1ドル | 勝ち | +18ドル |
9 | 1ドル | 勝ち | +19ドル |
10 | 1ドル | 勝ち | +20ドル |
上記は初回賭け金を1ドル、増減額を1ドルで10連勝した場合の損益です。
10連勝しても20ドルの利益しか出ていません。
パーレー法のような連勝時に大きな利益を出す手法を好む人にとっては、この数字は物足りないと思うでしょう。
このように賭け金が0になった時に1ドルを賭け続けるパターンでは、せっかく連勝しても大きな利益を出せません。
次に賭け金が0になった時、初回ベット額に戻るパターンではどうなるか見てみましょう。
▼賭け金が0になった時、初回ベット額に戻るパターン
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 勝ち | +9ドル |
3 | 3ドル | 勝ち | +12ドル |
4 | 2ドル | 勝ち | +14ドル |
5 | 1ドル | 勝ち | +15ドル |
6 | 5ドル | 勝ち | +20ドル |
7 | 4ドル | 勝ち | +24ドル |
8 | 3ドル | 勝ち | +27ドル |
9 | 2ドル | 勝ち | +29ドル |
10 | 1ドル | 勝ち | +30ドル |
上記は、5連勝で初回賭け金が0になったので、賭け金をリセットして6ゲーム目から再び5ドルでスタートした場合のシミュレーションです。
このパターンだと10連勝で30ドルの利益が出ていますが、それでも大きな利益とはいえませんね。
このように、損失を抑えることに重点を置いているピラミッド法では、攻撃的な必勝法のように連勝時の利益を大きく伸ばすことは期待できません。
連敗が続くと賭け金が大きくなる
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 負け | -5ドル |
2 | 6ドル | 負け | -11ドル |
3 | 7ドル | 負け | -18ドル |
4 | 8ドル | 負け | -26ドル |
5 | 9ドル | 負け | -35ドル |
6 | 10ドル | 負け | -45ドル |
7 | 11ドル | 負け | -56ドル |
8 | 12ドル | 負け | -68ドル |
9 | 13ドル | 負け | -81ドル |
10 | 14ドル | 負け | -95ドル |
上記は、初回賭け金5ドル、増減額1ドルで10連敗した場合のシミュレーションです。
ピラミッド法では負けた次のゲームで増減額を追加するため、連敗が続くと賭け金が大きくなり、10連敗では95ドルの損失が出ています。
これは極端な例ですが、ルーレットやバカラを長くプレイしていると、これに近い連敗は必ず何度か経験します。
このような状況で大切な資金を守るためには、初回賭け金と増減額をあまり大きくしすぎないことが重要です。
ただし10連敗で-100ドルというのは他の守備的な手法と比較すると、まだ損失が少ないともいえます。
守備的な手法の代表格であるマーチンゲール法なら、初回賭け金1ドルで10連敗すると1,000ドル以上の損失が出ますし、他の手法も100ドル以上の損失がでるものが多いです。
いずれにせよ、資金の少ない人がピラミッド法を使う場合は、あらかじめ損切りラインを決めておいた方がいいでしょう。
欲張りすぎず冷静に判断できるかが勝利のカギですよ!
わかりました!
ピラミッド法(ダランベール法)を使用する際の注意点
ここまで、ピラミッド法(ダランベール法)の使い方やメリット・デメリットを見てきましたが、それらを踏まえて実戦で使用する際の注意点を解説します。
連勝時や連敗時の損益をチェックしておく
ピラミッド法を使用する際は、事前に連勝時や連敗時の損益をチェックしておくことが必要です。
ピラミッド法で想定される様々な展開と注意点などを見ていきましょう。
勝ち負けが交互に続く場合
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 負け | +1ドル |
3 | 5ドル | 勝ち | +6ドル |
4 | 4ドル | 負け | +2ドル |
5 | 5ドル | 勝ち | +7ドル |
6 | 4ドル | 負け | +3ドル |
7 | 5ドル | 勝ち | +8ドル |
8 | 4ドル | 負け | +4ドル |
9 | 5ドル | 勝ち | +9ドル |
10 | 4ドル | 負け | +5ドル |
上記は1勝1敗を5回、計10ゲームプレイした場合です。
ピラミッド法では、勝ち負けが交互に続く場合は利益が出ます。
勝率5割でも5ドルの利益が出ているのは素晴らしいですね。
これは、ピラミッド法では勝った次のゲームで賭け金を下げ、負けた次のゲームで賭け金を上げるため、賭け金の大きなゲームで勝って、賭け金の小さなゲームで負けるを繰り返すためです。
勝率50%のカジノゲームでは、1勝1敗のように勝ちと負けが拮抗する展開はよく出てくるので、そのような場面ではピラミッド法のメリットを生かせます。
5連敗後に5連勝した場合
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 負け | -5ドル |
2 | 6ドル | 負け | -11ドル |
3 | 7ドル | 負け | -18ドル |
4 | 8ドル | 負け | -26ドル |
5 | 9ドル | 負け | -35ドル |
6 | 10ドル | 勝ち | -25ドル |
7 | 9ドル | 勝ち | -16ドル |
8 | 8ドル | 勝ち | -8ドル |
9 | 7ドル | 勝ち | -1ドル |
10 | 6ドル | 勝ち | +5ドル |
上記は、5連敗後に5連勝した場合です。
こちらも10ゲームで5ドルの利益が出ています。
ピラミッド法は5連敗しても賭け金が1ドルずつしか増えていかないので、精神的にもそれほど追い詰められることなくプレイできる点もメリットです。
欲をいえば、連勝時の利益がもう少し多ければいいのですが、勝率5割でしっかりと利益を出せている点は評価すべきでしょう。
5連勝後に5連敗した場合
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 勝ち | +9ドル |
3 | 3ドル | 勝ち | +12ドル |
4 | 2ドル | 勝ち | +14ドル |
5 | 1ドル | 勝ち | +15ドル |
6 | 5ドル | 負け | +10ドル |
7 | 6ドル | 負け | +4ドル |
8 | 7ドル | 負け | -3ドル |
9 | 8ドル | 負け | -11ドル |
10 | 9ドル | 負け | -20ドル |
上記は、5連勝後に5連敗した場合です。
こちらは、勝率5割にも関わらず-20ドルの損失が出ています。
これはピラミッド法は勝った次のゲームで賭け金を下げるため、連勝時の利益が少なく、負けた次のゲームで賭け金を上げるため、連敗時の損失が大きくなることが理由です。
ちなみに上記では5連勝で賭け金が0になったので、6ゲーム目に賭け金をリセットしていますが、前ゲームと同じ賭け金=1ドルにしていたら+1になります。
したがって「連勝時の利益が小さくてもいいので、安全に資金を運用したい」という人は、賭け金が0になったら前ゲームと同額を賭ける方法を選ぶといいでしょう。
このような展開になった場合は、無理して粘らずに損切りしたり、他の必勝法へ切り替えることを検討した方がいいでしょう。
7連敗後に3連勝した場合
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 負け | -5ドル |
2 | 6ドル | 負け | -11ドル |
3 | 7ドル | 負け | -18ドル |
4 | 8ドル | 負け | -26ドル |
5 | 9ドル | 負け | -35ドル |
6 | 10ドル | 負け | -45ドル |
7 | 11ドル | 負け | -56ドル |
8 | 12ドル | 勝ち | -44ドル |
9 | 11ドル | 勝ち | -33ドル |
10 | 10ドル | 勝ち | -23ドル |
上記は、7連敗後に3連勝した場合です。
さすがにここまで勝率が悪いとピラミッド法では利益を出すことはできません。
マーチンゲール法なら利益を出せますが、初回賭け金が5ドルで7連敗すると5→10→20→40→80→160→320と賭け金が跳ね上がるため、リアルマネーでは怖くて使えない人がほとんどでしょう。
上で解説したように、ピラミッド法は負けた次のゲームで賭け金を上げるので、スタートから大きく連敗すると損失を回収するのが難しくなります。
このような展開になったら早めに損切りするか、長期戦を覚悟して少しずつ損失を回収していく方法のどちらかを選ぶことになります。
7連勝後に3連敗した場合
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 5ドル | 勝ち | +5ドル |
2 | 4ドル | 勝ち | +9ドル |
3 | 3ドル | 勝ち | +12ドル |
4 | 2ドル | 勝ち | +14ドル |
5 | 1ドル | 勝ち | +15ドル |
6 | 5ドル | 勝ち | +20ドル |
7 | 4ドル | 勝ち | +24ドル |
8 | 3ドル | 負け | +21ドル |
9 | 4ドル | 負け | +17ドル |
10 | 5ドル | 負け | +12ドル |
逆に7連勝後に3連敗した場合はしっかりと利益を残せています。
初回賭け金を5ドル、増減額を1ドルにしているので、5連勝で賭け金が0になり、6ゲーム目は初回賭け金の5ドルから再スタートしています。
最後の3連敗で利益を減らしていますが、スタートから連勝して損益がプラスの状態だと精神的にも楽ですね。
ここまで、連勝時や連敗時の損益について見てきました。
100%完璧な必勝法はないので、ピラミッド法にもデメリットはありますが、どのパターンでも資金がなくなるほどの損失は出ないことがお分かりいただけたかと思います。
ゲームのやめどきは必ず決めておく
▼ヨーロピアンルーレットの赤・黒賭けの連勝確率
ゲーム数 | 連勝確率 |
---|---|
1 | 約48.6% |
2 | 約23.6% |
3 | 約11.4% |
4 | 約5.5% |
5 | 約2.7% |
6 | 約1.3% |
7 | 約0.6% |
8 | 約0.3% |
9 | 約0.1% |
10 | 約0.07% |
ダランベール法を使う場合は、ゲームのやめどきを必ず決めておくようにしましょう。
上記はヨーロピアンルーレットの赤・黒賭けの連勝確率です。
これを見ると、6連勝の確率が約1.3%なので100回に1回程度で、7連勝の確率は1%を切っています。
連勝して賭け金が0になった場合は、あまり欲張らず勝ち逃げでしっかりと利益を残すことも考えておきましょう。
具体的には、賭け金が0になったらリセットして初回賭け金からスタートしている人でも、5連勝や6連勝などで一気に賭け金が0になった時は、次に負ける確率が高いので前ゲームと同額を賭ける、といった戦略が考えられます。
初回賭け金を上げる場合はテーブルリミットを確認する
ダランベール法の初回賭け金と増減額は自由に設定できますが、必ずテーブルリミットを確認するようにしましょう。
テーブルリミットとは賭け金の上限額のことで、各ゲーム・各テーブルごとに決められています。
ピラミッド法は連敗時の賭け金の増加が緩やかですが、勝敗後の増減額を高めに設定すると、長期戦になった時にテーブルリミットに達してしまう可能性があるので注意が必要です。
たとえ資金が十分残っていても、上限額に達するとそれ以上の金額はベットできないので、その時点で負けが決まってしまいます。
ピラミッド法を使う場合は、1度に大きな利益を狙うのではなく、数回に分けてコツコツと利益を積み重ねるやり方がおすすめです。
たとえば、目標利益額が100ドルなら、10ドルを10回または20ドルを5回というように、トータルでの利益を考えた方が成功率が高くなります。
ピラミッド法(ダランベール法)で勝てない時の対処法
ピラミッド法は優秀な手法ですが、 実戦で使っているとなかなか勝てないという状況もありえます。
ここでは、ピラミッド法で勝てない時の対処法を紹介します。
初回賭け金を変える
「何度か連勝しているのに資金が増えない」という人は、初回賭け金を大きくすることをおすすめします。
ピラミッド法の標準的な初回賭け金は5ドルですが、ルーレットの赤・黒賭けやバカラでは5連勝はそれほど珍しくありません。
賭け金が0になった時に1ドルを賭け続けていると、連勝してもそれほど利益が残らず、連敗時の損失分をカバーできない可能性があります。
そのような負けパターンが多い人は、初回賭け金を10ドルにして、賭け金が0になったら最初へ戻る、というやり方がおすすめです。
これなら勝ちが先行する展開でしっかりと利益を残せますし、賭け金が0になった時に1ドルを賭けるのではなく再び10ドルからスタートすることで、連勝した時の利益を大きくすることが可能です。
ただしやみくもに初回賭け金を上げるのはリスクが高いので、最大でも資金の1~2%に収まるようにするのが理想的です。
状況に合わせて勝敗後の増減単位を調整する
賭け金を上げるだけでなく、勝敗後の増減単位を調整するのも有効です。
たとえば、初回賭け金は1ドルのままで増減単位を3ドルにすると、連勝中の利益を増やすことができます。
ピラミッド法の弱点は連勝時の利益があまり大きくない点なので、「連勝回数は多いのに資金があまり増えない」という人は、増減額をあげて試してみるといいでしょう。
ただし、増減単位を上げると連敗時の損失も大きくなるので、軍資金に合わせて金額を調整してください。
また、テーブルによってはベット額の上限(テーブルリミット)が低い場合があるので、事前に確認することも忘れないようにしましょう。
ピラミッド法(ダランベール法)を使うならこのオンラインカジノがおすすめ!
ピラミッド法(ダランベール法)で利益を上げるためには、ルーレットやバカラなど2倍配当のゲームが充実しているオンラインカジノを選ぶことが重要です。
ここでは、カジノゲームは充実しているだけでなく、お得なボーナスやライブカジノを対象とした賞金付きトーナメントを開催しているオンラインカジノを厳選しました。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノは2012年に日本市場へ参入を果たし、多くの日本人ユーザーから高い人気を獲得しているオンラインカジノです。
ベラジョンカジノの特徴
- 最大1,000ドル相当のウェルカムボーナスをもらえる
- ボーナスの出金条件がプレイヤーに有利な分離型
- 「花路野三丁目」という専用ライブスタジオを設置している
- プレイ中にジャックポットが当たるプレイジャンボをリリース
- ライブカジノの高額賞金トーナメントを常時開催している
ベラジョンカジノでは、初回~3回目の入金で最大950ドルの入金ボーナスとスロットやテーブルゲーム、ライブカジノのスピンクレジット50ドルをもらえます。
スピンクレジットは3回目の入金日から10日間連続で付与されるので、必ず毎日ログインして受け取るようにしましょう。
ベラジョンカジノのボーナスはキャッシュとボーナスに分かれた分離型で、キャッシュ分で利益が出るとボーナスの賭け条件を満たさなくても出金可能です。
また、ライブカジノ業界最大手のEvolution Gamingと提携して「花路野三丁目」という専用ライブスタジオを設置しており、日本人ディーラーを相手にバカラやルーレット、ブラックジャックをプレイできます。
遊雅堂
遊雅堂は2021年にベラジョンカジノの姉妹サイトとしてオープンしたオンラインカジノ&ブックメーカーです。
遊雅堂の特徴
- 総額10万円以上のウェルカムボーナスをもらえる
- 初回入金ボーナスはスロットとライブカジノから選択可能
- サイト内通貨を日本円に設定できる
- スポーツベットのプロモーションが豊富
- 遊べば遊ぶほどお得なマイレージプログラム
遊雅堂では初回~3回目の入金で総額10万円以上のウェルカムボーナスを受け取れます。
初回入金ボーナスはスロット(最大50,000円・100%)とライブカジノ(最大25,000円・100%)から選べるので、ダランベール法を使いたい人はライブカジノの入金ボーナスがおすすめです。
また、遊雅堂は系列のベラジョンカジノにはないスポーツベットを併設しており、日本人選手が多数活躍している海外サッカーや野球のMLB、バスケのNBA、さらに日本のプロ野球(NPB)やJリーグ、RIZINなどの試合に賭けることができます。
現在は、初回入金後に2,000円以上のベットを行うとフリーベット10,000円分をもらえるキャンペーンを行っているので、スポーツベットに興味がある方はこの機会にぜひお試しください。
その他のカジノゲームも充実しており、大手プロバイダから新作ゲームがリリースされた際は先行配信されることが多いので、スロット好きな方はチェックするようにしましょう。
新クイーンカジノ
新クイーンカジノは、豪華なボーナスやプロモーションが好評だったクイーンカジノが、2023年に大幅リニューアルしたオンラインカジノ&ブックメーカーです。
新クイーンカジノの特徴
- 88ドル+無料スピン88回の入金不要ボーナスがある
- 最大1,800ドルのウェルカムボーナスをもらえる
- パチスロ・パチンコ実機をプレイできる
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- ロイヤリティクラブ(VIPプログラム)の特典が豪華
当サイトから新クイーンカジノへ登録すると、88ドル+無料スピン88回というお得な入金不要ボーナスをもらえます。
登録後のボーナスやプロモーションも豊富で、初回~3回目の入金でもらえるウェルカムボーナスの最大額は1,800ドルと業界最高レベルです。
また、通常時もバカラジャックポット、高額賞金トーナメントなどのイベントを開催しており、ロイヤリティクラブ(VIPプログラム)のボーナスやキャッシュバックも充実しています。
ゲームのラインナップも豪華で、スロット・ライブカジノ・パチンコ・パチスロ・スポーツベット・シューティングゲーム・オンライン麻雀とあらゆるギャンブルを1つのサイトで楽しめます。
まとめ
今回は守備力に優れたピラミッド法(ダランベール法)を紹介してきました。
ピラミッド法は低リスクで利益を積み上げることができるため、長期戦でじっくりと稼ぎたい人におすすめの必勝法です。
連勝時の利益があまり大きくない、といったデメリットはありますが、初回賭け金や増減額を調整することで様々な戦略が可能になります。
また、遊雅堂のようにライブカジノ専門の入金ボーナスがあるオンラインカジノを使えば、軍資金を増やした状態でピラミッド法を使えますよ。